- 文藝春秋 (2015年7月10日発売)
本棚登録 : 61人
感想 : 6件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784167904098
作品紹介・あらすじ
ますます快調! 化け猫まるとその仲間たち
有能すぎる与力が就任。おネエ同心・中村さまの首が危ない? そんなさなかに大事件が起きて…。大人気「猫は――」シリーズ第3弾。
感想・レビュー・書評
-
腕利きの同心、通称「鬼鐡」を狙う輩が。。。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2023.05.18
-
「猫は心配症」
娘の見合いに来たのは。
竹細工を作る職人というのはこの時代には多そうだが、何がきっかけで仕事人として働く事になった経緯よりも彼は人なのかが一番気になるな。
「猫は博打うち」
イカサマをした矢先に。
どんな事であれ人離れした技を人前で簡単に披露しては、知らぬ間に悪人に目をつけられ気付いた時には逃げ道は無く泥沼にはまってしまっているんだろうな。
「猫は船頭」
彼に指示を仰いだのは。
木陰から覗いた時に彼の人よりも優れた能力に気付いたからこそ、あの場で彼に皆の指示をするよう促したのだろうが化猫の存在にも気付いているのだろうか。
「猫は浮気者」
餌を貰い向かう場所。
自分がいただいている分だけを持ち出しているなら兎も角、それ以外の食べ物を持ち出していたら怒られるのも無理はないだろうな。 -
シリーズ三作目。化け猫仕事人の活躍を描いた、笑えて可愛くってかっこいい時代小説。軽ーく読めるけれど猫度は相当濃くって、猫好きどっぷりです。
奉行所にやってきた凄腕の与力を巡る数々の事件。振り回されて右往左往する中村様がちょっと可愛くてお気に入りです(笑)。そして新たに現れた人間の仕事人も気になるところ。殺伐とした雰囲気がありながらも、読み心地はすっきり爽快でした。
おまけの短編「猫は浮気者」も可愛くってほっこりしてとっても良い! とっても癒される一冊でした。 -
現実と、猫の化け猫が、相互しながら、仕事人として、悪を退治(?)するという変わったストーリーである。
第3弾のこの本から読んでしまったけど、、、ぬらりひょんの妖怪迄出て来るし、おねえキャラの同心迄出てきて、笑ってしまった。 -
これも安心のシリーズもの。
猫が必殺仕事人って、、、楽しい。
そろそろライバルの犬奉行とかでないかなー。
著者プロフィール
高橋由太の作品
