勘三郎伝説 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2015年10月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784167904739

作品紹介・あらすじ

いまもなお記憶に残る、誰もが魅了されたあの声、あの笑顔――人を愛し、芝居を愛した、十八代目中村勘三郎は、寝る間を惜しんで五十数年間、たくさんの人と出会い、多くのことを吸収し、人の何倍も生きた。幼いころから、その成長ぶりを見守り続けた著者による、人間・勘三郎の魅力をあますことなく綴った一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で。
    勘三郎さんも亡くなられて大分たちますが、舞台で一度観たかったなぁとしみじみ思います。
    自分が歌舞伎に興味を持ったのが、WOWOWで放映されていた平成中村座で、歌舞伎座こけら落とし公演で観られるかなと思っていたのに残念です。結局三津五郎さんもあの時の助六が最初で最後だったんだな、と思うと色々もったいない限りです。

    歌舞伎が好きな人だったんだろうなぁというのはよく伝わってきました。とは言え過去の恋の話なんて言うのは今のご家庭には複雑な話なのかもな、なんて思いながら読み終えました。ホント、一度は観たかった、それに尽きる気がします。

  • 伝説になる前にもっともっと観ていたかった。自分が観た勘三郎さんがフワッとよみがえってくるようだった。

  • 芸人というのは最終的には「芸を見せる」ということより「人間を見せる」もの、歌舞伎や落語は媒体にすぎず、その魅力ある人間に観客は会いにいく。伝説になる人たちはその一挙手一投足で惚れさせてしまう。だから後世に語り継がれる。

  • 歌舞伎に詳しくないと難しいし、面白くないかも。
    私は歌舞伎に詳しくないけど、勘三郎さんに興味があったので読みました。
    勘三郎さんと親しい人や著者とのエピソードや舞台での彼の演技について書かれたノンフィクション。
    ほぼ100%、歌舞伎に関するエピソード。○○の舞台でこんな演技をした。。この舞台で○○さんとの交流が始まったとか、そんなエピソードが事実として淡々と書かれているだけなので、私が期待した内容ではなかった。太地喜和子さんとの恋愛の話だけは面白かったです。

  • 群衆に囲まれたなかの中村勘三郎と会ったことがあります。

    例によって歌舞伎については頭から小馬鹿にしていてまったくといって見たことがありませんが、あっ、といっても去年だかに母が興味を持って見に行きたいと言い出したので、とりあえずWOWOWの歌舞伎特集をブルーレイにダビングしたら10枚にもなったことがありました。

    それはともかく中村勘三郎には、何年か前に偶然ちょうど歌舞伎座の前を通りかかったときに、おば様だらけの群衆の塊に遭遇したおり、何だろうと好奇心丸出しになってその中心へ向かってかき分けて入って行ったら、たしかに見知った人物がいたのでした。

    それが、大河ドラマ『元禄繚乱』(1999年)映画『戦争と人間・第一部』(1970年)『真夜中の弥次さん喜多さん』(2005年)『やじきた道中 てれすこ』(2007年)で見たことのある中村勘三郎でした。

    でも、そのときの場面といったら、周りのおば様たちも爆笑ぎみだったのですが、ちょうどマッカーサー元帥と今上天皇とのツーショットと見紛うほどの様子で、それは私が182で彼が165で・・・、終戦直後の写真とは少し大袈裟かも知れませんが、たぶんそんなイメージで見られたのだと思います、その場の方々は。

    木霊するような爆笑の渦が沸き起こったのを、昨日のことのように覚えています。

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著者プロフィール

関容子

東京都に生まれる。日本女子大学国文科卒業。エッセイスト。昭和56年『日本の鶯──堀口大學聞書き』で日本エッセイスト・クラブ賞、平成11年『芸づくし忠臣蔵』で読売文学賞など受賞多数。
主な著書に『花の脇役』『女優であること』『新しい勘三郎──楽屋の顔』『海老蔵そして團十郎』『舞台の神に愛される男たち』『客席から見染めたひと』『勘三郎伝説』などがある。

「2021年 『銀座で逢ったひと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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