え、なんでまた? (文春文庫 く 34-4)

著者 : 宮藤官九郎

• 文藝春秋 (2015年9月2日発売)

作品紹介・あらすじ

「この、泥棒ヘビ！」「マンハッタンラブストーリー」から「あまちゃん」まで、あの名セリフの数々はここから生まれた--。抱腹絶倒の裏エピソード満載。

感想・レビュー・書評

[市川 文緒さんの感想 · 2021年6月23日]

短いエッセイなので移動中に読むのにぴったり、なのだがついクスッと笑ったりにやにやしてしまうので、周囲からヤバい人と思われるかもしれない。10年前のことを懐かしく思い出したり、ひとつの状況に何通りもの反応を想定する思考回路を垣間見て、そうか、こういうことからああいう会話が生まれるのか、と想像したり。

3.11直後の時期に書かれたものもあり、宮城出身の人からみた自粛ムードへの疑問とか、遠くで心配しているより実際に帰省してみてよかったとか、あの頃の雰囲気を思い出した。ちょうど宮城と岩手を旅するのにこの一冊持って行くのを選んだのも、何か、巡り会わせを感じる偶然だ。
2011年の日記を読み返してみよう。


楽しいヒマつぶしにぴったりの一冊
永山の100均ばかりの古書店でみつけたもの

[hiiraさんの感想 · 2021年8月14日]

2021.8.14エッセイだから間空いても読めるのとっても良い。数年も前のお話なのにあのときのあのドラマの裏には、みたいな感じがとても面白くて。テンポもよくて電車で読んでもくすくす笑ってしまった。いつ、どこから読んでも楽しめる本

[るいこさんの感想 · 2021年3月13日]

トピックごとに分ける必要なくない？
普通に掲載順でいいのに。

[marchさんの感想 · 2021年1月9日]

Twitter実況女性を観察しているエピソードが好き。かんぱちゃんとのエピソードも大好き。文中に出て来る突然のノリツッコミとか、クドカンならでは視点の周囲へのギモンとかがおもしろくて、ちょこちょこ笑ってしまう。わたしは愛着をこめてクドカンと呼んでいる派です。

[金谷さんの感想 · 2020年6月28日]

言葉に敏感で、普通ならスルーしてしまいそうなフレーズにも引っかかって掘り下げていく。そんなエッセイ。相変わらず視点が面白い。つい先日、配信で轟天VS五右衛門観たところだったので、じゅんさんの体張ったサプライズに笑ってしまった。頑張ったのにね…もっと驚いて喜んでほしかったよね(笑)たまに出てくる娘さんかんぱちゃんとの話もほっこりして楽しい。

[アルファさんの感想 · 2020年4月1日]

心の中の蓮舫議員の「そのギャグ必要ですか！？」の仕分けと闘いながらの脚本執筆。

うわき、以外にもかんぱちゃんは色んな言葉をパパの台本から学んだんだろうなあ(笑

ドイツからの不思議な日本語のファンレターの話が傑作。

[美結さんの感想 · 2019年9月1日]

スラスラ読めて、クスッとするエッセイ。その中で、3.11は大きな出来事。このことで朝ドラ『あまちゃん』が作られた。ヒロイン決定のエピソードにうーんと。そして視聴率に一喜一憂。今、大河ドラマ『いだてん』を見ているが、工藤さんの心情は如何に？演劇のチケットに転売禁止に、大いに賛同。

[hide02961さんの感想 · 2018年6月11日]

ゆるいエッセイ。弟子をとらないくだりがおもしろい。

[Dr.（読多ー）あんころ猫さんの感想 · 2017年11月28日]

宮藤官九郎って脚本家のイメージだったんだけど俳優、作曲家、イラストレーター、監督、ミュージシャンと色々な顔を持っているんですね。

文章が軽妙でとても読みやすかったです。

[yueliさんの感想 · 2017年10月21日]

相変わらずの軽快なエッセイ。クドカンの作品は面白くて好きなんだし、エッセイも読みやすいのだけども、それほど面白い！とは感じないんだよなぁ。面白くないわけではないんだけど。ひとつが短いので隙間時間に読み進めるられるのがよい。

著者プロフィール

脚本家、俳優、作詞家、演出家、映画監督、ミュージシャン。1970年、宮城県生まれ。91年より大人計画に参加。2001年に日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した映画「GO」をはじめ、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」、NHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」など数々の話題作の脚本を手掛ける。16年「グローイング アップップ」、21年「わーわーわー～はじめてのウソ～」などの楽曲をNHK Eテレ「みいつけた！」へ作詞家として提供。また、同局のアニメ「わしも‐washimo‐」の原作絵本（安斎肇絵、小学館）も担当。

「2023年 『ＮＨＫ　みいつけた！　グローイング　アップップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」