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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167905125
作品紹介・あらすじ
来日三年目、居酒屋で時給900円のバイトをしながら法律の勉強にはぜむ中国人女子大生の林杏(りんきょう)は、ふとしたきっかけで、カード犯罪で逮捕された中国人の通訳を務めることになる。
4時間弱の労働で得た報酬は、15000円! 夕食にいつもより高いデザートをコンビニで買う。林は謝礼のお札をしげしげと眺め、一万円札の福沢諭吉に「万太郎」、5000円札の樋口一葉に「おせん」と名付ける。
コンビニで支払われた「おせん」はあっという間に海を渡り、人間の欲まみれの世界を裏側から見つめることになるが――。
貨幣は世の中を便利にする画期的な発明だけれど、それによって人生を狂わされたりもする。ユニークな構成と奇想天外な展開で好評を博した、傑作〈お金〉小説。
解説・中島京子
みんなの感想まとめ
お金の持つ力とその影響を描いたこの作品は、主人公の中国人女子大生が経験するさまざまな人間模様を通じて、貨幣の裏側に潜む欲望や葛藤を浮き彫りにします。特に、貧富の差を象徴するエピソードや、通貨の冒険と個...
感想・レビュー・書評
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貧富にまつわるエピソードとして叔母さんの手術の話は強烈だった。
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テーマの面白さから行くと、小ぢんまりしたなぁというか。お札の冒険と中国人留学生の個人的なお話しを対比させたのは経済にまつわるお話として、それはそれで理解できるんだけど。もっと荒唐無稽な話を勝手に想像してただけ。ベンジャミン・フランクリンと毛沢東のフルシチョワについての会話はちょっと面白かったなー。
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【芥川賞作家が描く「人生を狂わす金の魔性」】居酒屋でバイトしつつ法律の勉強をする中国人女子大生・林杏。人を幸福にも不幸にもするお金の魔性をユニークな構成で描く傑作長篇。
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