白露の恋 更紗屋おりん雛形帖 (文春文庫)

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  • 文藝春秋
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感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167906849

作品紹介・あらすじ

シリーズ第5弾! いま最も“読ませる”時代小説!蓮次が吉原に通いつめるようになり、生まれて初めて恋の苦しさと嫉妬に翻弄されるおりん。一方、熙姫の大奥入りの話が進められ…。

感想・レビュー・書評

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  • 更紗屋おりん雛形帖 シリーズ第5

    おりんの想い人・桜木蓮次が、吉原に通っているという。「おりんさんは、かけがえのない人」と言った蓮次は、まるで、人が変わったように、冷たくおりんを突き放す。

    嫉妬し、傷つくおりん。

    そんな折に、越後屋主人・高富から、ある高貴な人からの依頼だと、能装束を作るように言われる。

    演目は、『葵上』
    六条御息所が、嫉妬に狂い、生霊となり葵上に取り憑くと言う。

    おりんは、自分の、蓮次への嫉妬心を、六条御息所の嫉妬心に重ねて、見事に、能装束を作り上げる。

    その頃、煕姫は、自分を守るために命を落とした、今もまだ、心から去らぬ想い人・塚原右近の事を調べるように、鈴木辰之助に依頼していた。
    それは、煕姫自らが江戸下向と引き換えの条件だった。

    蓮次と右近の関係が、明るみに。
    そして、右近が、何者かに、殺された事がわかり、蓮次は、仇討ちを決意して、おりんに別れを告げる。

    この作品に登場する柳沢吉保は、とても、素敵な魅力溢れる人物に描かれている。
    どこでも、悪の権化のように描かれている、柳沢吉保。

    柳沢吉保ゆかりの、大和郡山市出身の私としては、ちょっと嬉しい。

  • 第五弾
    将軍後継に絡む老中の暗躍?
    蓮次と弟右近の関係が、吉原の太夫に母の面影を、そしてその情人に弟の死に関係が?

  • 恋が前面に出た一冊。
    おりんの視野が狭くて、今自分が気になる事があるとそれしか見えなくなる所がちょっと気になりました。
    恋に夢中で仕事を放ってしまっているのに罪悪感が無い所が苦手。

  • 【シリーズ第5弾! いま最も“読ませる”時代小説!】蓮次が吉原に通いつめるようになり、生まれて初めて恋の苦しさと嫉妬に翻弄されるおりん。一方、熙姫の大奥入りの話が進められ…。

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著者プロフィール

1971年埼玉県生まれ。東京学芸大学卒業。2000年、第4回健友館文学賞受賞作『春の夜の夢のごとく 新平家公達草紙』でデビュー。19年、『青山に在り』で第1回日本歴史時代作家協会賞(旧・歴史時代作家クラブ賞)〈作品賞〉を受賞。主な著作に『義経と郷姫 悲恋柚香菊河越御前物語』、『白蓮の阿修羅』、『酔芙蓉』、『天穹の船』、シリーズ作品に、17年に第6回歴史時代作家クラブシリーズ賞を受賞した「更紗屋おりん雛形帖」ほか、「代筆屋おいち」、「江戸菓子舗照月堂」、「絵草紙屋万葉堂」、「小烏神社奇譚」など多数。

「2021年 『青山に在り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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