ぼくらの近代建築デラックス! (文春文庫)

  • 文藝春秋
3.88
  • (15)
  • (28)
  • (21)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 353
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167903756

作品紹介・あらすじ

人気作家が目一杯楽しむ、建築ゆるゆる散歩人気作家ならではの壮大な想像力と楽しい薀蓄が満載。読むうちに、大阪、東京、台湾へ、近代建築を今すぐ見に出掛けたくなる!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • これまで街中の風景の一部としてしか感じていなかった建物が、本書を読んで靄の中から浮き出たように輝いて感じた。

    門井さんの薀蓄と万城目さんの忌憚のない感想とサラッと次の物件に移ってしまう所が、愉快で軽快なばかりでなく、施主や建築家から時代背景まで広く興味をそそられ、この目で見てみたい。ちょっとググってみたい。という欲求を掻き立てられる。

    建築物入門にうってつけの一冊

  • これは、好き嫌いが出そう。

  • 万城目、門井の軽妙なトークで、大阪、京都、横浜、東京から台湾まで名建築を語り合う。座右に置きたい。

  • 二人の作家が、大阪、京都、神戸、横浜、東京の近代建築をめぐる一冊。

    近代建築の最大の敵は、地震でも戦争でもなく現代人の経済感覚。

    印象的な視点はすべてが負けて、ただ京都という町が勝つ。

    神戸のような歴史的な蓄積のないまちは、何となく心が軽くなる。

    横浜は大阪と神戸を足して2で割れない、日本一を諦めないまち。

    野心と権威の匂いを感じる建物を大衆が自由に利用できる東京の近代建築。

  • 最高なタイトルからわかるように、大阪から台湾まで、ぼくらの大好きな近代建築が蘊蓄とともに紹介されるゆるガイドブック。
    訪れたことのある場所でも、その建物や建築家のエピソードを知るとまた行きたくなる。
    「建ってから八十年以上も焼けてないのは大阪城史上最長」など、どうでもいい記録がわかったりします。

  • 万城目さんと門井さんの軽妙なトークがにより繰り広げられる近代建築のガイド。
    大阪、京都、神戸、横浜、東京、そして台湾の近代建築を散歩して探訪する企画である。

    行ったことがある物件もあるし、日曜美術館やら、美の巨人たちやらで見たことのあるものもある。
    (もちろん、今回初めて知るものもあるんだけど。)
    それでも、門井さんが言うように、建築家の人となりに注目した紹介は新鮮で、面白い。

    ダンディな渡辺節とか。
    辰野金吾の人生三大万歳のエピソード(東京駅受注、日露戦争勝利、そして臨終の時)も興味深い。
    ヴォーリズのエンドウマメ発芽実験のエピソードは、後の彼のイメージに反するもので、印象的。
    なんでも、少年時代、脱脂綿の上にエンドウマメを発芽させる実験をしていて、「花も咲くのではないか」と言ったら、教師にそんなバカな、と言われて発奮。
    大事に育て花を咲かせたどころか、実を収穫し、翌年発芽までさせたそうだ。
    やはり名を残す人は、中途半端なことはしないということか。

    近代建築が、今世紀に入ったころから、希少価値が出てきて、社会的な評価が上がってきていると指摘があった。
    さらに、そこからかっこよくリノベーションして使うことに複雑な思いがする、という感想も述べられていた。
    わかるような気もするし、一方では、きれいになったほうが嬉しい気もするし・・・。
    こちらも複雑な思いになった。

  • 2018年9月9日に紹介されました!

  • 10年位前に大阪北浜にある新井ビルの1階にある「五感」でお土産買ったことあったけど、こんな歴史ある建物だったなんて。また行ってみよう!建築散歩しよう!

  • 読了したばかりの『前世への冒険』にさまざまな建築も出てきたから、それ繋がりで。万城目学と門井慶喜が大阪、京都、神戸、横浜、東京、台湾の名建築を巡り、好き勝手に話します。横浜のホテルニューグランド本館で、「このなんと控えめなアピール。大阪なら間違いなくマッカーサー煎餅を売っている」というコメントに笑いました。片手にこの本を持って散歩したくなります。

  • 近代建築の紹介本なのですが、写真もたくさんあり、説明も話し上手なお二方によるものなので、とても楽しく読めました。関西の近代建築巡りしたいな…。

全26件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1976年大阪府生まれ。京都大学卒。2006年、ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビュー。その他の著書に『鹿男あをによし』『ホルモー六景』『プリンセス・トヨトミ』『かのこちゃんとマドレーヌ夫人』『とっぴんぱらりの風太郎』『悟浄出立』『パーマネント神喜劇』等がある。

「2019年 『バベル九朔』 で使われていた紹介文から引用しています。」

万城目学の作品

ぼくらの近代建築デラックス! (文春文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする
×