警視庁公安部・青山望 頂上決戦 (文春文庫 は 41-7 警視庁公安部・青山望)
- 文藝春秋 (2016年1月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (359ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167905248
作品紹介・あらすじ
日本公安警察vs中国マフィア新たな敵はチャイニーズ・マフィア! 悪のカリスマ、神宮寺武人の裏側に潜んでいたのは中国の暗闇だった。青山ら公安がついに挑む。
感想・レビュー・書評
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2020/04/29 28読了
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2431つ上手く情報が繋がってスーパーマンみたいです。シリーズもそろそろマンネリか?
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初冬の温泉郷で発生したフグ毒殺人は、公安vs巨悪「頂上対決」の幕開けだったー。上海と香港の中国マフィア勢力争い、新旧日本ヤクザの利権争い、そして警視庁に巣食う派閥争い。それぞれの大分裂が絡み合う中、青山ら同期カルテットが対峙する新たな敵の正体とは。
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書き下ろしじゃないと、なんか怖い。中国共産主義が必ず崩壊すると言い切っているのが、妙にリアル。
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【作品紹介】
初冬の温泉郷で発生したフグ毒殺人は、公安vs巨悪「頂上対決」の幕開けだった―。上海と香港の中国マフィア勢力争い、新旧日本ヤクザの利権争い、そして警視庁に巣食う派閥争い。それぞれの大分裂が絡み合う中、青山ら同期カルテットが対峙する新たな敵の正体とは。公安警察を知りつくした著者による人気シリーズ第7弾!
【感想】
毎回、事件の全容がパズルの如く明確になっていくので、読むたびに作品に引き込まれる。
ただ、いきなりこのシリーズ7作目を読んだ人は、背景、経緯を理解できるのだろうか?
と、いつも疑問に思う。
あと、毎巻事件の全容が各作品内で(終了までに)解明されるわけではなく、次の巻に引き継がれるのためモヤモヤが残るが、結局次巻も読むので、これも作者のテクニックなのだろう。 -
タイトルは頂上決戦とあるがまだ続きそうな予感。
いつものサクサク感とパーフェクトな青山は健在。
現実の世界と照らし合わせて読めて面白かった。
紅茶の銘柄とかいちいち出してきてやや鼻につく。 -
頂上決戦なんて題名だから終わりかと思ったらまだまだ続きそう。ただ、ノンキャリアの階級としてはもう結構限界かな。とにかくいつも通りリアル過ぎて面白かった。
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青山さんのプライベートの今後が気になります。改めて公安の恐さを知りました
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青山シリーズは相変わらず内容が濃くて
複雑で重厚なのにスピーディー
物語がズンズン集約して収まっていくのは
読んでいて快感 -
ひさしぶりの 濱嘉之。
公安対中国マフィアのXデーに期待した。
青山のシステムが 具体的な実行段階。
携帯電話の微発信で、どこにいるのか
確実にキャッチできる。
行動範囲を予測して、見張ることができる。
ビッグデータにデータをインプットすれば、
その人の関連性が、明らかになる。
青山の思考様式が 犯罪を未然に防ぐのだが、
それを こえた事件が起こる。
現在と近未来のことが、展開されるが、
なぜか 以前のような 青山望 らしくないのだね。
ヤクザ組織 が 分裂して、激しい抗争を
繰り広げながら、中国マフィアのヤクザ組織への侵入。
マネーロンダリング。
そして、中国人への医療サービス。爆買い。
次のターゲットが カジノ。
それに関わる 絶滅しかけの日本の極左集団の動き。
フグ毒とトリカブト毒の拮抗作用。
(養殖フグは毒がないはずなのだが)
それを実行する 注射器。
中国での反対勢力への粛正的殺人。
習近平の動向と共産党支配の中でマフィアが暗躍する。
最新の話題が満載にも関わらず、
なぜか ものたらないものが あったのは、
なぜだろうか。
『頂上決戦』という言葉が 悪いのかな。