憎悪のパレード 池袋ウエストゲートパークXI (文春文庫 い 47-21)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167906917

感想・レビュー・書評

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  • マコトおかえり!

    マコトがいない間にも
    ストリートは止まることなく、
    事件にならない事件が後を絶たないよ。

    マコト、早く不器用な良いヤツを
    救ってやってくれ!
    これからもね!

  • 2020.02.24


    〔北口スモークタワー〕
    脱法ハーブ、危険ドラッグの話。
    関係なさそうな場所での被害、ギャンブルのような快楽に溺れる若者
    結末は案外シンプル

    〔ギャンブラーズ ゴールド〕
    ギャンブル依存の父親の救済の物語
    日常の崩壊の種は、そこかしこに転がっている

    〔西池袋ノマドトラップ〕
    新しい働き方、その裏にも暗いビジネスがある
    …が、この話はGボーイズ
    とりわけキングの真骨頂が光る

    〔憎悪のパレード〕
    正直マコトがする仕事か?とは思う
    現代社会にかなり突っ込んだ現在進行形のトラブルだ
    パレードは止まらないだろう
    正義は炎となりあらゆるものを焼き尽くすだろう
    されどその裏の怪しさを逃すことなかれ
    マコトもアラサーと言うのに驚いている。
    スマホや働き方や生活は随分変わったよな

  • 憎悪のパレードはIWGPの2部作目。

    • きっしーさん
      憎悪のパレードはIWGPの2部作目。
      憎悪のパレードはIWGPの2部作目。
      2023/01/29
  • 全体としては低調。
    でも、ギャンブラーズゴールドの中で「嘘つきで、見えっ張りで、攻撃的で、自己中心的。自分が完璧なはずなのに、それでも全然安らげない。不安が心を探す、やめたいのに他者への攻撃を抑えられない。憎しみの対象を探さずにはいられない。」という言葉には物語としてというより、人間の持つ弱みが端的に書かれている気がして、心に残った。ギャンブル依存者だけでなく、皆が持っている心の闇。そこから這い上がって正直に、皆に感謝しながら生きていこうとする人の話も心に刺さる話だった。

  • 久しぶりにこのシリーズ読みました。
    相変わらずのテンポの良さと現代を切り取ったテーマで、
    一気に読めます。
    クラシックの知識もあれば、もっと楽しめるのに、と
    シリーズ読むたびに思うが、なかなかね。。

  • 久しぶりにこのシリーズを読みました。短編で世相をうまく生かしている点、テンポの良い文章はいつもながら楽しめました。ちょっと年取ったかな

  • 凄く久しぶりのIWGP。
    マコトももう20代後半なのか…と、
    現実でも作中でも時間の流れを感じる。

    内容は、良くも悪くもいつも通りの安定感で、
    安心して読めた

  • 久々にIWGP...つーかTVドラマ復活しねーかなぁ...しないよな...

  • ストーリー展開に物足りない感はあるが、池袋のトラブルだからこんなもんかなぁと思う。マコちゃん大人になった。

  • よかったです。マコトやタカシは一体何歳くらいになったんだろうか…。もういい年なのでは…?

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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