壇蜜日記2 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2015年9月2日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784167904531

作品紹介・あらすじ

あの『壇蜜日記』が帰って来た!



「想像に任せるなんてイケてる芸能人みたいな事は言わないでおく。抱かれた」。猫と昼寝に明け暮れてた壇蜜34歳に驚愕の新展開!

感想・レビュー・書評

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  • 「人間に強い弱いなどあるものか。傷ついて何が悪い」
    こう言い放てる壇蜜さんを、とてもかっこいいと思います。
    自分に向けられた棘のある言葉を処理する鋭さとしなやかさ。
    打たれ弱い私の目には眩しく映りました。

    いつも一歩引いたところから、冷静な目で社会を、人を、自分を見つめている距離感が好み。

  • 夜寝る前にちょこちょこと読み進めていた一冊。
    派手なイメージであるはずの芸能界の日常を、何処か穏やかに、何処か卑屈に何処か冷めた視線で描いている。
    あんなに美しくて資格も持っている人なのに、何故あんなに卑屈なのだろうか。不思議。
    あの声で脳内再生して読み進めるととても心地よかった。

    あと表紙絵の香水がよそいき用に唯一持ってる香水と同銘柄で、こっそり嬉しかった。

  • あの『壇蜜日記』の第二弾。2014年の夏から2015年の夏までの日記が綴られている。

    自虐的で、慎ましやかな攻撃性と知性が共存する、少し捻くれた文章は健在である。日々の日記は多くても300文字程度なのだが、時折、ズバっと心が抉られる日記と出逢う。

    自分が一番、心を抉られたのは、2014年9月21日に震災による原発事故について描いた日記だ。短い文章で壇蜜自身のことにも触れながら、現実を切り取ってみせる彼女の視点と文章表現に知性を感じるのかも知れない。

  • 個性が伝わる上手な文章です。この頃の壇蜜さんの心情が綴られていて、それが実に意外でした。世間からどう見られるかが、頻繁に書かれています。その割には露悪的です。男に対しては、素直で従順とは真逆でしょうか?素直に見せても生活の為とか、結構、頑固で強い部分を見せているのが、面白かった。

  • 2014年の頃のつれづれ日記。芸能界での立ち位置に迷っている時期だったようだ。それでも日記の彼女は変幻自在な顔を見せる。それにしても壇蜜さんの「抱かれた」という一言に全てを持っていかれた。なんとエロスの漂う言葉なのだろう。波瀾万丈な女性が紡ぐ言葉はやはり粋なのだ。自分を卑下しつつも、ごく普通の感覚も持ち、独特の感受性に富む、たぐいまれなる芸能人だと感じる。それにしてもよく寝る人だ。彼女の愛する物の一つに「猫」があるが、その様はまるで「猫」ならぬ「寝子」と名付けたくなる。壇蜜さんはいい香りがするに違いない。

  • p.160の
    「振り返ってみて感じる気持ちの一つが愛ではないか。
     愛しているよりも愛していたの方が重くのし掛かる」
    の一文が強く印象に残った。

  • 壇蜜さん…1巻よりも、すさんでいる気がしました。とても綺麗で、好きだなと思いながらいつも見ているので、もう少し堂々としていてもいいのにな。なぜこんなに自分のことを低く見るのだろうと疑問に思いました。やはり人の目に触れる分、心ない言葉を投げかけられることも多いのでしょうか。日記自体は前回同様、さらりとすごいことが書かれていて、それをさらりと読んでからえ!?となり、そしてニヤリとさせられるところが良かったです。

  • 第一弾が大好きだったので、第二弾を見つけたときは嬉しかった。同じ事柄を見てもそこから紡ぎ出される壇蜜さんの言葉のほうが深く、正直で、お洒落。読んでいる間は文に浸れる。手書きのあとがきも人柄が出ている。

  • 「チョコレートの受け取りよりもジムを優先される」(2015/02/14 )は、情景と気持ちがぎゅっと凝縮された自由律俳句の趣。「喫茶店は昔から自分を保つものの一つとして時々通うことを大切にしているので節約などできない」には個人的には激しくうなずいた。「その後の事は想像に任せるなんてイケてる芸能人みたいなことは言わないでおく。抱かれた。」「消えた干された飽きられたという話をどれだけ聞いたか。 それでも他に生きていく方法を思いつかないあたり「ふてぇ奴だ」と自分でも思う」あたりは、率直でもあり露悪でもあるのかな、と思った。読んでていいなあ、と思ったところ。

  • 変わらぬ文体。安心して読める。
    今ならどんな日記を書いているのかしら。

  • 攻撃的だと思ったら必要以上に卑屈で、こんな美しい人を傷つける人の罪深さに腹立ったりした。抱かれてるんかい!はご愛敬。

  • 前作も読んだが、やっぱりこの人の感性や言葉遣いは素敵だと思う。
    もっと自信を持てばいいのにと思うものの、芸能界という特殊な世界で生きて行くためには個性が必要であり、彼女または周囲の人が選んだ個性が色眼鏡で見られがちな特殊なものであることは否めない。だとすれば、そう扱われたことの結果として必要以上に自虐的になったのも必然か。
    いずれにせよ非常に面白い日記であることは間違いないので、この後も読んでみようと思う。

  • 芸能の世界に携わる年月が積み重なる上で虚無が漂ってくる言葉は諸行無常を行間に感じ取れる。やはり壇蜜の文章上手し。

  • 日記の日付を見て、当時自分が何をしていたのか思い出そうとしていることもしばしば。
    ネガティブな意見に打ちのめされている日も多くて、そんな意見ばかりじゃないよ、と思ってみたり。
    スルスル読めて一年近くの日記があっと言う間だった。過ぎてしまうとそんなものなのかもしれません。

  • 「どうなんだ、男よ、野良犬になったことは、あるかい。」このフレーズにしびれまくり。壇蜜さんの2冊目のエッセイ集。どこか卑屈で、「のびやかですこやかでキラキラしている」とはほど遠い冷徹な筆致なのに鋭い観察眼と独特の歪みが魅力的な壇蜜エッセイ。表紙の絵もばっちしです。続きをどんどん読みたくなる。

  • 彼女の流す涙を眺めてみたい、と思う私は「ウチの子」の1人に認めてもらえるのだろうか

  • 2も気怠く薄暗く、滲み出る知性と色気で、とても落ち着きました。壇蜜さん、自分を卑下してる日記もあるのですが、とんでもない。素敵な女性です。3も楽しみ。

  • 等身大の姿を豊かな語彙で綴るのは、1巻から変わらない魅力。
    比べれば、1巻の方がネタと言葉のキレが良かったかなという感覚が、3巻へ進むか迷わせるけれど。

    もし彼女が温かい陽だまり生活を謳歌したら、彼女の独特な感性でこれまた素敵な日記を綴るのではないかと思わずにはいられない。

  • 面白い。壇蜜の文書の才能はなんというか不思議な感覚。
    考えさせられたり、クスッと笑えたり。とても面白い。

  • 印象が変わった。
    正直な人。

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著者プロフィール

壇蜜

1980年12月生まれ。昭和女子大学卒業後、多くの職業を経験。調理師、日本舞踊師範など多数の免許・資格を持つ。2010年に29歳の新人グラビアアイドルとして注目を集める。映画やテレビなど活躍の場を広げ、「結婚してみることにした。壇蜜ダイアリー2」(文藝春秋)、「壇蜜歳時記」(大和書房)、「どうしよう」(マガジンハウス)など著書多数。

「2020年 『三十路女は分が悪い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

壇蜜の作品

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