人生エロエロ (文春文庫 み 23-4)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167906450

作品紹介・あらすじ

初めてコンドームを買ってじっくり観察したあの日、大量のエロ本を抱えたまま交通事故に遭った恐怖、70万円もするラブドールを購入して居酒屋に同伴……。“人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた”のフレーズでおなじみ、グッときてプッと笑える「週刊文春」の人気連載を文庫化。「男ってバカねえ♥」と女性にも大好評、思わず吹き出すエロエロエッセイ80連発!阿川佐和子さんとのスペシャル対談も収録!

感想・レビュー・書評

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  • 困る…

    というのも。
    炬燵に足を突っ込んで本書を読んでいた私は、一周回って朗らかなまでにいかがわしい本書の表紙を向かいに座る母に見せないように、机板とほとんど平行にしていた。でも持ち上げずには読めない性分なのでセキュリティを保つのに苦心する。常に水平を心がけていたはずなのに、きっとみうらのユーモアにあたったのだろう、一瞬の気の緩みを突いて母に目敏く解読された。すかさず「なんちゅう本読んでるねん」。
    それから事あるごとに人生エロエロですなぁと言われる。困る…

  • 「週刊文春」に連載されているエッセイをまとめたもの。

    サブカルの第一人者として「マイブーム」や「ゆるキャラ」の元祖としても有名だが、この分野こそ、著者の真骨頂。

    「人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた」との書き出しで始まる、3頁ずつのエッセイが小気味よく進んでいく。

    「いやらしいこと」を考えてきた著者だが、ほぼほぼ失敗談。だから、共感するのだ。
    「いやらしいこと」に成功したやつの話なんか聞きたくもない。失敗したから共感するのだ。だから、この本、抜群におもしろい。
    電車の中で読んでいて、思わずにやりとしたり、声を上げて笑いそうになってしまう。花粉症で良かった。マスクに感謝。

    巻末の阿川佐和子さんとのスペシャル対談は秀逸。「いやらしいこと」を話しているのに、知的で上品な感じすらする。これも二人の力量なんだろう。

    著者の「さらけだす力」と、阿川さんの「聞く力」の融合。

    「男と女の全体会議」に是非とも出席してみたいものだ。

    そして、最後は「帰る時、ゴミ出しといてよ」

  • 人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。
    みうらじゅんのエロエッセイです。
    リリーフランキーと70万円するラブドールを買いに行った話、ラブドールを同伴させての食事。
    大量のエロ本を抱えての交通事故。
    そんな話から日常の男ならわかる"エロ"をみうらじゅんの表現で面白く描いてます。
    「誰々ちゃんとセックスしたことがある!」みたいなデリカシーのない発言を僕につい最近30代のいい大人の男が飲み屋でしてきましたがエロって最近信頼関係だと思ってきました。

  • 無心で読める。くだらないけど口に出して笑っちゃうほどおもしろい。これを読んで1人でにやけている時間がとても好き。

  • 最初えぐいなー読めないなーと思っていたのだが、読んでいるうちに癖になってきた。

    途中からくすくす笑い、共感したりしなかったりしてとても楽しく読み切った。

    出会った言葉は「約める」で、好きな話は「ラブドール絵梨花さんと初共演」好きだった表現は「ジュワー」。おっぱいの揉み心地がジュワーとはやられた。

    言葉のセンスがとても面白くて好きだった。

    挿絵がエロエロなので公共の場で読みにくいのが玉に瑕だけどね。

    ばかだなぁと思うけど、人生にはエロがあると楽しい。よね。

    これはされども買いかなぁ。

  • 読む事に必要な労力がほぼ0、Kindle音声読み上げ機能を使うと完全に0。そういう脱力本、完全弛緩の態。

  • 振り切ってくだらなく、面白いツボにはまると、声を出して笑ってしまう。電車の中では読めない本!女性が黒い下着をつけるのは鉄腕アトムの影響なんて発想はみうらじゅんしかできない(笑)

  • エロい話を積極的にする人間になろう!と心に決めました。

  • どこまで実話でどこからフィクションなのだろうか(笑)

  • ジョンレンノンって包茎なんだね、、、

    平成生まれ、令和を生きる僕にはエロエロセンスが古く感じました
    昭和のむっつりと令和のむっつりでも表現の仕方が違えば分かり合えないんだなぁ
    昭和のエロセンスと現代ではなんか違うだろうな
    星野源に対してはそんなに感じなかったけど

    3Pしてみたいとフェに関してだけは共感w

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著者プロフィール

作家・イラストレーター

「2022年 『ベスト・エッセイ2022』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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