- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167905293
作品紹介・あらすじ
鏡磨ぎの梟助じいさんが大活躍するシリーズ第三弾!五歳で死んだ一人息子が見知らぬ夫婦の子として生れ変ってた⁉ 愛犬クロの行動に半信半疑の両親は…梟助が様々な「絆」を紡ぐ五篇。
感想・レビュー・書評
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2016年1月文春文庫刊。書き下ろし。シリーズ3作目。犬の証言、ススキの木兎、幸せの順番、コドモルス、百物語、の5つの連作短編。梟助の蘊蓄語りとお客さんの語りで構成される話は興味深く面白い。「幸せの順番」の続きが知りたくなる。梟助の出自が「百物語」で解明されとても満足。続きものを読んでる醍醐味です。良かった良かった。
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1冊目、2冊目と、語り手がいることの必然性に疑念を抱きつつ読んでいたが、3冊目にきて、ついに、というか、いよいよというか、鏡磨ぎが語り手としていることに意味が出てきたように思った。これまでは語り手の語る蘊蓄、鏡磨ぎ職人でなくてもいいんじゃない?と思っていたが、3冊目でつながったように思う。
「幸せの順番」なんて、語り手なしで、独立した別の短編で読ませた方が面白いんじゃないか、と思いながら読んでいたが、なかなかどうして、この結末はお見事だと思った。
3冊目にきて面白くなったと思ったけれど、
さて、ここで一休み。かなり時間をおいて次作を読もうかな。面白いと思った本作の感じを少し長く置いておこうと思います。 -
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【鏡磨ぎの梟助じいさんが大活躍するシリーズ第三弾!】五歳で死んだ一人息子が見知らぬ夫婦の子として生れ変ってた 愛犬クロの行動に半信半疑の両親は…梟助が様々な「絆」を紡ぐ五篇。