海狼伝 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2015年12月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (560ページ) / ISBN・EAN: 9784167905149

作品紹介・あらすじ

戦国時代終盤、対馬――。松浦党の一族であった母とともに海と船へのあこがれを抱いて育った少年・笛太郎は、航海中、瀬戸内海を根城とする村上水軍の海賊衆に捕えられた。笛太郎は瀬戸内まで連行されるが、そこで自分が村上水軍の将の息子であることがわかり、それからは海賊衆とともに行動するように。その後笛太郎は織田信長の水軍との海戦に加わるなど力量を発揮、比類なき「海の狼(ウルフ)」へと成長していった……。

日本の海賊の姿を詳細にかつ生き生きと活写し、海に生きる男たちの夢とロマンを描いた海洋冒険時代小説の最高傑作。第97回直木賞受賞作。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

海洋冒険時代小説としての魅力が詰まったこの作品は、戦国時代の対馬を舞台に、海と船への憧れを抱く少年・笛太郎の成長を描いています。彼は村上水軍に捕まり、海賊としての新たな人生を歩み始め、次第に「海の狼」...

感想・レビュー・書評

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  • あー、面白かった!海洋冒険時代小説の最高峰で、第97回直木賞受賞作、という煽り文句に惹かれて読みましたが、話しに違わず引き込まれました。ひととき、夢中になれました!「海王伝」も是非読みます。

  • この作品で直木賞から数十年?
    読もう読もうと思って読まなかった作品。

    村上海賊の娘が好きな人なら気に入ると思います。

    海狼伝の狼って誰だ?って読みながら思ってましたが
    笛太郎だったのか。。。優しい狼やなあw

    続編もあるようなので気が向いたら読みます。

  • 対馬で小舟に乗って海人を輸送する日々を送っていた笛太郎。朝鮮から帰ってきた宣略将軍、金崎加兵衛と会ったことで海賊となる。村上海賊が護衛する商船を襲うも返り討ちに会い笛太郎、雷三郎は能島村上海賊に捕まり能島小金吾に引き取られ海賊として働く。小金吾が自身の金で黄金丸という船を作り最後対馬の宣略将軍と戦い小金吾は死ぬも青龍船を破壊し勝利する。最後の海戦は読み応えのある戦いで、宣略将軍が船とともに沈む際に笛太郎が自分に変わって悪行を重ね悩み苦しむというセリフはこの話を通して海賊の悪行に不審を抱いていた笛太郎が同じ道を辿ってしまうのではないかと考えさせられる。対馬や瀬戸内の地理にそこまで詳しくないので地図を見ながら読んだ方が良かった。

  • 十時半睡シリーズを読んでファンになった白石一郎さん。
    すでにお亡くなりになっていて残念。

    この本,第97回直木賞受賞作品。
    文庫版として553ページの長編。

    時代は未だ日本統一がなされていない時代。
    日本では織田信長が、僧兵らとの戦いを続けていた時期であり、朝鮮半島,中国も混乱の時代でもあった。
    壱岐,対馬地方では、朝鮮半島中国海岸部との地域的な貿易もあり、海賊働きも横行し、それぞれの国民のなりをして、民族を偽って自国市民に海賊を仕掛ける輩も多かった。
    戦いで捕虜となったものが、相手方の奴隷,手下となって、働くことも普通であった。

    そんな時代に、瀬戸内海では村上水軍が大きな力を持っていた。通行料を取り暮らしていた。
    それも、難敵な瀬戸内特有の航路を知る有益性からだった。
    無事に荷物を運ぶことは,商人にとって第一。
    村上水軍は、その航海術を道具に運ぶ荷物の1割を奪っていた。

    当時の武士たちの力関係や、歴史,日本だけにとどまらないコスモポリタン的な登場人物が面白い。

  • 海の冒険小説とゆーか、海の時代小説かな。
    続編にあたる『海王伝』もあるので、ぜひ読んでみようと思います。

  • 小金吾が良すぎる。

  •  時代は戦国時代、最初は隠岐の子供が海賊にさらわれて海賊の仲間として育てられてゆく。途中から舞台は瀬戸内に移り、村上海賊の物語が中心となってくる。海を舞台にした壮大な冒険小説、読みごたえはあるしお勧めしたい本だった。

  • 珍しく対馬を舞台にした小説だと知り、読んでみた。文中で「鬼ヶ島のよう」と評される対馬の様子や、朝鮮や壱岐との関係性(壱岐とは嫌い合っている)など、なるほどたしかに、と納得しながら読んだ。
    時代背景がよくわかっていないので、面白さは半分だったかもしれないが、それでも村上海賊と対馬の海賊たちとの違いや、船に夢中になる笛太郎たちの姿など、なかなか面白かった。最後の海戦は、読んでいてドキドキするほど。通底する人情味が、時代小説ぽくて良い。

  • 2020.10.01
    狼というほど獰猛な感じじゃなかった気がするが、登場人物やこの時代の死生観もよく描かれていて面白かった。
    村上海賊の娘も読んでたから時代背景は掴みやすかったかな。

  • かなり久しぶりに(2年くらいか)、日本の歴史小説を読んだ。戦国時代、織田信長が天下統一を目指している時代に、海と船を通じて成長する青年の物語。読んだのは、ひとつ前の版か。

    あまり自らの意思を出す機会の無かった笛太郎に、中盤はやや物足りなさを感じたが、なかなか面白い物語だった。

  • ワンピース。人の命が安い時代があったなー。今は
    ありがたい時代だなー、と思いました。

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  • 【海洋冒険時代小説の最高傑作、新装版登場!】日本の海賊の姿を生き生きと活写し、海に生きる男たちの夢とロマンを描いた海洋冒険時代小説の最高傑作。第97回直木賞受賞作。

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著者プロフィール

白石一郎(しらいし いちろう)
1931年11月9日 - 2004年9月20日
釜山の生まれの作家。終戦までは釜山、戦後は佐世保市で育った。長崎県立佐世保北高等学校、早稲田大学政治経済学部卒業。双子の息子がおり、白石一文・白石文郎両名ともに作家となった。
1987年『海狼伝』で第97回直木賞、1992年『戦鬼たちの海—織田水軍の将・九鬼嘉隆』で第5回柴田錬三郎賞、1999年『怒濤のごとく』で第33回吉川英治文学賞をそれぞれ受賞。

白石一郎の作品

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