紅い風車 更紗屋おりん雛形帖 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 48
感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (337ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167904265

作品紹介・あらすじ

恋に仕事に疲れている人に読んでほしい江戸人情時代小説勘当され行方知れずとなっていた兄・紀兵衛と再会したおりん。喜びもつかの間、紀兵衛が染師毒殺事件の犯人として捕縛されてしまう。

感想・レビュー・書評

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  • 更紗屋おりん雛形帖 シリーズ第3

    煕子姫との再会を果たす。それまではどんなに寂しくとも決して泣かないーー。
    その約束を胸に、おりんは、更紗屋を再建するために、日夜越後屋で奉公に励む。

    ある日、勘当され行方知れずになっていたおりんの兄・紀兵衛が見つかった。
    おりんは、紀兵衛に、更紗屋の建て直しを託すが、紀兵衛には、染師になり、更紗を作るという夢があった。

    おりんが、紀兵衛に会った翌日、紀兵衛の修行先で、毒殺事件が起こり、紀兵衛が犯人として捕縛されてしまう。

    やがて、お解き放ちになった紀兵衛は、蓮次らと事件の真相を探る。

    果たして、犯人は誰か。
    酒井忠清が毒殺された事件と、関係は、あるのか?

    越後屋主人・三井八郎兵衛が、江戸を離れて国元に帰ってしまい、この先どうするか、初音に問われるおりん。

    一歩進んだ、蓮次とおりんの仲は、これからどうなって行くのか。

    陰謀を企てる、柳沢吉保が、桂昌院より申し付けられた事が、煕子姫とおりんに関係してくるような模様。

    そんな騒動の中、おりんは、当時はまだ風呂上がりに羽織るだけの「浴衣」を、日常着として広めるため「虎が雨」の日、お長とお揃いの浴衣を着て、大川に出かける。

    そろそろ、物語が動いてくる予感。


  • 第三弾
    殺害現場に残された赤い風車、行方知れずになっていた兄・紀兵衛、犯人としてその兄が
    染め場に蔓延る毒薬づくり、背景は分からず、おりんは兄を頼らずお店の債権を、試みとして浴衣を普段着に

  • 主人公の状況が余り大変そうに見えず、その割に
    越後屋さんが甘すぎるし、末続はあの時代に奉公先より
    おりん優先とか有り得ない

    そら、他の奉公人からは妬まれるわ・・・と思ってしまう

  • シリーズ3作目。毒殺事件が起こるというミステリー仕立て。

  • 更紗屋の再興は主要なテーマであるが,この巻はそれよりおりんの兄が現れ,染物師になりたい兄がらみのミステリーになっている.ちょっと遠回りの感もあるが,柳沢吉保や新井白石などの歴史上の重要人物も思わせぶりに登場して,いよいよ次巻から面白くなるのでは?と期待しています.

  • 兄との再会と事件ということで、内容は充実しているのですが、おりん本人の成長は止まってしまっている感じ。もう少し頑張って欲しいな。

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著者プロフィール

埼玉県生まれ。東京学芸大学卒。第四回健友館文学賞受賞作『春の夜の夢のごとく―新平家公達草紙』でデビュー。短篇「虚空の花」で第十二回九州さが大衆文学賞佳作受賞。主な著作に『蒼龍の星』、第一回日本歴史時代作家協会賞作品賞を受賞した『青山に在り』、シリーズに「更紗屋おりん雛形帖」「江戸菓子舗照月堂」「絵草紙屋万葉堂」「万葉集歌解き譚」などがある。

「2021年 『蛇含草 小烏神社奇譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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