心に灯がつく人生の話 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2015年6月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167903923

作品紹介・あらすじ

人生のエッセンスが満載!



司馬遼太郎、松本清張、吉村昭、宮尾登美子らが率直に語る半生、思想、人生の真実…現代をよりよく生きるヒント満載の十三の名講演。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

人生の深い教訓や真実が詰まった講演集で、著名な作家たちが自身の体験を率直に語っています。それぞれの講演は、戦争や社会の変化を背景に、人生の意味や人間関係についての洞察を提供し、読者に思考を促します。特...

感想・レビュー・書評

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  • 戦争が昔はなしではなかった時代の講演会
    それぞれの人の体験や教訓がこんなに手軽に触れられていいのかという気持ちにすらなる。

    「(略)読み書きができ、その日の暮らしを普通に営むことができるほどの人間であれば、その生きる人生の過程において、いつでもかまわないから、人それぞれのやり方において、自分よりも悲しみを抱いている人々に対して、人としてのそれなりの責任を果たせよ――と、言いたかったのであると、今、しみじみと思っております。」山崎朋子


    浜口雄幸 死を賭して守った国民との約束(城山三郎)
    小説家は人に好かれるべからず(松本清張)
    一度は死んだ私(吉村昭)
    私をとりこにした三人の「女王さま」(宮尾登美子)
    私の話はためにはなりません(江國滋)
    おばあさんの真っ黒なご飯(山崎朋子)
    一日一時間、自分だけの時間を(藤本義一)
    人間のこころを書くということ(平岩弓枝)
    人妻との心中に失敗した話(笹沢左保)
    運命を変えた大失恋(逸見政孝)
    強い女を女房にすると(池波正太郎)
    原爆乙女たちの哀しき歌声(上坂冬子)
    日本の「電池」が切れるとき(司馬遼太郎)

  • エッセイかと思ったら講演会で話されたことが載っていました。面白かったです。
    貸してくださった職場の先輩は藤本義一さんをおすすめされてましたが、心に残ったのは逸見政孝さんと司馬遼太郎さん。
    逸見さんの「報道のいきすぎ」に対する言葉、大事!と思いました。「思いやり」という言葉で語られてましたが、「ここまではいいけれども、ここから先は踏み込んではいけないという線を、とこで引っ張ることができるか」という、、こういうアナウンサー、居なくなったなぁと思います…ジャーナリストでも。
    司馬先生は、「考える材料、つまり情報というものは庶民が持ってなきゃいけないんです」と語られてます。日露戦争で日本が勝ったと思ったのが間違い、というようなのは「坂の上の雲」でも感じました。
    講演会、はぁ~と聞いていて終わってしまうので、こういう風に一冊にまとめていただけるのありがたいです。先輩は読み返しまくってるらしい。良い本でした。

  •  何だかピンと来ない。途中で厭になってやめた。

  • 914.6

  • 主に作家の講演をまとめたのが本書である。
    これがすこぶる面白い。文章を書く作家に講演をさせるとこんなにも面白い話をするのかと思う。

    例えば松本清張の講演。
    「菊池寛という人は、自分の身辺のことは書かないで、まったく絶妙なほかの題材にすり替えていく。そして実際の生の材料を書くよりも、より効果的なものに書いていく才能があったと思います。これが菊池寛自身も言っているアイディアであります。
    一方、漱石や芥川には、そういった人生経験がない。
    それでだんだん衰弱していく。しまいに、自分の人生に不安を持つようになる。『ぼんやりとした不安』であります。」

    そして、司馬遼太郎。
    「日本憲法の基本に統帥権というものがありまして、いま考えても嘘のような憲法解釈でありました。陸軍ないし海軍のいちばん偉い人間が、内閣総理大臣に相談もせず、隠れて天皇に会うことができる。中国をやっつけましょう、という恐ろしい提案をすることができる。これが『統帥権』です。」

    作家は当然、本を読んでいる。そして、書くために調べている。さらに、自分でものを考えている。作家の明晰な頭脳の中を垣間見たような気がした。

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