ザ・万字固め (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2016年2月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167905538

作品紹介・あらすじ

エッセイなのに衝撃の結末!



熱き瓢箪愛から東電株主総会潜入記まで。奇才作家の縦横無尽な魅力満載のエッセイ集。綿矢りさ、森見登美彦両氏との特別鼎談も収録。

感想・レビュー・書評

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  • 映画化されたのは全部観たけど、読んだのは、「鴨川ホルモー」だけ。
    ちょっと前の万城目さんのエッセイ集!

    この人、瓢箪に魅せられてんねんな。
    はじめの辺は、瓢箪の話ばっかり!
    熱意は充分伝わりました〜

    また、台湾で人気なんやな。万城目さん。
    サイン会で、100人とか、300人集まるほどの人気。
    でも、記事は、万城目さんのお母さんが、東日本大震災の寄付のお礼言っとき!がメインになったのに、ほんまやけど、確かに事実やけど、でも寂しい…って気持ちを露呈してるとこに笑ろた。

    マキメマナブの関西考では、地下鉄な話で、以下のトラップが笑ける。
    (関西以外の方、ごめんなさいm(_ _)m)
    ・四つ橋線はあれだ。西梅田と東梅田という、ともにお尻に「梅田」がついているのをいいことに、谷町線とグルで、「何かお互い近そう」と錯覚させ、「なんちゃって梅田」トラップを仕掛ける。
    →王道の御堂筋線の梅田の周辺に、色んな梅田…混乱の極み…

    ・本町駅での、四つ橋線と御堂筋線による接続トラップ。(これって接続と言うのかな?というかひと駅分歩いてないかな?)
    人呼んで、「どんだけ歩くんじゃい、接続トラップ攻撃」。
    →確かに延々と歩かされる。階段登ったり、下ったり…(^◇^;)

    マキメマナブの想い人たちでの、車谷長吉の人生相談も面白い。
    「私は不運だ」
    →「不運な人は、不運なりに生きていけばよい」(もっと、不運な例を挙げながら)
    なんやそれ?的なのが、面白い。まぁ、相談した人は、泣きそうになるな。

    関西の人なんで、面白おかしく書かれてて、面白いので、スイスイ読める。
    ちょっと後半、中二病かいな?みたいになって、最後は、SF的な終焉を迎える…

    • ultraman719さん
      shintak5555さん

      大阪ラビリンス、メルカリで購入してしまいました!
      shintak5555さん

      大阪ラビリンス、メルカリで購入してしまいました!
      2024/06/17
    • shintak5555さん
      ハードSFというSFカテゴリの中でもマニアックなジャンルで、堀さんは第一人者!
      癖が凄いので、忖度なしの感想を楽しみにしています!
      ハードSFというSFカテゴリの中でもマニアックなジャンルで、堀さんは第一人者!
      癖が凄いので、忖度なしの感想を楽しみにしています!
      2024/06/17
    • ultraman719さん
      了解です!
      了解です!
      2024/06/17
  • 子供の頃、青春の真只中、人には言わない、言えない素朴な疑問や、突拍子もない思いのあれこれから、深い洞察、時に妄想が膨らんでいくーーだれにでも結構あるかもしれないな。と思いつつ、万城目さんにかかると、とんでもない方向に膨らみ、暴走していくこともある。
    でも、この感性がとても魅力的。ここからあの奇想天外な物語は始まるのだなと思う。

    大阪トークは現地の感覚がないので、全くわからず残念。

    歴史的な私 のデジタル革命は目から鱗だつた!!

  • ひょうたんへの限りなき愛。城崎温泉で構想した「タオル本」小説。台湾で「しゅららぼんコール」の不意打ちに出くわし、大阪市営地下鉄を戦隊ヒーローになぞらえるーー。文庫化で、ブラジルW杯観戦記、畏敬する作家・車谷長吉への追悼など10篇を新規収録。迷想する。旅する。栽培する。縦横無尽! 奇才マキメのエッセイ集! ミシマ社2013年刊の増補。
    (2013年)
    --- 目次 ---
    マキメマナブの日常
     ナチュラル・ボーン/あなたの知らないひょうたんの世界/清兵衛と瓢箪と私/
     拝啓 ひょうたん様/『まんが道』から延びた道/藤堂高虎とあそんでみる
    旅するマキメ
     わんちぇんむぅがやってくる ヤァ!ヤァ!ヤァ!/ギリシャ慕情/
     さようなら、さようなら
    デリシャス七重奏
     出前/鰻/ミルクティー/パスタ/モーニング/寿司/タルト
    やけどのあと(2011 東京電力株主総会リポート)
    マキメマナブの関西考
     地下鉄路線めぐり/戦隊ヒーローとして捉えてみる/
     あをによし考、のち、あをにより行/すべての大阪、わあしの大阪/
     『城崎裁判』ができるまで/
    マキメマナブの想い人たち
     『車谷長吉の人生相談 人生の救い』解説/車谷長吉さんを悼む/
     夢が現実にぶつかるとき(2014ブラジルW杯第一戦リポート)/
     雨の日の祭りは盛り上がらない(2014ブラジルW杯第二戦リポート)/
     四年の成果は「勝ち点1」(2014ブラジルW杯第三戦リポート)/
     やがて悲しき二十面相(『空飛ぶ二十面相』解説)/
     幽霊塔からのメッセージ/
     三文人やわらか問答(万城目学×綿矢りさ×森見登美彦)
    ザ・万字固め
     平成便利考/少年時代/歴史的な私/万字固めがほどけない/最後の書簡

  • 万城目学のエッセイ初読み。
    出身地が同じこともあり、こども時代のエピソードが親近感持って読めて面白い。大阪市営地下鉄をレンジャーに例えるくだりは、いやその線にそのキャラは違うでしょとツッコミ入れつつ読めた。
    東京電力の大損のくだりは、心の動きをリアルに書いてくれているのがよかった。
    瓢箪へののめり込み具合は安住アナを思い出した。安住さんはパンダだけど。頭が良い人は興味を持ったらどこまでも調べ尽くしてしまって、側から見たら面白いことになるんだなと思った。

  • 久しぶりのまきめーはのほほんと大損をして、瓢箪を育てて、脳内サッカーチームを戦わせ、もりみーとしゃべる。

    つまりわたしは彼が好き。

  • 「エッセイなのに衝撃の結末」、帯の惹き文句に偽りはないものの、少々読者をナメてます。ふざけとんのか!とツッコミを入れたくはなりましたが、そこに至るまでは楽しいエッセイ。

    題材は多岐にわたっていて、「マキメマナブの日常」の章では、ひょうたん栽培にハマってしまった万城目さんの話が可笑しい。「旅するマキメ!」ではギリシャの空に想いを馳せ、「デリシャス七重奏」には美味しそうなものいっぱい。パスタの話には目が潤みました。東京電力の株主だった万城目さんの株主総会リポートという異色の章もあれば、「マキメマナブの関西考」に関西人としては心が躍ります。大阪市営地下鉄各線を戦隊ヒーローに見立ててみるとはどういう思考なのか。そういえば他の章には戦国武将でサッカー日本代表を組んでみるという試みも。「マキメマナブの想い人たち」では、京都に縁のある作家、森見登美彦と綿谷りさとの対談を楽しく読みました。

    城崎温泉でしか入手できないという万城目さんの『城崎裁判』、ぜひ赴いて手に入れたいものです。

  • 万城目さんの魅力は突拍子もない設定の小説だが、エッセーも秀逸。今作も、ひょうたん栽培の話から東電の株主総会の話(しかも2011年の)、城崎温泉からエーゲ海まで、幅広い話題をおもしろおかしく書いている。森見さんとはホント仲良しなんだなーお互い認めてないけど(笑)
    次のエッセー本も楽しみにしてます。

  • 瓢箪のお話は、文豪感があふれだしていてツボでした。

  • 実は初めての万城目学。特に毛嫌いしていたわけではないのだが、何故か今まで手に取らず。それなのに今回手に取ったきっかけは、森見さんが出てくるから。ただそれだけ。そんな理由から読んでみたのだが、これがなかなか面白い。そのなかでも、戦国武将でサッカーチームを作る話が好き。何人かでそれぞれ考えたら、侃侃諤諤の話し合いになって盛り上がりそう。面白い人だということがわかったので、他の作品も読んでみようと思う。

  • 電車の中で読んでいけませぬ。
    「デアルカ弾炸裂!」で笑いを堪えるのが大変でした。

  • 2022/05/07

  • 途中どうしても読めないのがあって飛ばし飛ばしで読んだ。

  • 「マキメマナブの日常」「旅するマキメ!」「デリシャス七重奏」「やけどのあと」
    「マキメマナブの関西考」「ザ・万字固め」

    最初の2つは面白かった。他はあんまり。

  • 万城目氏に限らず、作家先生は各出版社ごとに作品を提供する。だからエッセイの類も出版社の数だけ上梓されることになる。A社に書けばB社のためにも書かないわけにいかないもんね。おかげで読者は何種類かは楽しませてもらえる。さて本作もオモシロい。エッセイは失敗談こそオモシロいと著者が言う通りなのだが、PSPのアップデートの顛末には単に抱腹絶倒以上に、この世の真理を垣間見せてもえらったような気がする。
    人のオロカさは永遠だよなぁ。

  • 2020.4.13

  • H30/9/26

  • 最後の最後でのキャラ、楽しませて頂きました

  • 発想が面白い。
    著者は同年代なので、昔を振り返った具体的エッセイも懐かしくうなずけるところが多い。「まんが道」とか「ドラクエ」とか。
    東京電力の原発事故後の株主総会レポートや宇宙や影への考察など、興味深い報告・考察も満載。

  •  やはり、著者のエッセイは、さほど面白くない。
     ではなぜ読むのか? これは、かつて母親に著者の作品を薦め(初期のころのホルモーやら鹿男やら)、その後、母がすっかり万城目ファンになり、新刊が出ては買って読んでは送ってよこすを繰り返すためだ。いわば自業自得、自ら蒔いた種とも言える因果応報(?)
     触れず開かず、という手もあるが、そこは親孝行の気持ちもあって、どうせ盆暮れに帰省した折には「どうやった?」と感想を求められるので、読んでおく。

     著者の小説は、人に勧めるくらいだから評価している。しかし、エッセイは数年前に出た『ザ・万歩計』を読んで、”エッセイというより、日記の類、想い出話に付き合わされた気分”とメモを残している。
     今回も似たようなものだ。

     前回同様、さまざまなメディアに掲載されたものの寄せ集めだろう。エッセイ、対談、本のあとがき解説など、雑多なものが並ぶ。 表題と同じ「ザ・万字固め」の章が、前回の「ザ・万歩計」と似たテイストだ。日常の、たわいもないことが羅列されている。
     PcのスロットルにMicroSDかなにか?を差し込んでしまったという話。取り出せなくなり延々深夜に格闘を繰り広げる様子を綴っているが、一般人ブログ程度のノリ。 最後に著者として「ここに来て、ようやく私は答えを得」たものが、

    「問題は便利の有無ではない。その前に横たわるうっかりの有無である。つまり、どれほど便利が発達しようとも、人間のうっかりを超越することはない。どんなに科学技術が進歩しても、人間のうっかりに勝つことは永遠にできないのだ。」

     なんだか、力を込めて語っているけど、あまり笑えない。

     ただ、今回は、小説家として、一般人とは違う体験をした話(台湾でのサイン会等)が、少し盛り込まれていて、単なる体験記ではあるが興味深く読んだ。自著の海外翻訳版における、タイトルの違いや、表現の中で、日本語におけるニュアンスが消えていくことへの考察などは、少し(だけ)面白かった。

     奇特な体験談としては、震災直後の東京電力の株主総会に参加した話もある。が、こちらは、逆に著者の世間知らずっぷりが出ているようで、いたたまれない。
     株主からの質問に対する回答の陳腐さ、定型化を指摘するが、あの事態のあとだ、相当にコンサルも入れてディフェンシブな対応を取らざるを得なかっただろう。それを論ってもしょうがない。
     あげく、大株主により議決権が行使されて、当日の議題の大半は決議が済んでいるということに、

    「これにはずっこけた」

    とオチなのかなんなのか。

    「この場で何を議論しようと結論は決まっていて、株主総会自体が茶番であることが判明したのである」

     って、そこ一般社会人としては、ある程度分かっている部分ではないのか? 仮に、それではいけないと問題提起をしたいのであれば、現場で、ずっこけたとか、判明した、なんて素人くさく書かない方がいい。
     文字を通して、発表する手段を有した身なのだから、有意義、有効に使って、いち株主としての意見なり、改善案を記せばいいのに。もったいない。

     ま、そんな話が、本著でも並びます。

     また田舎の母から、次の「ザ・万華鏡」?、「ザ・曼珠沙華」?が送られてくるのだろうか。 一応、読みますが。。。。

     あ、車谷長吉のことは良く書いてあったなあ。また、読んで見よう(メモメモ)。

  • 万城目氏の頭の中がとてもよくわかるエッセイ。彼が育った大阪、京都の街、学校の様子なども良く知っているだけに、特別な感性と表現力を持つ天才と自分との差を改めて認識した。
    どの章を読んでも面白かったです。

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著者プロフィール

1976年生まれ、大阪府出身。京都大学法学部卒。2006年、『鴨川ホルモー』(第4回ボイルドエッグズ新人賞受賞)でデビュー。2024年、『八月の御所グラウンド』にて第170回直木賞受賞。ほか小説に『鹿男あをによし』『プリンセス・トヨトミ』『偉大なる、しゅららぼん』『とっぴんぱらりの風太郎』『バベル九朔』『ヒトコブラクダ層戦争』『六月のぶりぶりぎっちょう』など、エッセイ集に『ザ・万歩計』『ザ・万遊記』『万感のおもい』などがある。

「2025年 『新版 ザ・万字固め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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