マルセル (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 42
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (591ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167903596

感想・レビュー・書評

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  • マルセル盗難事件って実際にあった事件だったんだ!初めて知った。
    事件の背景についての独自の脚色もものすごくおもしろかったけど、最後の方ちょっと複雑になり過ぎてついていくのに苦労した。
    個人的にはオリオさんのキャラがイマイチ気に入らない。
    こういう男嫌いじゃ(^o^;
    すごく面白かったけど、美術ミステリーとしては原田マハさんの「楽園のカンヴァス」の方が好きだなぁ。

  • 最初はここに出てくるオリオさん、ボンボンでチャラいし自分勝手、本心をなかなか言わないではぐらかしてばっかだから嫌いだった。でも、読んでいく内にいつしか主人公の千晶に寄り添い、色々と気を使ったり心配したりして(ちょっと心配し過ぎだったけど)案外良い人なのかも。って(笑)

    個人的には面白かった。普段、自分が絵画に親しみがあまりないし、そういうストーリーのものも読まない方なので。

    ただ、最後は長くて少しイライラした。目の前に真相がぶら下がっていて掴もうと思えば掴めるのに、するりと逃げていってしまうし何かちょっと、ボヤっとした感もあったからもう少しコンパクトにまとめても良かったのでは。という事で星4つ。

著者プロフィール

高樹のぶ子(たかぎ のぶこ)
1946年山口県防府市生まれ。東京女子大学短期大学部教育学科卒業後、出版社勤務を経て、1980年「その細き道」を「文學界」に発表。1984年「光抱く友よ」で芥川賞、1994年『蔦燃』で島清恋愛文学賞、1995年『水脈』で女流文学賞、1999年『透光の樹』で谷崎潤一郎賞、2006年『HOKKAI』で芸術選奨文部科学大臣賞、2010年「トモスイ」で川端康成文学賞を受賞。2009年紫綬褒章、2018年文化勲章をそれぞれ受章。他の著書に『マイマイ新子』『甘苦上海』『飛水』『マルセル』『香夜』『少女霊異記』など多数。

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