憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2016年9月2日発売)
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感想 : 81
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784167906917

みんなの感想まとめ

社会問題をテーマにしたストリート文化を背景に、主人公マコトが再登場する物語は、現代の複雑な問題をリアルに描き出しています。脱法ドラッグやヘイトスピーチといった深刻なテーマが織り交ぜられ、池袋の独特な雰...

感想・レビュー・書評

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  • IWGP第2シーズン開幕作。
    マコトもいい大人になっちゃったけど、ストリート魂は健在でよかった!脱法ドラッグやヘイトスピーチといった社会問題を捉えた作風に、池袋の箱庭感が妙にマッチするんだよなー。

  • マコトおかえり!

    マコトがいない間にも
    ストリートは止まることなく、
    事件にならない事件が後を絶たないよ。

    マコト、早く不器用な良いヤツを
    救ってやってくれ!
    これからもね!

  • 20代後半になったマコトの池袋シリーズが再開。
    脱法ドラッグ、ギャンブル依存症、ツインデビルの暴走。 いつもの感じで楽しかった。
    作タイトル「憎悪のパレード」については語らない方がいいだろう。
    解説が不愉快でした。「憎悪のパレード」だけを使って彼の我が世の春を文字にされた気分。池袋シリーズを好きな人なのだろうか。

  • 2020.02.24


    〔北口スモークタワー〕
    脱法ハーブ、危険ドラッグの話。
    関係なさそうな場所での被害、ギャンブルのような快楽に溺れる若者
    結末は案外シンプル

    〔ギャンブラーズ ゴールド〕
    ギャンブル依存の父親の救済の物語
    日常の崩壊の種は、そこかしこに転がっている

    〔西池袋ノマドトラップ〕
    新しい働き方、その裏にも暗いビジネスがある
    …が、この話はGボーイズ
    とりわけキングの真骨頂が光る

    〔憎悪のパレード〕
    正直マコトがする仕事か?とは思う
    現代社会にかなり突っ込んだ現在進行形のトラブルだ
    パレードは止まらないだろう
    正義は炎となりあらゆるものを焼き尽くすだろう
    されどその裏の怪しさを逃すことなかれ
    マコトもアラサーと言うのに驚いている。
    スマホや働き方や生活は随分変わったよな

  • 学生の頃に大好きだったシリーズの続きを、時間のある年始にまとめて読むことに決め、読み始めました。
    ああ、マコトも「お父さんみたい」と言われる年になったのか…と寂しくなりながらも、マコトとタカシが2人で、『まともな社会人にもなれていない、幸せな結婚もしていない』ことをベンチに座って笑い合うシーンを読むと、「変わらないな」と嬉しくなりました。

  • 【2024年83冊目】
    スモークタワーと少女の願い、ギャンブル狂いの嘘つき男、ノマドワーカーとツインデビル、憎悪まみれの反中デモ。池袋ウエストゲートパークシリーズ第二章開幕、第十一弾。

    どんどんとトラブルシューター誠が扱う事件が大きくなっていっているような気もしつつ、時には町のチンピラが絡んできては池袋という舞台の話だということを再認識する、絶妙なバランス。

    社会問題を小説の中に織り込んで、身近な話として落とし込む手腕が相変わらず素晴らしい。解説にもこれは小説の中だけの話ではないとありましたが、本当にどこで起こっててもおかしくはない話、ただしそこには誠もタカシもいないから、解決されないことがほとんどなんでしょう。

    社会問題を知り、考えるきっかけとしてもぴったりな題材のシリーズになってきましたね。アングラで人体を切り刻むショーとかやってた頃がちょっと懐かしい。あれも、探せば本当にあるのかもしれませんけど、フィクション感はありました。

  • 憎悪のパレードはIWGPの2部作目。

    • きっしーさん
      憎悪のパレードはIWGPの2部作目。
      憎悪のパレードはIWGPの2部作目。
      2023/01/29
  • 全体としては低調。
    でも、ギャンブラーズゴールドの中で「嘘つきで、見えっ張りで、攻撃的で、自己中心的。自分が完璧なはずなのに、それでも全然安らげない。不安が心を探す、やめたいのに他者への攻撃を抑えられない。憎しみの対象を探さずにはいられない。」という言葉には物語としてというより、人間の持つ弱みが端的に書かれている気がして、心に残った。ギャンブル依存者だけでなく、皆が持っている心の闇。そこから這い上がって正直に、皆に感謝しながら生きていこうとする人の話も心に刺さる話だった。

  • 久しぶりにこのシリーズ読みました。
    相変わらずのテンポの良さと現代を切り取ったテーマで、
    一気に読めます。
    クラシックの知識もあれば、もっと楽しめるのに、と
    シリーズ読むたびに思うが、なかなかね。。

  • 久しぶりにこのシリーズを読みました。短編で世相をうまく生かしている点、テンポの良い文章はいつもながら楽しめました。ちょっと年取ったかな

  • 凄く久しぶりのIWGP。
    マコトももう20代後半なのか…と、
    現実でも作中でも時間の流れを感じる。

    内容は、良くも悪くもいつも通りの安定感で、
    安心して読めた

  • 久々にIWGP...つーかTVドラマ復活しねーかなぁ...しないよな...

  • ストーリー展開に物足りない感はあるが、池袋のトラブルだからこんなもんかなぁと思う。マコちゃん大人になった。

  • よかったです。マコトやタカシは一体何歳くらいになったんだろうか…。もういい年なのでは…?

  • マンネリ感は否めないけど、やはり腐っても鯛? よかったのではないかと。憎悪のパレードは憎悪の「連鎖」と言う意味かな。こういう内容だとどちらか一方に肩入れしたくなるのが普通だけど、かなりニュートラルな視点で表現されてたと思う。解説の某氏はちょっとその点を読み取れてないのではという気がする。

  • 現代社会の問題に沿った小説は面白いけど何か物足りなさを感じた...
    ストーリーがシンプルになっちゃったのかな?

  • おかえりー、マコトくん。
    大層な正義感ではなく、間違ってるって憤りから
    相も変わらずトラブルシューター。
    病んでる日本の良心だと思う。

  • いまどきのテーマで帰ってきたマコトとGボーイズ、自分がおじさんなので昔より一歩引いて楽しく読める
    ヘイトスピーチ、危険ドラッグ、ちょうどいいテーマは、今でも溢れてる

  • この作品は1作品目の池袋ウエストゲートパークから好きで私が初めて読んだ小説と言ってもいいくらいの思い入れのあるシリーズです。

    最近は新しいのが出てたことにすら気づいてなかったのですが、たまたま本屋でぶらぶらしてたら見つけました。

    相変わらずほのぼのとしてて面白いです。
    主人公のマコトとキングのタカシの相性も完璧だし、マコトのゆるくてでも頭がすこぶるキレる感じがものすごくかっこいい。

    Gボーイズの絆も素敵だし、友情が深く描かれていて、マコトの人の良さとかタカシのかっこよさとか読んでいて引き込まれます。

    今回の作品では凶悪な事件を解決するというよりは池袋で起こる小さいけど弱者が困ってる事件にマコトが思わず手を出してしまうというものが多くて、マコトの人の良さとかが色濃く描かれていたと思います。

    必ず事件を解決してしまう感じが勧善懲悪で読んでいてスッキリするシリーズなのでオススメです。

  • 待望のセカンドシリーズ。変わらない安心感と変わらない落胆と半々といった感じ。
    あらすじ(背表紙より)
    IWGP第2シーズン、満を持してスタート!ストリートの“今”を切り取り続けてきた本シリーズ。時を経て池袋は少しずつ変容しているが、あの男たちは変わらない。脱法ドラッグ、仮想通貨、ヘイトスピーチ。次々に火を噴くトラブルをめぐり、マコトやタカシ、そしてとびきりクールな仲間たちが躍動する。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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