頼みある仲の酒宴かな 縮尻鏡三郎 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 17
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (395ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167906979

感想・レビュー・書評

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  •  これは大番屋元締縮尻鏡三郎もの。梶川三郎兵衛、羽鳥誠十郎といういつもの仲間がくじら屋に集まってはあれこれの事件をつついて解決する。全8話の短編集だが浪人柴田帯刀と旧主丹波西岡藩松平淡路守との因縁から越後長山藩の後嗣をめぐる謎がからんで全体がひとつながりのミステリとなっている。いくつかのエピソードが織りなされていてそれぞれ短編として読んでもいいし、最後に思わぬどんでん返しも用意されていて謎解き長編として読んでもおもしろい。うまくできている。ただ、今回は柴田帯刀を中心に話がまわっていって鏡三郎の出番はほとんどない。最後に柴田にくっついて羽鳥とともに西国や越後まで出張って行くものの、酒宴に参加しているだけだ。

  • 縮尻鏡三郎シリーズ第8弾
    待ってました。
    これまでにも増して、話の筋が面白い。
    時代物の不動産詐欺は、初めて読んだ。
    江戸の不動産の権利がどうなっているかも、初めて知った。
    これはおすすめ。

  • 江戸時代の風俗を織り込んだ推理小説。やはり佐藤雅美は江戸時代からタイムスリップしていたとしか思えない。

  • 【老婆の戯言が思わぬ大騒動に……。好評シリーズ第8弾!】日本橋の白木屋の土地は自分のものだと老婆が鏡三郎に訴え出た。老婆の背後には腕利きの浪人もいる。事の真相は? シリーズ第八弾!

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著者プロフィール

1941年兵庫県生まれ。早大法学部卒。85年『大君の通貨』で第4回新田次郎文学賞、94年『恵比寿屋喜兵衛手控え』で第110回直木賞を受賞。おもな作品に『物書同心居眠り紋蔵』『八州廻り桑山十兵衛』『縮尻鏡三郎』『町医 北村宗哲』などがある。

「2016年 『侍の本分』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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