片想いさん (文春文庫 さ 64-1)

著者 :
  • 文藝春秋
4.21
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本棚登録 : 149
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167903473

作品紹介・あらすじ

“本好き”に静かに愛され続けた伝説のエッセイ大好きな本、癒しのおやつ、恋愛から遠い静かな時間。Suicaペンギンを生んだ人気イラストレーターが紡いだ伝説の人気随筆集。

感想・レビュー・書評

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  • 何かでおすすめされていて、買って、そのまんまになっていた本です。
    忘れていたけどSuicaのペンギンちゃんのイラストの人かあ。

    表紙のさくらんぼがひとつだけって言うのは、やっぱタイトルが「片想い」だからなのかな。
    そう考えるとしんみりしちゃう。

    私がいつも好むような、笑える要素はなかったけど、静かであたたかいエッセイでした。

    文鳥を飼っている(いた)と知って嬉しくなりました。文鳥のイラストには「そうそう!」と思うものばかり。

    「Mother」で、お母様にかわいいと言われ続けて育ったと書いてありました。
    私も娘達に毎日のように「かわいいね」と言っています。それが決して間違いじゃないんだと思わせてくれてありがとう(笑)

  • 事実だけで見ると、だいぶ痛いのだけれど、だからこそ、ずっと少女でいられて、みずみずしく青いお話が描けるのかも。
    「金魚の恋」のイラストレーターさんだったんですね。
    おはあちゃんの一言で、ふいに号泣。
    以下、引用。
    「サミシイヨ、オジイチャン、オジイチャン、イカナイデ、イカナイデ 小さな声が響いた。振り返ると、おばあちゃんが泣いていた。涙をぽろぽろこぼして、おじいちゃんに呼びかけていた。その悲痛な声はわたしを打った。おばあちゃんのなかの少女が叫んでいるようだった。」

  • 新装版の単行本を初版当時に読んでいたもののそれは手放してしまいました。
    読み返したくなって文庫で再購入。
    この本は可愛らしい文庫サイズで読んだほうが大切な一冊になるような気がします。
    バウルー欲しいな。

  • サンタ候補本。

  • 2023.2.18再読

  • 2020.5.11

    すごく共感できる感情
    飾ってなくて、人を馬鹿にするでもなし、とても素直な感情
    さらさら読めた
    恋人のいないことについての感情。
    自分を失うほど誰かを愛してみたい、愛されてみたい、自分にも運命の出会いがあるかも知れない、でもらそんなことはないんだよぁ、、、

    落ち着いている本。ちょっと心のあったまるような、微笑ましくてあったらよかったこんなことって思ってしまうような話。


  • 短編集で読みやすく、共感する。
    ホッとする一冊。

  • 甘酸っぱい片想いだったり(でもちと重い)、家族やペットへの愛だったり、友人との関係だったり。かなり不器用な人なんだろうなぁと。でも一度恋から離れるとなかなかモードに入れないのはわかるかも。
    感情移入が強いタイプなので、エッセイは合わないととにかく辛い。片想いさんは、辛いとまでは言わないけど、読んでてちょっと距離を感じてしまう。

  • これはなかなか心温まる…ではないですけれども、印象に残る一冊と相成りましたね!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    JRsuicaのペンギンちゃんを生み出した方なのですね…知りませんでした…ともかくまあ、恋に臆病な? 著者のエッセイ集みたいな感じなんですけれども、素直すぎる文章がこう…僕の心に響いて思わずもらい泣き?しそうに…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    まあ、そんなアレでなかなか捨てがたい一冊となりましたね…僕は読んだ本は主にブッ〇オフなどに売り払ってしまうんですけれども、これは持っておこうかな…

    みたいな風に思わしてくれる一冊でしたねぇ…さようなら…。

    あっ、エッセイの合間に読んだ本を取り上げもくだすっているから興味のある方はAmazon.co.jpなどで取り寄せてみるのもいいかもしれないですねぇ…。

    さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 絵本のクウネルのイラストレーターということでなんとなく親しみがあったので読んでみた。男なので女性の感じに共感するのは変かもしれないけどなんとなくよくわかるような気がした。

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著者プロフィール

絵・坂崎千春/千葉県生まれ。絵本作家・イラストレーター。東京藝術大学美術学部デザイン科卒業。ステーショナリーメーカー制作室のデザイナーを経て、1998年よりフリーのイラストレーター・絵本作家として活動を始める。2001年、JR東日本のICカード「Suicaのペンギン」のキャラクターデザインをきっかけに、さまざまな企業や団体のキャラクター制作を手がける。また、絵本作家として40冊を超える作品を出版。エッセイの執筆、単行本や雑誌の装画、挿絵なども数多く手がける。

「2022年 『深谷式 中学生 漢字学習ノート 2級』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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