蜂蜜秘密 (文春文庫 し 52-3)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167904418

感想・レビュー・書評

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  • 村の為に自分を犠牲にする姿に心打たれました。
    また、このような自然あふれる村が本当にあればいってみたいとも思いました。

  • RPGのような話を期待してた。

  • 小路作品でもかなりファンタジー色のが強い1作。かなり昔、ハヤカワFT文庫がまだ全作読めていた時代(高校の時ぐらいか)の古き良きファンタジーな香りが漂よっている。

    甘い蜂蜜も良く味わうと苦みやエグみが程よく利いていて、それがないと深みに欠ける、人間関係もそうで、どうしても私利私欲を完全に消せないことで味わいとなる。
    かといって、それを開き直ると台無しになるわけで、私利私欲をあまり大きくせず、それをユルく認め消そうと努力する。そうであれば一番よいのだが…

    後半少々駆け足なのは、仕方ないのかなぁ。

  • 2015.11

  • なんだか可愛らしかった。

  • ひそやかに閉じられた村で穏やかに暮らす人々。
    何故と思うほどその村のためにすべてを投げ出す人がいて、世界設定だけじゃなくすべてがファンタジーな感じではありますが、良い人たちばかりなので読後感が良いです。

  • 装丁に惹かれて手に取る。
    ポロウの村はあえて文明から切り離された生活を守り続けている村。レオの使命は何なのだろうとドキドキわくわくしながら読んだファンタジー。ファンタジーで終わりかと思いきや最後の最後でむむむと唸らされた。人の業って…。

    それにしても今大切にしたいと思う想像する力が試される物語。小さな人たちにも読んでほしいな。想像するたのしさを知ってほしい。いや知っているはずだから思い出して、その力を豊かに育んでいってほしいと思うのです。

  • 「様々な苗字が混ざり合う謎めいた村」という、ディテールの作り込みがとても素敵だった。
    こういう「名前」の使い方もあるのだなと。

    この美しくて幻想的な世界観、是非ともアニメ化希望です。
    レオの声は勿論、渚カヲルでお馴染み石田彰さんで。

    しかし伝説や言い伝えというのは、やはり真相を知ってしまうと興醒めなのだな。
    大概、誰かの私欲にまみれているから。

著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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