増山超能力師事務所 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2016年5月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784167906054

作品紹介・あらすじ

信頼と実績の当事務所が、超能力で人助け!



ここは、超能力が事業認定された日本。

日暮里駅から徒歩10分のちょっとレトロな雑居ビルの2階に増山超能力師事務所はある。

所長の増山率いる、能力も見た目も凸凹な所員たちが、浮気調査や人探しなど悩み解決に奔走。

メンバーは……

「面倒臭い」が口癖なのに、女にめっぽうモテる所長・増山

才色兼備で気が強い、元女番長 悦子

エロいことを考えては怒られる見習い脱出の篤志

見た目は不細工、おなかも弱い健

制御不能な能力が玉にきず、美形の見習い明美

超能力より年の功 経理担当の朋江



超能力でいい思いなんてほとんどなかったですね ──某超能力師 29歳

というように、超能力がつかえても、そこは人の子。

異端ゆえの苦悩や葛藤を時にユーモラスに時にビターに描いた人情〈超能力〉小説誕生!

7編収録の連作短編集。解説・城戸朱理

みんなの感想まとめ

超能力を使う探偵たちの物語は、意外にもリアルで人間味あふれるドラマが展開されます。主人公の増山をはじめとする個性豊かな所員たちは、超能力を駆使しながらも、悩みや葛藤を抱えた普通の人々です。彼らのユーモ...

感想・レビュー・書評

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  • みんないいキャラしてる。

    没入。とまではいかない丁度いい感じ。著者が好きだからこその評価です。

  • ストロベリーナイトの著者誉田さんの本。面白かった。


    超能力を使う探偵の話と聞くと、エスパーで浮かせたり、人が吹っ飛んだりみたいな突拍子もない出来事ばかりで違う世界のファンタジーだと思えそうだけど、この本はとてもリアルで実際に超能力があるのではと考えてしまいそうになる。超能力者もみんなと同じで、ただ誰かの役に立ちたいだけ、超能力はそんな便利なものじゃない、なんで超能力がないのにそんなこと言えるんだろ。

    短編で、探偵社の人達のパーソナリティも分かりつつ物語が進むので、一冊読み終わる頃にはみんなのことが好きになる。

  • 超能力師事務所…って言っても、超能力が使えるだけで、探偵事務所とやる事一緒やな。と言ってもそれが大きいか。確かに、超能力あった方がやり易いかもしれんけど。
    この世界は、超能力が認められてる!
    何か、1級とか2級とかある。その組合みたいなのも。
    実は、超能力、怖い力があるみたいやけど、そう深刻に書かれてない!というか軽いタッチで書かれたコメディーって感じ。探偵物語の超能力版やな!
    でも、主人公の増山は、軽く見えるが実は、凄い!飄々な感じなのに、凄いとか強いとか言うのはカッコ良くて好き!
    各エピソードに分かれてスラスラ読める。まぁまぁ良かった! 

  • 先に続編から読んじゃったので慌てて読んだ第一弾。これを読む限りかなりハードな続編になりそうだし、まさにそれを期待してしまうけど、そういう意味では続編は肩透かし。ちょっと意図に戸惑ってしまう。何せ誉田哲也だからなあ。。もっと深いものがありそうなんだけど。この作品、文乃のところだけでひとつの作品になってたら☆5つなのは間違いなしだな。

  • 「超能力」という設定はごくありきたりかと感じたが、登場人物一人一人の生い立ち、ストーリーがきめ細かく設定されているので、続編はぜひ読みたいと思いました。

  • 超能力師が地位を認められている世界。
    面白かった。
    等級試験もあり、ビジネスにも活用されている。
    レベルの高い探偵という感じなのかな?
    超能力を操ることが出来たら楽しいかもなどと思ってみるが、そういう力が無いほうが楽なのかな?とも思わせてくれる。
    誉田作品だけあって、とてもテンポ良く読みたい気持ちをくすぐる楽しい作品だった。

  • 超能力をリアルに捉えないとこうなるのかな。
    中途半端にリアルにしている。
    どちらかにすればもっと面白いと思いました。
    自分としてはもっとコミカルにして欲しいですね。

  • この本で半陰陽(インターセックス)という言葉を知り、世の中にこのような人がいることを知った。

    超能力を持つ人がいて、資格試験があり、その力を活かした仕事がある世界。
    ありえない話なのに、そんな世界がいつか存在する時代が来るかも?と思わせるぐらい具体的な描写が、さすがだなあ。

  • 超能力者の集う探偵事務所。超能力者に社会的地位が認められた世界のお話。ジャンルは?と問われればSF?と、?付きで答えないといけないくらい、フツーの世界。
    その事務所に持ち込まれる仕事を通じて、主人公や登場人物の生い立ちが描かれている。グロくない誉田哲也なので、どなたも楽しく読める。

    • hs19501112さん
      誉田さんらしからぬ雰囲気の作品ですよね。
      でも、十分におもしろい。

      ココリコ田中さん主演での連ドラも、機会があればレンタルして観てみ...
      誉田さんらしからぬ雰囲気の作品ですよね。
      でも、十分におもしろい。

      ココリコ田中さん主演での連ドラも、機会があればレンタルして観てみようかと。


      あ・・・、フォローありがとです。
      自分もフォローさせていただきました。
      2018/01/20
  • へぇぇ。
    誉田さんって、こういうのも描けるんだ。
    というのが、真っ直ぐな感想です。

    超能力が広く認められた世界でのお話。
    増山を所長とする超能力(探偵)事務所。
    所属する各メンバーの視点で各章(事件)が描かれており、ミステリーと、各メンバーの人となりを章を追うごとに知ることができます。

    テイストが軽いので、思いっきりミステリーが読みたい時にはオススメしませんが、性根の悪い人が登場せず、読みやすいので、活字を追いたい時には良いと思います。

    シリーズ化しそうですね。
    続編は読んでみたいです。

  • 世界設定は新しいかなとは思うけど
    振り幅が小さいというかそんな感じ

  • 超能力事務所の所員の群像短編小説。
    誉田さんは真面目な警察ものより、こういうちょっと変な世界観の方が面白い。

  • 軽く読もーって思ってたら案外、面白くてハマってしまった!!探偵小説大好きだけど
    超能力探偵社なんて設定が今まで無かったぶん、興味深くて面白かった♪

  • 誉田哲也さんの作品をたくさん知っているわけではないのですが、ストロベリーナイトや、ジウ、ケモノの城などのグロさやどんよりとした感じが一切ない、本当にテンポよく読める一冊でした。それでいて、それぞれの人物に個性があって、特に悦子と増山の話は深かった。そして登場人物のツッコミが面白い。それでいて、超能力といういまいちピンとこない能力を、現実味たっぷりに書いていて本当に読み始めたら止まらない物語でした。もう一冊も今読んでますが、続きが気になって仕方ないです。

  • 連作小説なのですが、同じ事務所をテーマにしているだけで語り手は毎回違います。
    最後の話までは「超能力」というものがこのような使い方、この程度であればあってもいいかな、と思いつつ、それでもこの作者は許してくれず(?)最後はちょっと「ざわっ」とする終わり方です。続編もあるようなので(タイトルも剣呑)、それはそれで読みたいのですが・・・

  • 読みやすいです。ざーっと読めます。
    テンポがいいです。ドラマ化されているときいて、なるほどと思いました。
    主人公男子(2級超能力師)の小物っぽいところに親近感がわきます。
    20170630

  • 可もなく不可もなく。笑いあり増山所長の心情を読みシリアスになるシーンあり、何れにしても安定の誉田節でした。濃いめなキャラが見当たりませんけどシリーズ化しても面白いかも?

  • 所長の増山率いる超能力師事務所の個性溢れる所員たちが、苦悩と葛藤を抱えながら事件を解決する連作作品集。
    超能力者が国家資格となるという設定が面白い。既に米国では犯罪捜査に超能力が使われているという。日本でも未解決の重大事件が数多い。今現在、その能力を他人と違うからという理由で、ひた隠ししている人材がいるとしたら勿体ない。パラレルワールドの設定ながら、真剣に考えたい世界観である。

  • 超能力師かあ。なんでもできそうだけど、そこは結構リミットがかかるのかな。まあ超能力が使える探偵事務所ってとこか。ドラマをやっていたのは知っていたが、見ていなかったので、どんなもんか読んでみたが、期待してた以上のものはなかったかなあという感じ。

  • 増山超能力師事務所―
    1話完結で7話からなる物語に
    なかなかの個性があるメンツが登場。
    能力があるがゆえに皆、悩み、苦しむ。
    悩ましいのは一級超能力師、
    増山圭太郎の妻・文乃の秘められた過去。
    誉田哲也の新たなシリーズは
    シュールでビターであった。



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著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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