本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784167903374
作品紹介・あらすじ
本格ミステリと魔法使いのまさかの融合!
殺人現場に現れる謎の少女は魔法使い!? ドM刑事とタッグで事件を解決。ユーモアミステリの旗手が贈るシリーズ第一弾。四篇収録。
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
本作は、本格ミステリと魔法の要素が絶妙に融合した作品で、倒叙形式を採用しているため、読者は早い段階で犯人を知ることになります。魔法使いの少女マリィとドM刑事小山田がタッグを組み、ユーモアを交えながら事...
感想・レビュー・書評
-
古畑任三郎のような倒叙モノであるが、そこに魔法つかいというファンタジー要素を組み合わせた異色作。魔法が使えるものの推理はあくまでも自供がメインであるところがミステリー小説らしいところであると感じた。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
魔法使いマリィも、ドM刑事小山田くんも、惚れっぽい『椿姫』警部も、「ドナドナ」の仔牛のような若杉くんも、登場人物がみんなクセ強で可愛いですね。
倒叙によって読者は先に犯人を知り、マリィの魔法で小山田くんが知るというだけならコメディかファンタジーですが、そこから小山田くんの推理が動かぬ証拠を見つけ出すのですから、本格ミステリの楽しさをしっかり味わえました。 -
東川さんの文体は本当に読みやすい!
題名通り、魔法使いが出てきます。が、魔法で解決!といったわけではありません。
倒叙ミステリーのため、探偵役の小山田刑も魔法少女の力をもって犯人が最初にわかっている点から進みます。この点は確かにちょっとチートですね。。。笑
小山田のキャラクターやその周りの人たちもちょっと癖ありですが、さくさく読めちゃいます。軽いミステリーのため気楽に読んでもらえるかと思います! -
東川作品はシリーズによってミステリの核となるパターンを変えているのですが、今シリーズでは「倒叙もの」です。しかもそこに「魔法使い」を加えるという変化球。もちろん本格ミステリとしてロジックで勝負しているので、魔法で解決はしません。倒叙ものではコロンボにしろ古畑にしろ、この人が犯人だと決めた上で犯人のミスを探すようなところがあり、その直感力が魔法じみて感じることがあります。(理由が説明されているとしても)そこでその魔法じみた部分を本当に魔法でやっているんですよね。魔法で犯人を確定してから、証拠やミスを探す。なるほどその手があったかと膝を打ちました。
本格ミステリとしてのネタは使い古されたものでも、見せ方次第で新たなパターンを生み出せる。その手腕が素敵です。そこにはキャラクターの名前の色付けと細かいギャグの応酬という、これまた東川作品お馴染みの味付けがなされて、より楽しめます。 -
東川篤哉の連作ミステリ作品集『魔法使いは完全犯罪の夢を見るか?』を読みました。
東川篤哉の作品は、6月に読んだ『探偵部への挑戦状 放課後はミステリーとともに』以来ですね。
-----story-------------
ユーモアミステリーの旗手、東川篤哉の最新作は、なんと魔法使いもの!
刑事との愉快な掛け合いと、魅力的な謎が詰まった中編集。
『謎解きはディナーのあとで』が本屋大賞を受賞した東川篤哉さん。
お待ちかねの新シリーズは、なんと本格ミステリーと魔法の融合!?
八王子市警の椿木警部と小山田刑事が殺人事件の現場に赴くと、なぜかそこにはいつも、三つ編みに紺のワンピースの美少女が。
屋敷で働くお手伝いさんの彼女は、「私には犯人が判る」と証言するのだが……。
家具や家電がさかさまになった事件現場の謎を解く「魔法使いとさかさまの部屋」。
体力自慢の犯人が、その馬鹿力を活かして犯行を遂げる「魔法使いと失くしたボタン」。
物まね芸人が自らの信念をかけたトリックを仕掛ける「魔法使いと二つの署名」。
野球選手が、自分に瓜二つの人間を使ってアリバイをつくる「魔法使いと代打男のアリバイ」。
本格ミステリーと魔法の融合をたっぷり楽しめる、中篇4作を収録。
-----------------------
文藝春秋が発行する月刊娯楽小説誌『オール讀物』及び、その増刊誌『オールスイリ』に2011年(平成23年)から2012年(平成24年)にかけて連載され、2012年(平成24年)に刊行された作品……倒叙ミステリで、魔法使いのマリィが魔法で犯人を指名し、ある特殊な趣味を持つ八王子市警の刑事・小山田聡介が証拠集めに駆けずり回るという展開の魔法使いマリィシリーズの第1作です。
■魔法使いといかさまの部屋
■魔法使いと失くしたボタン
■魔法使いと二つの署名
■魔法使いと代打男のアリバイ
■解説 魔法使いになりたかった! 中江有里
本格ミステリと魔法使いのまさかの融合! 殺人現場に現れる謎の少女は魔法使い!? ドM刑事とタッグで事件を解決……ユーモアミステリの旗手が贈るシリーズ第1弾、、、
若手刑事・小山田聡介は『八王子署の椿姫』こと椿木綾乃警部(39歳独身)に蹴られることをこの上ない楽しみとするドMの(実は)キレ者……彼がおもむく殺人現場にたびたび現れる謎の「家政婦」美少女の正体は、実は魔法使い「マリィ」―。
本格ミステリと魔法がまさかの融合を遂げた、驚愕の新シリーズ第1弾! ミステリ界に新たに生まれた名コンビが、読者を本格ミステリの世界にご案内します。
倒叙ミステリと魔法が融合した、独特の魅力を持ったユーモアミステリでしたね……面白かったです、、、
読む前には、魔法とか、魔女とか……ファンタジー色が強くて、ミステリ色が弱いとイヤだなぁ と思っていたのですが、その心配は杞憂でしたねー 東川篤哉作品らしい、テンポの良い展開とユーモアと本格のバランスも絶妙で、クセになる面白さでした。
個人的には、、、
パトリシア・ハイスミス原作で、ルネ・クレマン監督がアラン・ドロン主演で映画化した『太陽がいっぱい』のあのシーンを思い起こさせる『魔法使いと二つの署名』、
プロ野球を題材にした作品で、スポーツ新聞が事件解決の鍵となる『魔法使いと代打男のアリバイ』、
が印象に残りましたね……どの作品も面白かったですけどね。
最終話で魔法使いのマリィが小山田刑事の自宅でお手伝いとして雇われることになったので、本シリーズは益々面白くなりそうです……次作以降もぜひぜひ読んでみたいですね。 -
読みやすい。
けど、いや、いやいやいや、そんなんで解決はないでしょ。というのは、かなりあると言うかそれしかないと言うか。 -
東川敦也の推理小説。
魔法使いがヒントを教えてくれるという画期的な内容で面白かった。 -
オムニバス4本。いずれも、犯人がはっきりした事件から始まり、刑事が事件を解き明かして行くストーリー。ひとつ他のミステリーと違うのは、そこに何故かどこから来たのかすら分からない魔法使いが絡んでくる事。事件の解決こそには魔法の力は使わないが、犯人の炙り出しに魔法が使われて、犯人はなんでこんな事になんで思いながら逮捕されて行く。いずれの犯人もアリバイ作りをきっちり行なっていて、その抜け道を探して行くのが面白い。
-
-
★「どれ、どれ!? どの魔法が役に立った!?」(p.312)
倒叙系ミステリ。魔女のマリィさんは家政婦としてあちこちで雇われ事件に遭遇し魔法で解決のきっかけをつくり刑事の聡介くんに手柄をもたらす。ぼくらの世界では魔法で事件解決までもってけず作品の愛嬌って感じです。が、それこそが読む楽しみでもあるでしょう。マリィさんを除いたらけっこう普通かも。
なんとなく筒井康隆さんの『家族八景』を思い出しましたけどシリーズ化しても魔法バトルや神との対決はなさそう?
【一行目】「殺しなら撲殺がいちばんだ。それが最も簡単だし、時間も掛からない」
▼魔女の家政婦さんについての簡単なメモ
【泉田健三/いずみだ・けんぞう】ビリーズブートキャンプのパチもんで稼いでいる。
【小山田聡介/おやまだ・そうすけ】→聡介
【神山瑞穂/かみやま・みずほ】村瀬修一とつきあっていたが捨てられ自殺した。のかもしれない。
【木崎俊夫/きざき・としお】菅原武彦とよく似ている。
【紺野俊之/こんの・としゆき】脚本家のようだ。南源次郎のスタッフのひとり。佐和子の不倫相手。
【脂肪熱】《それは、ダイエットに励む女性が無駄な脂肪を燃焼させようとして、無駄な努力を重ねる際に身体全体から発する、じっとりと生暖かく殺気立った熱の俗称である。》p.89
【白坂昭雄/しらさか・あきお】関東スポーツのベテラン記者。
【菅原武彦/すがわら・たけひこ】多摩川ホームズの代打男。プロ入り十八年目のベテラン。
【聡介】小山田聡介。八王寺署の若手刑事。上司の椿木綾乃警部になじられたりするのが好き。目立たず冴えず、すぐ他者から存在を忘れられる。愛車は白い年代物のカローラ。自宅は丘の上の広大なお屋敷。「幽霊屋敷」とか「魔女の館」とか呼ばれてる。特に金持ちというわけではないようだ。
【立川良子/たちかわ・りょうこ】南家のお手伝いさん。濃紺のワンピースに白いエプロン。キキがエプロンつけた感じか。栗色の髪は綺麗な三つ編み。敬語がうまく使えない。《立川市役所の住民票交付願いの記入例にあるような名前だな》と小山田聡介は思った。上から82・58・84。ある人物の仮の姿。
【椿木綾乃/つばき・あやの】警部。通称「八王寺署の椿姫」。三十九歳のメガネ美女。結婚願望あり。単純なタイプで「簡単な難事件」向きだが「ちょっと手強い難事件」向きではない。
【広川理恵/ひろかわ・りえ】村瀬修一の恋人で同棲中。
【槙原浩次/まきはら・こうじ】泉田健三の妻の兄。父の遺産である不動産で悠々自適。
【松浦宏一/まつうら・こういち】物まね芸人。
【マリィ】マリーではない。魔女。デカは嫌い。キュートなルックスにわりとナイスバディに辛辣な物言い。触れようとすると自動的に発現する魔法がなにをするかわからない。
【南源次郎/みなみ・げんじろう】映画監督。殺人は撲殺が一番いいとの持論。
【三原慶子/みはら・けいこ】貸ビル業を営む女。豹柄の服を好む。なにより稼ぐのが大事。矢川照彦の愛人と思われる。
【南佐和子/みなみ・さわこ】南源次郎の妻。旧姓岡島。その頃は人気女優だった。父は名匠岡島光之助(おかじま・こうのすけ)。
【村瀬修一/むらせ・しゅういち】元プロ野球選手でイケメン。「球界の渡り鳥」とか「永遠の一軍半」とか「夜の四番打者」とか「顔だけ一流選手」とか言われていた。
【矢川照彦/やがわ・てるひこ】松浦宏一が所属する芸能事務所「スターライト・プロモーション」社長。毒が入ってるかもと疑いつつ、ついうっかりグラスのウイスキーを飲んでしまった男。
【若杉】若い刑事。椿木警部に引きずっていかれるドナドナ。 -
設定が斬新。
魔法とミステリーは相容れないものだと思っていたが、案外すんなり受け入れられた。
犯人がわかった上で物語が進む作品をあまり読んだことが無かったので、いつもと違うという点が楽しく読める要因の1つであったと感じる。 -
若手刑事・小山田聡介は『八王子署の椿姫』こと椿木綾乃警部(39歳独身)に蹴られることをこの上ない楽しみとするドMの(実は)キレ者。彼がおもむく殺人現場にたびたび現れる謎の「家政婦」美少女の正体は、実は魔法使い「マリィ」-。
-
面白かった。
ユーモア倒叙ミステリー。
リアクションがなんか現実の人間っぽいのが東川の特徴のような気がしなくもない。
倒叙されたなかで魔法はメインではなくサポート役として役に立ってるのか立ってないのかよく分からない存在として上手い具合に登場している。
やっぱり面白い。 -
ミステリーの世界に魔法使いを登場させるというぶっ飛んだ設定なのですが、結構面白かったです。
魔法があるから簡単に解決しない、というところがなかなかおもしろいですね。 -
数々の難事件を解決していく"年増で美人な鬼上司の麗しいふくらはぎに蹴られるのが趣味"な新米刑事 小山田くん。
どんくさく見えて実は優秀な彼の活躍の影にはいつも魔法少女の姿があった。
著者プロフィール
東川篤哉の作品
本棚登録 :
感想 :
