ときぐすり (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2015年7月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784167903978

作品紹介・あらすじ

大人気シリーズ第四弾。NHKドラマ化決定!



女房のお寿ずを亡くす悲劇に見舞われた麻之助は、幼馴染で親友の八木清十郎と相馬吉五郎の絶妙な助けもあり、少しずつ回復してゆく。

みんなの感想まとめ

人の死や悲しみをテーマにしながらも、友情や癒しの力を描いた物語が展開されます。主人公の麻之助は、愛する妻を失い深い悲しみに沈むものの、幼馴染の清十郎や吉五郎の支えによって少しずつ立ち直っていく姿が描か...

感想・レビュー・書評

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  • 畠中さんはこのシリーズがいちばん好きだな。
    でも人がたくさん死ぬから、読んでてハラハラする。
    なかなか好きな人と幸せになりました、ってならない話。
    いつもそうか。
    短編のほうが読みやすい人だけど、この巻は友情にもスポットが当たり、全体にすこし和やか。
    最初の薬の話、ちょっと身につまされたわ。
    ときぐすりもね。
    時間だけが癒すこと、この世にはきっとたくさんある。

  • 江戸時代を舞台に妖(あやかし)たちが活躍するファンタジー小説、『しゃばけ』シリーズ。

    『ひなこまち しゃばけシリーズ11』
    https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/4101461317

    その著者畠中恵がもうひとつ、継続して書いているのが、『まんまこと』シリーズ。
    その第4作が、この作品です。

    主人公は町名主の息子、麻之助。
    のんべんだらりと生活していた彼は、このシリーズが進む中で妻を娶り、そしてその妻を失ってしまいます。

    今回の4作目では、その失意にある彼の元に持ち込まれた問題に、対応していく場面から始まります。

    全部で6つの短編が収められているのですが、短編それぞれの中で事件が起き、それに立ち向かっていくという展開になっています。
    さらには全体として、主人公の麻之助が、心の痛みから立ち直っていく姿が、描かれています。

    今回のキーワードになっているのが、題名の「ときぐすり」。
    もともとの意味とは違う読みになっていますが、時間が人の心をどのように変えていくか、読んでいる側も考えをめぐらせるような内容になっています。

    ドラマ化もされたということで、人気もさらに上がるのではないでしょうか。
    まだしばらく続きそうなシリーズなので、文庫化されていくのを楽しみにしたいと思います。

    『こいわすれ まんまことシリーズ 3』
    https://booklog.jp/users/makabe38/archives/1/416790067X
     
     .

  • 女房を亡くして憔悴していた麻之助が親友の清十郎と吉五郎や周りの人達の絶妙な助けで少しずつ回復してゆく姿に安心する。悲しいことがあっても、時が痛みを和らげてくれることもある。表題の「ときぐすり」のお話が特に良かった

  • おっとどっこい!長屋の大衆、着流し いなせだね!江戸話 ってかっ

  • 2022.11.20.audible

    本でも読んだ気がするけど、
    肩の力を抜くために、聴きました。

    お寿ずをなくした後の麻之助さんのお話でしたね。
    幼馴染であり、悪友の清十郎と吉五郎そして高利貸しのまるさんたちのおかげで、立ち直っていく麻之助。
    どのお話も心温まり、好きだわ。

    朗読で聴くまんまことシリーズいいかも!

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    女房のお寿ずを亡くした麻之助だが、町名主・高橋家の跡取りとして裁定に追われる毎日。「人が人を、大事だって思う気持ちにつけ込んで、下司なことをするんじゃねえよ」―幼馴染で親友の八木清十郎と相馬吉五郎の助けもあり、魂の抜けたような麻之助も徐々に回復してゆく。大人気「まんまこと」シリーズ第四弾。

    令和4年4月13日~18日

  • タイトルにもなっている「ときぐすり」という言葉と、それを活かしたストーリーが秀逸でした。
    悲しみを乗り越えつつある麻之助が少しずつ大人になってきたことと、丸三さんの友情も良かったです。

  • まんまことシリーズ第4弾の本作は短編6編という内容でした。今回も妻を亡くした主人公の麻之助を中心に、親友の清十郎と吉五郎とともに町で起こる騒動を解決するという、おなじみの展開が続いていきますが、個人的には、最後の話のときぐすりという話が好きでした!

  • ときぐすり、今までのことをそんな風に思えるようになったときに幸せを感じるのだろう。
    そんな風に思えるようにしたい。

  • 江戸の町名主代理の、お気楽モノ麻之助が、お上にもっていくには軽い・大家たちではさばききれない諍い・争いを華麗にさばく時代物小説。

    前作では都合で結婚しただけだと思っていた連れ合いを亡くした麻之助。ところが喪失感が大きく、本作でも魂が半分抜けたrecklessな印象の浅之助でありました。

    ・・・
    独立短篇、「朝を覚えず」「たからづくし」「きんこんかん」「すこたん」「ときぐすり」の五篇からなります。

    今回はこれまでと比較して、ちょっとイマイチな感じがしました。

    ・・・
    いや、どれも面白かったのは事実。

    ただ、このシリーズものの面白さのベースは一見お気楽に見える麻之介の名探偵ぶりでありましょう。加えて、へらへらしているように見える彼の情や想いの強さ。この駄目さ・真面目さのギャップにあろうかと思います。

    もう一つの面白さは、メインキャラ(麻之助、相棒の清十郎や吉五郎)の環境変化ではないかと思います。麻之助ならば結婚、清十郎なら父の逝去により町名主を襲名する。そういう変化により、ストーリー展開に幅が出てくると。

    しかるに、本巻は後者の面白さ、メインキャラの「動き」が少なく、独立短篇もややダレた感じがしました。あ、事件が起こるんだな、で多分解決するんだな、お、やっぱり解決できたね、と予定調和感があったかなと。

    ・・・
    ということで、畠中氏のまんまことシリーズ第四作を読みました。

    で、知りませんがいつの間にかシリーズは第十弾まで出ているとのこと。いやあちょっと長いなあ。しかも終わっていないと。

    個人的には終わったシリーズを一気読みするのが好み。シリーズが終わるまですこーし待とうかな、と考えています。

  • 20190624- まんまことシリーズ4.先に「まったなし」を読んじゃったけど、まあ違和感なく読める。ときぐすりがホロリときた。

  • まんまことシリーズの4作目。

    本屋で買おうと思ったらすでに持っていた1冊。
    山の下から見つかったよ。
    ブクログに登録していたからわかった稀有な本です。

    話が進むごとに立ち直っていく主人公。
    一人じゃないよ、みんながいるよ、と。
    情けは人の為ならずというやつなのかな。
    ちょっと違う?

  • お寿ず、お寿ず、恋しい妻を失った悲しみから抜けだせずにいる麻之助。
    二人の親友と、日々の喧騒のおかげで少しずつ回復していく。
    時間の流れが心を癒してくれる優しい「ときぐすり」

  • いつもの3人 いつものどたばた
    今回清十郎が振られる??
    吉五郎はなぜか もてもて??

    「ときぐすり」すごくよかったです。

  • このシリーズは叔母さんが送ってくれるので何気に読んでいます
    時代物はなかなか自分では選べないんだけど
    このシリーズは面白いし読みやすいの。
    でもね~多分間を抜かしてしまったなこりゃ・・・。
    いつの間にか麻之助の妻のお寿ずが亡くなっていた
    多分肝心な所の巻、抜けてる
    でも読み続けちゃったよ全然大丈夫!
    お馴染みになってくるキャラが次々に色々な問題を解決して行くんだけど、今回は最後の丸三がなんか良かったよね~♪
    ときぐすり・・・時薬・・・ネタバレになってしまうので書きませんが、子供が言った違う方の解釈のときぐすり。こっちの方がいいな・・。

  • 明るい雰囲気の事件があるにも関わらず、全体的に、しんとした印象の一冊。
    そんなに壊れちゃうくらい大事だったんだなぁと思うと、悲しくなりますね。
    作者は意地悪だなぁとちょっと思ったけれど、表題作がとても良かったので、読後の印象は良かったです。

  • 続き物だったけど、久しぶりに読んだ。
    それで、あれ?こんなに読みにくかったっけとビックリ。話があちこち飛んでいたり・・・
    入り込むのにちょっと苦労した。
    最後の話、ときぐすりはすんなり読めて良かった。

  • 2015年8月8日購入。

  • あぁ、シリーズの続きが早く単行本になりますように。
    4作目、一番まとまりがあって、するするするっと読み終えてしまった。
    ときぐすり、ともすぎ…など江戸用語って素敵な言葉イロイロなるのだなぁと。
    そして、丸三がとてもかわいかった。友という存在ってお金で買えないものね。大事にしたいものね。

  • 畠中恵さんのまんまことシリーズ。

    今回は恋愛あり、友情ありな作りでした。

    麻之助は本当に純情で、お寿ずの存在を未だ忘れられずにいる。

    そこから立ち直らそうとしているのか、父の町名主は数多の仕事を麻之助に押し付ける。

    裁定の仕方も上手になってきたように感じる。

    また
    清十郎が焦がれた初めての恋、吉五郎の珍しい噂などもりだくさんだった。

    今の時代は他人に干渉しない世の中だけれども、この時代のように困っている人がいたら助ける、そんな気持ちを持つ人がたくさんいる世の中になればいいなと思う。

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著者プロフィール

高知県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒。2001年『しゃばけ』で第13回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞し、小説家デビュー。「しゃばけ」シリーズは、新しい妖怪時代小説として読者の支持を受け、一大人気シリーズに。16年、同シリーズで第1回吉川英治文庫賞を受賞。他に『つくもがみ笑います』『かわたれどき』『てんげんつう』『わが殿』などがある。

「2023年 『あしたの華姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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