- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167904302
感想・レビュー・書評
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山なし,落ちなし(意味はなくはないのかな?)のブログのような日常系小説.
もともと作者の個人的なmixiの日記を再構成したものらしいので,ブログっぽいのは当然か.
作者はLGBTのTの人らしい.そのことについても,重くならずかといって軽く扱いすぎもしない,いいバランスで書いていると思う.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・買った経緯
くぼみねヒャダみてて
・買った理由
古本屋さんで見つけてステキで
・のこってる感想
自分の暮らしもていねいに残したい。 -
能町さんの静かな日常がうかがい知れる。
男性から女性へ。
現代でもよくあるとは言いがたい変身だけれど、
彼女は淡々と静かに自然に変化して行く。
人間観察力はさすがでございます。 -
牛込神楽坂あたりの生活がわかる。本人が住んでた家を出て、性転換をして同じ家に戻ってくる、という構造は新しい。でも肉体の姓が変わってもマインドはそんなに変わらないのでなんかへんな感じ。もともとmixiの日記だったものを編集して本にしたらしく。
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オカマだけどOLやってます 面白く読んだし、
レトロ感たっぷりの表紙に惹かれ、購入。
会社を辞めて、築40年超えのボロ…失礼!
趣あるアパート「加寿子荘」での暮らしの日記。
残念ながら、すらすら読めなかったな…。
読了はしたけど。
'18.10.09読書完了 -
ふわりとした文章。素敵なアパート(とその大家さんなど)。
結構筆者にとって重大なことをさらりと書いているのだけれど、読んでいるこちらも、ごく自然に受け止める。
なんだろう、この筆者の観察眼と感性。 -
賃貸アパートの入居者が大家さんのところへ行って「お家賃ですけど」と言ったら、「すみません、今月は厳しくて」とか続くのではないかと思ったら、「持ってきました」のほうでした(笑)。
性同一性障害の著者が20代後半の数年間を過ごした加寿子荘での日々を綴る。もっとも加寿子荘というのは著者が大家さんの名にちなんで勝手に呼んでいただけ。
性別適合手術の施術前と後、驚きつつも「うふふ」と笑いながら受け入れてくれる加寿子さん。性別なんて些細なことで、「人」を見ているのかもしれません。加寿子さんの年齢が判明する段ではふきました。十や二十の違いも、ごくごく些細なことにちがいない、きっと。 -
愛あるお家本。
なんやかんやで今の所、能町さんの本でこれが一番好き。 -
加寿子荘、さすがにもう無いだろうなー。若い時に不便な暮らしするのは楽しめるかも。
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能町みね子のmixiに書いた日記をもとに加筆修正したエッセイ本。
能町みね子さんは「オカマだけどOLやってます」をブログの時に読んでいて、その後テレビで見た時は「おお」と思ったものですが…
そのブログの前後のお話だったので色々感慨深い。
内容は面白くないわけじゃないんだけど、どうも個人的に要らない一文やツッコミが多くて、そこで集中力が落ち、また読んで行くうちに集中力が上がっては落ち、という感じ。
描写にしても、「好き」という気持ちが強すぎて、客観性がないのか入ってこなかった…
まぁ、mixiが元だというから、たくさんの人に読ませるために書いたわけじゃないんだろうなぁ、と思いつつ…