働く男 (文春文庫 ほ 17-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167904524

作品紹介・あらすじ

働きすぎのあなたへ。働かなさすぎのあなたへ。音楽家、俳優、文筆家とさまざまな顔を持つ星野源が、過剰に働いていた時期の自らの仕事を解説した一冊。映画連載エッセイ、自作曲解説、手書きコード付き歌詞、出演作の裏側ほか、「ものづくり=仕事」への想いをぶちまける。文庫化にあたり、「働く」ことについて現在の気持ちをつづった書き下ろしのまえがき、芥川賞作家となったピース・又吉直樹との「働く男」同士対談を特別収録。

感想・レビュー・書評

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  • 二十代後半から三十代前半の星野源さんの魅力がいっぱい詰まったファンブック。
    映画評、ショートショート、俺を支える○○55(星野さんが好きなもの、影響を受けたもの)作った曲を振り返ろうコーナー、自作歌詞に手書きでメモを書き入れたもの、俳優としての出演作振り返りコーナー、星野さんをよく知る人たち(園子温さん、ハマ・オカモトさん)からのコメント、又吉直樹さんとの対談。
    いちばん印象に残った言葉は自身の曲『夢の外へ』は「実は童貞の友達の歌です。」
    そういわれると、なんとなくわかるような、わからないような…

  • 期末月で仕事に忙殺される中、読み始めてから何日かかったのかもわからない程の時間をかけてようやく読み終えました。

    星野源、あまりテレビを見なくなった私のイメージは歌手(音楽家)。

    しかし、本作で3冊目の作品を読み終えた。

    ということは間違いなく文筆家でもあります。

    そして、ドラマ、映画、舞台等の役者でもある。

    いやいや、働き過ぎでしょ^^;

    あなたは一体何者ですか?

    そんな働き過ぎの星野源が書いたすごく変な本でした(笑)

    説明
    内容紹介
    働きすぎのあなたへ。働かなさすぎのあなたへ。 音楽家、俳優、文筆家とさまざまな顔を持つ星野源が、過剰に働いていた時期の自らの仕事を振り返り、解説した一冊。映画連載エッセイから、ショートストーリー、自作曲解説、手書きコード付き歌詞、出演作の裏側、「ものづくり=仕事」への想いをぶちまける。くだらなさも真剣度も120%全部盛り! 働く男・星野源のある意味「攻略本」。 星野源はなぜこんなにも人気なのか? 本書を読めば人々の心を掴む理由が分かります。 文庫化にあたり、「働く」ことについて現在の気持ちをつづった書き下ろしまえがき「今はそんなに働きたくない男(仮)」、芥川賞作家となった又吉直樹との特別対談「働く男同士の仕事の話(仮)」を収録。
    内容(「BOOK」データベースより)
    音楽家、俳優、文筆家とさまざまな顔を持つ星野源が、過剰に働いていた時期の自らの仕事を解説した一冊。映画連載エッセイ、自作曲解説、手書きコード付き歌詞、出演作の裏側ほか、「ものづくり=仕事」への想いをぶちまける。文庫化にあたり、書き下ろしのまえがき、ピース又吉直樹との「働く男」同士対談を特別収録。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    星野/源
    1981年埼玉県生まれ。音楽家・俳優・文筆家。学生の頃より音楽活動と演劇活動を行う。2003年に舞台『ニンゲン御破産』(作・演出:松尾スズキ)への参加をきっかけに大人計画に所属。10年、『ばかのうた』でソロデビュー。13年発売の3rdアルバム『Stranger』はオリコンチャート2位を記録。また15年にはシングル『SUN』がオリコンシングルチャート2位、配信チャートでも軒並み1位を記録する大ヒット。俳優として、12年には『テキサス‐TEXAS‐』で舞台初主演。13年は初主演映画『箱入り息子の恋』、映画『地獄でなぜ悪い』等に出演し、第37回日本アカデミー賞新人俳優賞など多数受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 星野源さん自身が見た映画についての感想や、作曲した曲について、演じた作品について作品以外の雑談を交えながら面白おかしく綴った本。
    最後には又吉さんとのトークも入っており、星野源さんがどんな人なのかがよくわかる一冊でした。
    今でこそテレビで見たり、歌を聞いたりする機会が沢山あるが、その裏には昔から自分のやりたい事にストイックに取り組み、それを継続して来た数知れない努力があるのだと感じた。

  • 音楽家で俳優で文筆家の星野源の働きぶりがよくわかる。好きなことを追求して、仕事にしている必死さがすごく伝わってきた。音楽では「SUN 」が好きだし、次は「そして生活はつづく」という初エッセイ本も読んでみたいと思った。

  • ■映画コラム
    短いけど、源さんのエピソードも交えていて面白い。ポパイ掲載のコラム。
    しかし、出てくる映画、ほぼ観たことないやつだったよ。


    小泉純一郎はXJAPANのファンを公言して型破りなイメージ定着に利用したと書いてた源さん。
    その後、安倍晋三にうちで踊ろうのインスタ投稿されて良くも悪くも話題に。
    なんか、笑っちゃう、まんまと利用されてる源さんな。

    ■音楽、俳優
    曲を聴きながら解説読む。SAKEROCKの最後のアルバム好きだなぁ。
    出演作品は大人計画絡みがやっぱ多いですね。懐かしい。

    ■又吉×星野源
    二人とも好きだから、私にとってただ単に面白い。


    総じて、これは星野源ファンが楽しむ本かもしれない。
    前作の方が、エッセイとして楽しめたなぁ。

  • 盛りだくさんの内容ですよ!

    俺を支える55の◯◯は楽しい!…私と同じ支えがあると嬉しいものです。
    映画はたくさん観ているんだな〜同じ作品を触発され観てみたくなりました!

    ぜひ〜

  • #読了 2023.7.2

    私が初めてアーティストのライブに行ったのは2015年8月、星野源の武道館ライブ。演奏、歌、すべて1人だけで行うライブだった。
    友人に「星野源って知ってる?ライブがあるんだけど」と聞かれ「知らない。けど行ってみたい!」と付いていった。事前に聞いた過去の楽曲やライブDVDも素敵で、当日もとても楽しめた。

    (アーティストのライブっていわゆる夏フェスみたいな陽キャのウェーイってイメージでビビってたから、全然違くて良かった笑)

    今でこそ、ファンの人たちが終始立ち上がってて踊っちゃったりしてる星野源のライブだけど、私が最初に行ったときは基本的にみんな座って曲聞いて、たまに「源ちゃーん!」とか呼ぶと「はーい!誰!いま呼んだの!あ、君ね」」みたいに答えてくれたりして、下ネタや過去の恋愛話満載で、星野源が踊りたくなって「みんな立って!」って言っても全然立たなくて「お願い!みんなで踊ろうよ!」って言われてまったく源ちゃんは〜みたいな空気で渋々みんなで踊るみたいなかんじで。なんかすごく等身大なかんじで親近感が湧いた。それでいて真面目でアンテナ感度高くてセクシーで。一気に大好きになった。
    当時は世間もまだ星野源が浸透してなかったけど、今や大スターだからワーキャーだし、話す内容も多少制限があるのかな。その後、2回ライブに行ったけど少し寂しいね。(昔は良かったニキかてw)

    この文庫は2015年発行なのでその頃のお話。
    「萌え」の話が「エロ」の話になっちゃったり、モテない話だったり、うんこだったり。ほんといいよね笑
    うつ病やった私としては「不安神経症はこれは病気ではなく性格」って考え方とか、「コミュ障ですって、そっちが気を遣ってねって言ってる感じ」とかほんと同じこと思ってて嬉しかった。
    エッセイ以外のショートストーリーを初めて読んで新鮮だった。「急須」好きです。

    まだまだ売り切る前の著者ってかんじで、たくさん働いて、もがいて、ぶっ倒れて、復帰して、また自分を見直して。その時点で既にいろんな経験をした著者だけど、2015年以降一気に大スターの道を駆け上がり、当時とはまったく違う景色や心情を今や抱いているだろうな。
    「よみがえる変態」「いのちの車窓から」も読みたい。

    当時はガッキーと結婚するなんて1ミリも思ってなかったろうな笑 当時の気持ちをまだ残しているなら、ふとした時に「っつうか、おれ…ガッキーと結婚したのか…ヤベェ」って今でも思ってそう笑

    でも、読めば読むほど、知れば知るほど、aikoとの方がお似合いだった気がするなぁと思ってしまう(まじで大きなお世話w)。でも、ガッキーもメンタル弱めだから、等身大で庶民感あって、苦労人の星野源に癒され、支えてもらえるだろうなぁとも思う。(だから誰目線よ!w)
    ふたりとも幸せになれよ!←




    ◆内容(BOOK データベースより)
    音楽家、俳優、文筆家とさまざまな顔を持つ星野源が、過剰に働いていた時期の自らの仕事を解説した一冊。映画連載エッセイ、自作曲解説、手書きコード付き歌詞、出演作の裏側ほか、「ものづくり=仕事」への想いをぶちまける。文庫化にあたり、書き下ろしのまえがき、ピース又吉直樹との「働く男」同士対談を特別収録。

  • 文筆家、音楽家、俳優である星野源の2012年末までの仕事の系譜。
    いろんなことをやっている人だなぁとは思っていたけれど、こういうことだったのね。
    ところどころに書かれている自由な校風の中高一貫校での様子はとても興味深く読めた。人見知りでオタク⁉︎文才も演技の才能もないと言われたかつての青年は、日本中の誰もが知る多才な好感度抜群の男性スターになりました。
    映画評、面白かったな。
    「俺を支える55の○○」は、うわぁ〜Wilcoとかあげちゃう⁉︎とテンション上がった。
    「主な出演作、その裏では」の年表に手書きで注釈書いてあったり。
    いいなぁ星野源。
    いい具合に力が抜けて楽しんでるとこが好き。

  • 音楽家、俳優、文筆家と様々な顔を持つ星野源の全貌がこれでもかというくらい明かされている
    映画連載エッセイ、自作曲解説、手書きコード付き歌詞などなど

    単行本と文庫本(本書)の刊行の間でくも膜下出血を起こしたことをきっかけに、今は価値観がガラリと変わっているそう
    体が一番の資本なのは本当にそう
    若い時は健康を蔑ろにしがち…自分への戒めでもある

    映画も曲もコアなものが多くてそちらの方面に明るい人はもっと楽しめるだろうなーと思った
    とりあえず『パリ20区、僕達のクラス』『ザ・ロード』という映画を見てみよう

    この本を読んで自分の人生の支えになっているもの、今の自分を形作ってくれたものを認識することって意外と大切だなと思った
    認識することで感謝の気持ちが生まれて、その気持ちは生きるうえでの糧になる気がする

    私の場合は音楽と読書だなあ
    生涯これは支えになり続けるだろうし、あわよくばこれを通して誰かを支えになれたらなんて欲まであったりなかったり

    ✏理想的な幸せは、今現在ある不幸をより浮き彫りにするのだ。

  • 映画批評が読み始めるとついつい共感、映画を観たくなってしまう。試写会などはトイレが近いから行きたくなく、家でDVDで観れる作品がテーマになっている所も良い。本人の「好き」「嫌い」「遊び」がたっぷり詰まった一冊。個人的にはeastern youthが好きというのも、意外で良い!

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著者プロフィール

1981年、埼玉県生まれ。俳優・音楽家・文筆家。俳優として、映画『罪の声』で第44回日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞。音楽家としては、近年に『SUN』『恋』『ドラえもん』『アイデア』『創造』『不思議』など多数の楽曲を発表。また、著作に『そして生活はつづく』『働く男』『よみがえる変態』がある。音楽、エッセイ、演技のジャンルを横断した活動が評価され、2017年に第 9 回伊丹十三賞を受賞。

「2022年 『いのちの車窓から』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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