甘いもんでもおひとつ 藍千堂菓子噺 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 106
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167906146

作品紹介・あらすじ

菓子職人の兄と番頭の弟。上菓子屋兄弟の繁盛記菓子職人の兄と商才に長けた弟が、知恵と工夫で和菓子屋を切り盛りする繁盛記。色鮮やかな和菓子を通じて、江戸の四季と人情を描く。

感想・レビュー・書評

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  • 本当に田牧さんの作品はどんどん引き込まれて続きが気になります。面白い。
    晴太郎と幸次郎と茂市の最強トリオの掛け合いが面白く、しかもタッグを組んで乗り越えるところがグッド。
    話としては、高田さんの話と系統が同じだが、こちらの方が飽きが来ず、くどくないと私は思います。

  • 温かい兄弟愛。山場は少ないけれど,読んでいて心落ち着く物語。
    あらすじ(背表紙より)
    両親亡き後、叔父に実家を追われた晴太郎と幸次郎。兄弟は、かつて父の許で修業していた職人の茂市と一緒に、菓子司「藍千堂」を開く。優しい職人肌の晴太郎と、しっかり者で商才に長けた幸次郎は、亡き父の教えを守りながら、叔父の嫌がらせにも負けず、知恵と工夫を凝らした季節の菓子で店を切り盛りする。

  • 出てくる和菓子がどれも美味しそうで、イメージが膨らみます。しかし晴太郎よ、優しいのは良いが優柔不断が過ぎないか。君が言えないことを全部弟に言わせて幸次郎はますます憎まれ役になってしまうよ。これでは兄と弟が逆ではないか。 ああ、味噌餡が食べたい。

  • 両親亡き後、叔父に実家である菓子司「百瀬屋」を追われた晴太郎と幸次郎。兄弟は、かつて父の許で修行していた職人・茂市と共に菓子屋「藍千堂」を開いた。
    優しく職人肌の晴太郎と、しっかり者で商才に長けた幸次郎は、亡き父の教えを守りながら、叔父の嫌がらせにも負けず、知恵と工夫を凝らした季節菓子で店を切り盛りする日々。
    兄弟を追い出した叔父の真意とは…

    四文の柏餅(柏餅2種)
    氷柱姫(白大角豆の巾飩)
    弥生のかの女(桜の上菓子9種と有平糖)
    父の名と祝い菓子(青柚子の葛切)
    迷子騒動(柿入りういろう餅)
    百代桜(創作菓子・百代桜)

    突然の叔父の変貌・兄弟追放の謎
    従妹・お糸の恋心と総領娘の立場
    幸次郎の想い人再び
    の大きな騒動にお菓子に関わって知り合った人々と、季節にちなんだお菓子のお話。

    曾祖父はどんな大恩を受けたの?家業廃業してまでって…凄い献身ぶりだよ!
    叔父さんも兄への憧れ尊敬が大きかったからこその反動なのね…でも、その息子たちへの仕打ちは拗らせすぎじゃないか?
    簡単に和解とならずに、商売敵の立場に収まったのが良いよね-
    季節が一回りして、ひとまず落着。
    切りのよいところで終わってるけど、続きもあるのね。
    いつか読みたい-

    本当に和菓子、特に餡ものが食べたくなる-
    作中に出てくるような、季節を感じる、ちょっとひと手間ひと工夫された見た目も素敵な甘いもん(求める基準が凄い高いな!)が食べたいよ-

  • 両親亡き後、叔父が継いだ実家の和菓子屋を追い出された兄弟が、別のところに和菓子屋を構え、実家と対立しながら菓子の腕を磨き、成長して行く話。
    短編連作。
    和菓子が食べたくなる。

  • お江戸の和菓子屋兄弟奮闘記。
    兄弟のバランスが良い。
    最近、時代物もOKになってきた。

  • かわいいお話でした。綺麗に作られた和菓子を食べたくなりました。性格の違う兄弟の会話がとても面白く、ときどき絡んでくる従妹との間もどうなることやら? 続きも読みたくなりました。

  • 和菓子屋を営む兄弟が知恵と工夫をこらして、季節に合わせた菓子を作る。
    各話に登場する人たちの関係、兄弟や兄弟を支える人たちと敵役の叔父との関係が、季節と菓子をからませて描かれる。

    次巻ではもっと人物造形が深まるだろう。期待する。

  • 和菓子屋を営む兄弟の物語。
    もちろん和菓子も多数出てはきますが、人間模様がメインの内容で、菓子は添え物といった風。
    人間関係がきちんと描かれているので、読み応えがあって楽しかったです。

  • 【菓子職人の兄と番頭の弟。上菓子屋兄弟の繁盛記】菓子職人の兄と商才に長けた弟が、知恵と工夫で和菓子屋を切り盛りする繁盛記。色鮮やかな和菓子を通じて、江戸の四季と人情を描く。

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著者プロフィール

田牧 大和(たまき やまと)
1966年、東京都生まれの小説家。明星大学人文学部英語英文学科卒業。市場調査会社に勤務しながら、ウェブ上で時代小説を発表していた。2007年『色には出でじ、風に牽牛』(『花合せ』)で第2回小説現代長編新人賞を受賞。
代表作に、『花合せ 濱次お役者双六』などの「濱次シリーズ」、『鯖猫長屋ふしぎ草紙』の「鯖猫長屋シリーズ」などがある。

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