- 文藝春秋 (2015年5月8日発売)
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感想 : 45件
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784167903756
作品紹介・あらすじ
人気作家が目一杯楽しむ、建築ゆるゆる散歩
人気作家ならではの壮大な想像力と楽しい薀蓄が満載。読むうちに、大阪、東京、台湾へ、近代建築を今すぐ見に出掛けたくなる!
みんなの感想まとめ
建築に対するユニークな視点と楽しい語り口が魅力の一冊で、読者は著者の関西弁の軽快な語りに引き込まれます。作品内で紹介される近代建築は、まるで自分自身がその場にいるかのような臨場感を与え、読者は自然と訪...
感想・レビュー・書評
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素直に眼で愛でる姿勢が、二人とも滲み出ていてよろし。
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門井慶喜さんの「屋根をかける人」で、建築家のヴォーリズについて知ったところから繋がって、卒業研究を書き上げたら絶対に読もうとワクワクしていた一冊。明治以降のレトロ建徳を二人の博識な作家さんがタッグを組んで巡り、互いのおすすめ建築を見学し、知識を披露しながら楽しい道行き。
この内容で面白くないわけがない。レトロ建築が気になりながら、特に建築に詳しくないし……でももう少し詳しく知りたい。なんなら見学だってしてみたい、という向きにはピッタリの一冊。私も辰野金吾やヴォーリズ、コルビジェくらいはふわっと知っているけど、もう一歩深く知ってるとは言えない、門前の小僧になりそびれている小娘であって。それでもちゃんとついていける、わかりやすくて面白い本だった。
関西の三都。大阪・京都・神戸から始まって、横浜に東京、そして台湾のレトロ建築を巡る。大阪は知る人ぞ知る味のある建築が残る街で、実は非常に瀟洒な一面を持っている。京都でも、和の街の顔だけでなく、時代が飴色に磨き上げたようなレトロな近代建築が残っている。神戸は2つに対して、若々しく進取の軽やかさがある洒落感が漂っていて、異人館がすぐに思い浮かぶところだが、のみならず、公庁舎や大企業の重鎮の邸宅など、こんなところにもと驚く建物で、文化財として価値の高いところが多い。
さすがに東京になると、学士会館のエントランスや有楽町駅、講談社社屋など、見知った場所も多くなり、東京駅もあることだし…等々。
この本を読むと、日本近代建築の礎を担った東大の建築学科が育んだ、数々の名建築家の仕事にも目端が利くようになってきて、読みながら
「ここのあれは誰のだろう。調べてみたいな」
なんて思い出して、もっと知りたい欲求もむくむく湧いてくる。万城目学さんと門井慶喜さんの建物に対するお好みの差や、見学の際の着目点も興味が湧いて、おのずと
「ああ、こういうところに注目しながら見ると良いのか」
「予習が大事なんだなあ。旅する目的にしてみたいな」
なんてことも考える。
レトロって言葉を、敢えて私は使ったけど、
「可愛い」
「綺麗」
「懐かしい」
「おしゃれ」
という、使いがちで単純な言葉で、さらっと分かったような気にならないで、これらの建物を守っていく意識を、私達自身が持つのは大事だと思う。個人所有の建築の場合、維持費は所有者持ちで、残したくても残せないで、老朽化に対抗できず取り壊すケースも、正直見受けるので、
「わぁ、すごーい。わぁ、おしゃれー」
ばっかり言ってないで、見られる時に、味わえる時に。しっかり味わって、美しいもの、価値のあるものを次の世代に残せる方法はないか考えたい。
偉そうなことを書いたけれど、美しい建物はやっぱり、眼福であって。理屈はともかく、見ると目が喜ぶし、そういう建物のある街並みを歩くときは、おしゃれもしたくなる。言葉遣いも美しくいたくなるし…。
建築が人を育んでくれるってことは、書中、『横浜共立学園』のところでも言われているけど、一般の我々にだって言えることだと思う。
ああ、もっと知りたい。訪れて身を置いてみたい。私こういうの、ホントは大好きだったんだ。うふふ。新しい『好き』発見しちゃった! -
関西弁の語り口がいい。この本に紹介されている建築を、自分自身のGoogle マップに登録した。今後の外出が楽しみである。
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日本丸総帆展帆とオクトーバーフェストに合わせて近代建築巡り、事前学習のために再読。
2024-048 -
興味があるところだけ読了。専門家の解説は面白い。旅行の参考にもなりそう。
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写真はもっとあっていいかも。結構行ってる。
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10年位前に大阪北浜にある新井ビルの1階にある「五感」でお土産買ったことあったけど、こんな歴史ある建物だったなんて。また行ってみよう!建築散歩しよう!
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これまで街中の風景の一部としてしか感じていなかった建物が、本書を読んで靄の中から浮き出たように輝いて感じた。
門井さんの薀蓄と万城目さんの忌憚のない感想とサラッと次の物件に移ってしまう所が、愉快で軽快なばかりでなく、施主や建築家から時代背景まで広く興味をそそられ、この目で見てみたい。ちょっとググってみたい。という欲求を掻き立てられる。
建築物入門にうってつけの一冊 -
2024年2月24日購入。
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そういう楽しみ方もあるのかと教えてくれた本でした。私にとって新しい街歩きの視点をくれました
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行ってみたい建物だらけ。なぜ昔の建物は、人を惹きつけるのか。そこに歴史の物語があるからか。二人のトークも絶品。
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手元に置いておきたい本!図書館で借りたけど、買おうーっと!
初学者に優しく、好きな作家さんたちが大阪・京都・神戸の近代建築についてお話ししてくれるのはありがたい!散歩に行きたくなるね。
もう少し写真が多かったら嬉しいかなー。 -
近代建築好き
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辰野金吾くらいは知っていたが渡辺節、プラントンさんも覚えておこう。
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米澤穂信さんの本でお勧めされていたので読んでみた。建築という普段の私からは遠いジャンルだったけど門井さんと万城目さんの対話形式で読みやすくおもしろかった。門井さんものすごく博識。好きという気持ちだけでこんなに詳しくなれるものなのかなぁ。説明も分かりやすくて読んでいて楽しかった。
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このお二人がなぜ近代建築談義を?と思いつつ、読み進めるうちに、面白いは面白いは。知っている建物もあり、そうでないものもあり。どれも、一度訪ねてみたいと思えてくる。
綿業会館と御影公会堂は是非行きたい。 -
これは、好き嫌いが出そう。
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万城目、門井の軽妙なトークで、大阪、京都、横浜、東京から台湾まで名建築を語り合う。座右に置きたい。
著者プロフィール
万城目学の作品
