水軍遙かなり 上 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2016年8月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784167906726

作品紹介・あらすじ

天下人の夢と野望に連れ添った男



村上水軍より強いと言われた九鬼水軍の頭領・守隆。史料の徹底検討から浮かび上がる「ありえたかもしれない戦国時代後の日本」とは。

みんなの感想まとめ

戦国時代の水軍を背景に、主人公・九鬼守隆の物語が描かれています。父・九鬼嘉隆の名声に隠れがちな守隆が、どのようにして水軍を率いていくのかが興味深く、読者を引き込みます。作品は、九鬼水軍の戦いの詳細や戦...

感想・レビュー・書評

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  • 水軍大名としては父の九鬼嘉隆が有名であるが、主人公はその息子守隆。
    加藤廣さんの作品はやはり面白い。

  • 九鬼水軍の魅力もさることながら、
    鉄甲船や風魔小太郎の正体などの推理がとても鋭く、
    なるほど、と頷いてしまうこと必至。

  • 「志摩を本拠地とした九鬼水軍」と言えば、最もよく知られるのは、現在の大阪城の辺りに在ったという石山本願寺が織田信長陣営との永い抗争を続けていた中、瀬戸内海からの補給路を断つべく、毛利陣営の水軍と戦い、彼らを破って補給路を断ち切ることに成功した戦いであろう…

    この石山本願寺へ海上から補給を行う経路を巡る戦いは、大きく2回に亘って行われている。1回目の戦いは、毛利陣営が勝利している。その戦いを主な舞台にするのが、本作の少し前に愉しく読了した『村上海賊の娘』である。2回目の戦いでは、1回目の戦いで大型の軍船が焼き討ちを受けて大損害を被ったことから、九鬼水軍は攻め難い更に大きな船を用意し、鉄板による“装甲”まで施し、敵陣営の船や将兵を攻撃する大小様々な多量の銃砲を積み込んだ船で河口から沿岸に「浮かぶ要塞」のような布陣をして戦ったと伝えられる。そしてその「浮かぶ要塞」で歴戦の村上水軍を軸とする毛利陣営の水軍戦力を粉砕してしまったという…

    読む前には本作について、或いはこの2回目の戦いを巡る物語とも思ったが…そうではなかった…2回目の戦いが既に終わり、織田信長が天下統一まで「もう一息」となっていたような頃から物語は始まる。そして主人公は、この2回目の戦いで九鬼水軍を率いた九鬼嘉隆ではなく、息子の九鬼守隆が主人公なのだ。

  • 正直いって、過去の「信長もの」、「秀吉もの」の出がらしで1冊書いているような気がした。
    この本用に新たに調べた歴史的事実はそれほどないのでは?と感じた。
    読みやすいが新しい驚きはない。

  • 【天下人の夢と野望に連れ添った男】村上水軍より強いと言われた九鬼水軍の頭領・守隆。史料の徹底検討から浮かび上がる「ありえたかもしれない戦国時代後の日本」とは。

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著者プロフィール

加藤 廣(かとう ひろし)
1930年6月27日- 2018年4月7日
東京都生まれ。東京大学法学部卒業後、中小企業金融公庫(現日本政策金融公庫)に勤務し、調査部長などを歴任。山一証券経済研究所顧問、埼玉大学経済学部講師を経て経営コンサルタントとして独立し、ビジネス書執筆や講演活動を行う。
50歳頃から、人生を結晶させたものを残したいと考えるようになり、歴史関係の資料類を収集。2005年、『信長の棺』で作家デビュー。当時の小泉純一郎首相の愛読書との報道があって一気にベストセラーになり、高齢新人作家としても話題になった。のちに大阪経済大学経営学部客員教授も務めた。
『秀吉の枷』『明智左馬助の恋』を著し、『信長の棺』を含めて本能寺3部作と称される。ほか『水軍遙かなり』、『利休の闇』。その一方で『戦国武将の辞世 遺言に秘められた真実』、『意にかなう人生 心と懐を豊かにする16講』など歴史エッセイや教養書も刊行を続けていた。

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