らくだ 新・酔いどれ小籐次(六) (文春文庫 さ 63-6 新・酔いどれ小籐次 6)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (321ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167906931

感想・レビュー・書評

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  • らくだに振り回された小籐次。主役は駿太郎に移りつつある。

  • 江戸時代にらくだが、見世物として、は江戸に来たのだが、この時代どのようにして、運んで来たのかと、、、、

    しかし、若冲の絵にしても象が描かれていたりするので、らくだも、江戸時代に皆見物したのかもしれないと、思いながら、読んで行った。

    らくだを見世物として、大人気になったのだが、2頭のらくだが、盗まれてしまい、身代金の要求に小藤次や駿太郎にくろすけまでが、奔走するのであるが、、、
    やっと見つかったらくだを、馬で、追いかけ、縄をかけたのまで良かったのだが、掛け声で驚いたらくだが暴れて、小藤次は、落馬してしまった。
    腰を痛めた小藤次、、、、今まで大活躍だったのに、世代交代に時期なのか、、、、

    しかし、何でも嫌と言えないで、人の弱みを助けているから、周りからも、そして、久米島通嘉の殿に迄、心遣いの痛み止めの入った印籠まで頂戴するのである。
    又、池端恭之介も、殿へ随行せずに、上士方へのにらみの為に、居残り、小藤次を裏で助けるように殿からの命を受けている心優しい人物である。

    人間歳を重ねて、自分では、若いつもりでも、一つ痛みを感じる部分ができると、自分の歳を感じてしまう。

    10年ひと昔というが、この酔いどれ小藤次を読んで、何年になるのだろうか?と、ふと、自分も長い事この小説を楽しんでいることに気付いてしまった。

    まだまだ続いて欲しいと思いながら、アッという間に読み終えてしまった。

  • 20170225 シリーズの息抜きのタイミングか?つぎからの展開につながると良いが。

  • 小藤次もちと老いてきたか。まあ、今回は巨悪は出てこなくて、ちょっと平穏って感じ。そう云うのも悪くない。

  • 小藤次の老いが題材になり始めましたね。

  • 新シリーズ第六弾
    そろそろ息子の時代、らくだの誘拐騒ぎで馬から落馬?
    腰を痛め年を感じる?
    旧藩への剣術指南、スリ退治と若者の時代も?

  • 2016年9月文春文庫刊。書下ろし。シリーズ6作め。らくだ盗難事件に駆り出され、小藤次か、いつものように皆と協力して、解決する定番のストーリーです。この調子で行くといつまでも続きそうです。どこまで行くのか興味深々です。

  • 小籐次が落馬
    養生のため温泉に行きます

  • シリーズって、長くなるとだれてしまう。でと、今回はなんてことない話でも、バランスよく、おもしろかった。

  • 137

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著者プロフィール

佐伯 泰英(さえき やすひで)
1942年福岡県北九州市八幡西区生まれの小説家、写真家。日本大学藝術学部映画学科卒。当初は冒険小説や国際謀略小説を中心としたミステリー小説を執筆していたがヒットに恵まれず、編集者からの勧告に従って時代小説家に転身。初の書き下ろし時代小説『瑠璃の寺』がヒットし、以後作家活動は軌道に乗っていった。
代表作として、『陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜』のタイトルでドラマ化された『居眠り磐音 江戸双紙』シリーズ、『吉原裏同心』シリーズなど。

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