再生の島 (文春文庫)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 文藝春秋 (2015年5月8日発売)
3.86
  • (2)
  • (2)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 41
感想 : 1
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784167903701

作品紹介・あらすじ

都会っ子が離島で変身!? 奇跡の1000日間の記録



沖縄の離島でのゲームなし、テレビなし、消灯十時の共同生活が都会からやってきた中学生たちを変えた。実際にあった、現代の変身譚。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  •  沖縄県久高島にある、山村留学センターでのドキュメンタリー。携帯やゲームのないセンターで、十数名の中学生たちが時にはぶつかりあいながら共に成長していく様子を描く。
     子供たちの中には、心に傷を負った子や一般の社会では排除されてしまうような感覚の鋭い子もいるが、この島では「特殊な子」として扱われることがない。それぞれが一つ一つの個性として受け止められ、理解あるスタッフ、温かい島の人々、沖縄の陽気な風土によって、心身共に健康を取り戻し、健全に育っていく。

     長期間に渡り、子供たちやスタッフに適度な距離感で寄り添いながら取材を続けた筆者に、敬意を表する。

     近年、「不登校」や「発達障害」が取り沙汰されているが、どんな子にも個性があり、それぞれの心に寄り添いながら全ての子を責任を持って育てていこう。そう考えるゆとりのなさや、多様性への適応のなさが、不登校や発達障害を生み出しているのではないか。

     この本を読んで、そう感じた。

     

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

奥野 修司(おくの しゅうじ)
大阪府出身。立命館大学経済学部卒業。
1978年より移民史研究者で評論家の藤崎康夫に師事して南米で日系移民調査を行う。
帰国後、フリージャーナリストとして女性誌などに執筆。
1998年「28年前の『酒鬼薔薇』は今」(文藝春秋1997年12月号)で、第4回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞受賞。
2006年『ナツコ 沖縄密貿易の女王』で、第27回講談社ノンフィクション賞・第37回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
同年発行の『心にナイフをしのばせて』は高校生首切り殺人事件を取り上げ、8万部を超えるベストセラーとなった。
「ねじれた絆―赤ちゃん取り違え事件の十七年」は25年、「ナツコ 沖縄密貿易の女王」は12年と、長期間取材を行った作品が多い。
2011年3月11日の東北太平洋沖地震の取材過程で、被災児童のメンタルケアの必要性を感じ取り、支援金を募って、児童達の学期休みに
沖縄のホームステイへ招くティーダキッズプロジェクトを推進している。
2014年度より大宅壮一ノンフィクション賞選考委員(雑誌部門)。

「2023年 『102歳の医師が教えてくれた満足な生と死』 で使われていた紹介文から引用しています。」

奥野修司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×