ストロボ (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
3.55
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本棚登録 : 102
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167906559

作品紹介・あらすじ

デビュー25周年。初期の傑作を復刊!カメラマンの喜多川は、自ら撮影した写真を手に、来し方を振り返る。そこには、野心、矜持、嫉妬――男の人生が写し出されていた。

感想・レビュー・書評

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  • 写真に関する話そのものはとてもいいけど、
    出てくる人たちの人間性が…
    たぶん友達になれないなって人がたくさん出てくる。
    ストーリーがいいだけに、もったいない気がしちゃう。

    どんな写真かの説明がわかりやすくて
    なんとなくイメージが浮かぶのがいい。

  • 作者が好きなので読んでみようと購入した。ブクログにも登録がなかったから読んだことないと思っていたのに読んだ事のある作品だった。再び読んでも良い作品。同じ主人公だけど、現在から過去に戻る章立てで、話は各章で完結。短編集みたいにも読める。それぞれの話も面白くてオススメできる一冊です。

  • 『ホワイトアウト』等、長編のイメージの強い真保裕一による短編集。文庫化されたところなのに少し古くささを感じるのはなぜかと思ったら、デビュー25周年記念として復刊された2000年の作品だったからでした。少し古くささは感じるものの、それによって骨太の印象が与えられ、今読んでも面白い作品となっています。

    短編とは言っても、全編主人公は同じ、カメラマンの喜多川という男。第5章から始まって、最終が第1章という類を見ない構成。50歳から遡り、42歳、37歳、31歳、そしてカメラマン人生の開始時である22歳へ。金はないが体力はあった若いとき。チャンスをものにして評価され、金を手にするようになると女が寄ってくる。次第に過去の情熱を忘れ、入ってくるのは安易で儲かる仕事ばかり。ろくでなしに成り下がりかけた男が遺影の撮影を頼まれる第5章からのスタートがなんとも切ない。

    同じ年頃の人ならば、思わず自分の人生を振り返ってしまうことでしょう。私は女ですが、特に男性にお薦めしたい作品です。

  • 男の人の一生の間ってこんなものなのかな。

  • カメラマン・喜多川の半生を50歳から22歳まで遡って描いた連作短編集。章仕立ても5から1になっている。章ごとのエピソードから喜多川のその時々のありよう、変化、哀歓が強く心に残り、また何度も章を戻って読み返したくなる構成がとてもよかった。最後まで読み終えてから冒頭に戻るとまた違った味わいになる。

  • 2016 10 1

  • 2016 9 20

  • ☆☆☆★

  • 最初,何か男の小説だなとか,新しい話から書くって無理ちゃうんかなとか思ったけど,だんだんとごめんなさいと思った。

  • カメラマンの喜多川はある日、若い女性から余命短い母親の遺影用の写真を撮ってほしいと依頼される。母親はかつて喜多川に撮影されたことがあるというが、全く記憶にない。一体どんな因縁があったのか―(「遺影」)。50歳から22歳まで、フィルムを巻き戻すようにさかのぼって人生の哀歓を描き出す傑作。

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著者プロフィール

真保裕一(しんぽ・ゆういち)1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。「行こう!シリーズ」
は『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』(共に講談社文庫)『オリンピックへ行こう!』(講談社)がある。


「2019年 『遊園地に行こう!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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