衆 1968 夏 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2015年7月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784167904050

作品紹介・あらすじ

贖罪の刻、来たれり――



1968年、機動隊との衝突の最中、一人の高校生が命を落とした。事件の真相を探求する大学教授が恩讐の彼方に見出したものとは?

感想・レビュー・書評

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  • ストーリーもオチもすっきりしない

  • 学生運動を
    テーマにしたお話
    最後の終わり方が
    うーん…
    って感じでした(--;)

  • 団塊の世代の主人公の物語かと思いきやその下の世代が団塊の世代をどう見てるか、更には作者の年代の人がどう見てるのか、みたいな話だった。なかなか面白かったけど、物語としてのおさまりはあんまりスッキリしない。

  • ビートルズが、来日して50年になるとか、、、、

    団塊時代の人たちが、学生の血気盛んで、学生運動へ発展していった背景が、この小説に出が描かれている。

    権力による差別、弾圧への抵抗で、社会をよくしたいと願った純粋な学生たちが、紛争へと向かって行った時代である。

    堂場瞬一氏も、この時代のことを、今の無気力、無関心な世代に知ってほしかったのであろう。

    今朝の新聞に65歳以上が、1/4以上になったと掲載されていた。

    7月10日は、参議院議員選挙が、18歳から投票される時代になった。

    時代の移り変わりを感じる

  • 鹿野は、40年前の1968年、地方都市の霊山市の霊山大学で学生運動に明け暮れていた。学外のデモに参加していたが、警察との衝突によりあえなくデモは終了。学内にバリケードを張り、大学側と交渉を重ねていたが、とうとう決裂し、警察が介入することとなる。
    この衝突事件で学内に入っていた高校生が死亡する事故が起きた。衝突時の混乱で原因はうやむやになってしまった。
    40年後、鹿野は霊山大学の大学院、地域政治研究時の所長として招かれる。
    40年前の高校生の死亡事故の原因を一人探ろうとする。
    くしくも学生運動をともに行い、その後も事件を起こして服役していた実川から告げられたのは、高校生を殺したのは鹿野だと。
    真相は?


    いつもの堂場瞬一の作風とは少し違っているような感じでした。

  • 社会問題を題材にしているのだと思うがあまり刺さるものはなく結末もスッキリしない作品だった

  • 学生運動を題材とした小説。
    当時の熱さとかが、何となくわかる程度。

  • 面白かった!モヤつく終わりだけど、それがよい余韻でした。

  • 「あれはなんだったんだろう」と締めくくるしかない時代、かな。なかなか読ませてくれた。ヘタにオチをつけないところがナイス。

  • イマイチ。。。これで終わりかという感じ。。。

  • 「あの事件を、今更ほじくり返してどうするんです?」数十年ぶりにかつて大学生活を送った地方都市に舞い戻った大学教授の鹿野道夫は、全共闘運動のさなか起こったある「事故」を執拗に調べ始める。機動隊との衝突が招いた一人の高校生の死―謎が謎を呼び、昭和の恩讐を呼び覚ます。骨太の人間ドラマ。

    消化不良気味で残念。

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年、『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説など多彩なジャンルで意欲的に作品を発表し続けている。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」「捜査一課・澤村慶司」「ラストライン」「警視庁犯罪被害者支援課」などのシリーズ作品のほか、『八月からの手紙』『傷』『誤断』『黄金の時』『Killers』『社長室の冬』『バビロンの秘文字』(上・下)『犬の報酬』『絶望の歌を唄え』『砂の家』『ネタ元』『動乱の刑事』『宴の前』『帰還』『凍結捜査』『決断の刻』『チーム3』『空の声』『ダブル・トライ』など多数。

「2023年 『ラットトラップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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