11/22/63 中 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2016年10月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (480ページ) / ISBN・EAN: 9784167907228

みんなの感想まとめ

過去に戻った主人公が、ケネディ暗殺を阻止しようと奮闘する物語は、のんびりとした日常と緊迫した展開が交錯します。しばらくの間は、主人公の日常生活が描かれ、時には中弛みを感じることもありますが、終盤に差し...

感想・レビュー・書評

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  • 「長い…読んでも読んでも終わらない…。正直、読みきれるだろうか…」
    出口の見えない中巻に挑んだわたしでしたが、その思いが変わったのは、456ページに足を踏み入れたときでした。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    2010年代、英語教師をしていた主人公のジェイク・エピングだったが、ある日、料理屋「アルズ・ダイナー」の店主・アルから、ひとつの頼まれ事をする。

    それは過去へとさかのぼり、ある出来事を阻止してほしいという依頼だった。

    そしてジェイクの前にあらわれたタイムトンネル…それがこれから続く、長い物語の幕開けだった。

    ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
    翻訳にも慣れてきたので、どこを流し読みして、どこを掴めばいいかがわかってきました。

    上巻では、1回目のタイムスリップ後、現代に戻ってきての様子と、2回目のタイムスリップの序盤が書かれています。
    そして中巻は、2回目のタイムスリップ後の続きからスタートしました。

    1回目にタイムスリップしたときのある事件が、堂々とした伏線として中巻の後半から効いてきています。

    主人公のジェイク(過去ではジョージ・アンバースンと名乗っている)が、どんな風に過去で暮らし、アルから託された依頼を果たすために、どういうアプローチをしていったのがが中巻の柱なのですが、そこにくっつけている細かなエピソードがたいへん多く、正直「ここいるのかな」という思いが否めませんでした。

    しかし、その流れが変わったのは456ページでした。
    「ぎゃーっっ!!!なんだこれは!!」
    わたしは読みながら、心のなかで叫びました。

    今までの長々しい流れは、ここを書くためだったのか…と、納得しつつも、あまりの事件に呆然でした。
    「なぜなら、過去は強情なだけではなく狡猾でもあるからだ。過去は反撃してくる。」(38ページ)
    まさにその通りでした。

    Twitterであまりの長さに読むのがつらく、つぶやいたときに、「中巻までいけばあとはイッキ!」とコメントをいただいたのですが、その通りでした。
    上巻・中巻という山を登りきったわたしの目には、下巻という下り坂しかありませんでした。
    あとは下巻とともに、この坂を転がり落ちるだけです…!
    ゴールがどんなことになっていようとも、わたしは必ず、「11/22/63」という山を、下りきります…!

    ではまた、下巻で会いましょう。

  • 過去に戻った主人公、
    あまりにものんびり幸せに
    過ごしすぎじゃない!?中弛み!
    と思ってたら一転、急な展開!
    ケネディ暗殺を止められるのか、
    未来に戻れるのか、
    彼はどーするんだ!?
    下巻突入!!

  • 感想は下巻

  • 中弛み感が漂い、食指が伸びず読むのが長引いてしまったけど、終盤はさすが。歴史は共鳴、本当に意思があるかのよう。
    時代背景もよく知らなかったので面白かった。
    さて下巻は?

  • なんとなく薄暗い雰囲気が漂っていた上巻とは一転、主人公が古き良き時代を目一杯楽しんでいた。
    本筋とは関係ない感じもしたが、主人公のなんでもない日々が輝いて見えて、このままこの時代でずっと幸せになってしまえばいいのに、と思った。

  • 2025.3.26

  • ジョージ・アンバースンは、実行犯オズワルドを犯行前に消し去ることを目論む。しかし、アル(計画立案者、故人)のノートには、オズワルドが単独犯かどうか見極めるため、ケネディ大統領暗殺(6月22日)より前の4月10日に起こった、エドウィン・ウォーカー元少将暗殺未遂事件にロシア圭移民のデ・モーレンシルトが一枚噛んでいるかどうか調べる計画が記されていた。モーレンシルトが一枚噛んでいた場合、ケネディ暗殺陰謀説が現実味を帯び、オズワルドを殺しただけではケネディ暗殺を阻止できなくなる、厄介な事態となる。

    という訳で、とりあえずダラス近郊のジョーディという田舎町に腰を落ち着け、オズワルドの行動を監視しつつ教師として働き出したジョージは、町の生活に溶け込み、教師が天職であることを知り、セイディーという司書の女性と恋に落ちる。セイディーは夫と別居中で(後に離婚成立)、その夫は過度に潔癖で夫婦生活も営めない精神異常者だった。

    ジョージの周りでは、次々と過去が共鳴する現象(歴史は繰り返す?、シンクロニシティ?)が起こっていく。偶然同じ名前の人物が現れ、類似の事件が起こり…。ジョージは、デリーで起こった事件(酒乱のフランク・ダイニングが妻子を惨殺した事件/ジョージがフランクを殺して惨劇を阻止した)と共鳴して、セイディーの身に類似の事件が起こる可能性に気づく。そして、恐れていた通り、セイディーの身に惨劇が…。

    歴史が変わってしまうことに抵抗を示す不思議な力、そして共鳴現象。ジョージが介入することによって、最終的に、ケネディ暗殺事件はどのような結末を迎えるのだろうか。下巻が楽しみ。

    • こゆきうさぎ148さん
      norisukeさん
      そうですよね、忘れますよね。たまに自分の感想読むと「これ、ホントにわたしが本読んで書いたのかな?」と思うときがあります...
      norisukeさん
      そうですよね、忘れますよね。たまに自分の感想読むと「これ、ホントにわたしが本読んで書いたのかな?」と思うときがあります(笑)特に要約はとっても難しいな~と思っていて、もうそこは他の方の感想におまかせ!と思いつつ書くことが多いです。ネタバレボタンを押さず、おいしいオチはなるべくぼかしつつ、しかし読んだ方がすこしでもその本に興味を盛ってもらえるような感想を書きたい…と欲張ってますが、いつわりない自分の感想を伝わるよう文字におこすのは、なかなかに難しいですね。
      2020/05/31
    • norisukeさん
      独りよがりでない「読んだ方がすこしでもその本に興味をもってもらえるような感想」、自分も心掛けたいと思います。本作、どうやら下巻を読んで疑問点...
      独りよがりでない「読んだ方がすこしでもその本に興味をもってもらえるような感想」、自分も心掛けたいと思います。本作、どうやら下巻を読んで疑問点が噴出したようで、感想に?がたくさん書いてありました。共感していただけるかどうか…。
      2020/05/31
    • こゆきうさぎ148さん
      下巻、そうなんですね!字が多くて流し読んだりしているところもあるので、読み終わって「?」すらわからないかもしれませんが(汗)、まずは下巻を読...
      下巻、そうなんですね!字が多くて流し読んだりしているところもあるので、読み終わって「?」すらわからないかもしれませんが(汗)、まずは下巻を読みきるところからはじめたいと思います(o^^o)お返事ありがとうございました。
      2020/05/31
  • 上巻では、死を目前にした友人から頼まれた勢いで過去に戻り、歴史の転換点であるケネディ暗殺を阻止して、世界に平和を取り戻すための行動をとることにしたジェイク改めジョージの心情にどっぷりはまってしまった。
    しかし、間をおいて中間を読むと、「マジですか?」って気持ちがふつふつと…。

    だって離婚は不本意だったとして、やりがいのある仕事があり、多分友人だってアル以外にもいただろうし、あるの見世以外にも行きつけの店はあっただろうし…。
    そういう現在の生活のすべてを捨てて、見知らぬ世界で人殺しをする?
    それが世界のためだと言われても。

    至る所たばこの煙が立ち上っているような世界で、人種差別は甚だしいし、夫が妻に暴力をふるうことは当たり前すぎて誰も疑問に感じない。
    しかし、欠点はあるものの、いつしか過去の生活になじみ、恋をして、ジェイクはオズワルドを殺した後もこちらの世界で生きていこうとまで思う。

    しかし、過去は変えられることを好まない。
    過去の世界の入り口で、何度戻っても同じことを繰り返していた「イエロー・カードマン」が、「オレンジ・カードマン」になったあたりから不穏ではあったのだけど、同じことを繰り返すはずのカードマンが殺されてしまったところから、実は私たちの知っている過去は変わっているのではないかと思えてしまう。

    それ以外にも、「ジムラ」という言葉の意味すること、亡くなった友人と同じ苗字のテンプルトン一家、セイディーの本名とハリーの母の名前の近似性。
    未来を思い起こさせる小さな違和が、徐々にジェイクを包囲して、そしてセイディーの危機とオズワルドの始動が重なった時…!

    この巻はここまで。
    やれやれ、息つく暇がないったら。

  • アメリカのことを詳しく知らないので、細かな部分に実感として理解できていない部分も大きいと思うけれど、とにかく引き込まれていく展開。いよいよ目的が近づいてきて、クライマックスへと止められなくなりました。

  • ジョン・F・ケネディ暗殺事件が起きるまでまだ3年以上ある1960年9月から幕が開ける中巻では、ジェイクは生活費を賄う必要からテキサス州ジョーディで作家志望の非常勤講師という立場で日々を過ごしながら、オズワルドの動向を追っていく。その過程で高校での演劇顧問をしたり、新任司書のセイディーとのロマンスだったり、未来から来たという秘密を打ち明けられないことからのすれ違いが描かれながら、ジェイクは過去に介入していく。これがどんなバタフライ・エフェクトをもたらすのか。ジェイクのドラマが本筋(ケネディ暗殺を阻止)にどう絡んでどんな結末になるかが先が気になる。

    デ・モーレンシルトとオズワルドの会話の中でオズワルドが資本主義を憎むマルクス主義者であること、キューバに平和な社会主義の理想像を見ていたりすることが描かれている。そして、キューバを51番目の州にするためキューバを爆撃をするべきだと主張する右派政治家のウォーカー元少将の話や、ケネディがカストロ暗殺を企てているという話をするデ・モーレンシルトはオズワルドを教唆しているように描かれていて、事実が分からなくてもスリリングなシーンで、かつケネディ暗殺の背景や時代の空気を掴む上で重要なくだりだと思った。

    ラブロマンスや友情といった人間関係を軸にしたエンタメ展開で読者を惹きつけながら、レッド・パージだったり、人種差別撤廃が社会主義者と結びついていることなど、それとなく社会や政治背景が語られており、ストーリーの厚みを生み出す作家の手腕は、さすがはスティーヴン・キングだ。

  • まとめて下巻に記載

  • いよいよジョンFケネディの暗殺阻止の計画に本腰が入る中巻。教科書の記号だった60年代が、実際にこの時代に生まれていたらこういう感覚で過ごしていたのかも、と追体験したような感覚でした。
    まだ下巻がありたっぷりと世界観に浸ることができるので嬉しい。

  • 上巻の広がりと比べると中巻はいくばくかのトーンダウンがあり、いよいよ現れたリー・ハーヴェイ・オズワルドの監視に大半の紙幅を割くせいだろう。やはり監視というものは地道な作業であり、それは読み手にとっても同義である。もう一つはセイディーとの出会いと牧歌的な60年代を背景にめくるめくロマンスにあり、こちらは過去の世界に対する執着を強める意味でもとてもよかった。クライマックスの急転換と「共鳴」なる追いかけてくる過去の不穏な暗示を抱えたまま、物語は下巻へと雪崩れ込む。

  • まだまだ教師生活は続き本筋へは片足乗っけてるぐらい。
    え!そっちでも大変なことが起きるんやね!!


    ささ、次巻へ。

  • 予想通りちょっと展開のだるい内容でした。
    まさにザ・中巻。インターミッション。ブレイクタイム。
    まばゆいばかりのアメリカのスクールライフはそんなに興味ないので、早く次行ってくれ!でもさすがキング、こんな茶番ドラマもやっぱり面白いんだわー。
    アメリカの読者はこういうエピソードも満喫してるんでしょうね。
    過去は共鳴するってのがキーワードらしいけど、キングの他作品とも共鳴してますね。
    中巻のラストはいよいよエンジンがかかってきた感じがして楽しみ。
    今のところ主人公もヒロインも好きになれないんですが、ラストどうでしょうね。

  • 歴史改変の練習を済ませ、いよいよテキサスへ乗り込む。「過去が共鳴する」ってのはトンデモ理論だけど読者としては覚えておくべきことが減って助かる。
    ジョーディでの高校教師としての生活は作者自身の体験や理想が含まれるんだろうか。
    ウォーカー氏暗殺が単独犯ならJFK暗殺も単独犯、よってリー・H・オズワルドを消せばOK、という理屈が本当に合ってるのかどうかはちょっと引っかかるが、物語は核心に迫る。
    セイディ嬢がとても魅力的。

  • 過去にさかのぼった主人公は,その時代で「その時」に備えつつ幸せな日々を送るが・・・ さすが希代のストーリーテラー,あっという間に中巻読了.
    感想は下巻にてまとめて.

  • 長い。
    途中グダグダ感があったが、セイディーの元ダンナ乱入、セイディーの顔を、切り裂く。
    駆けつけたアンパースンが助けるが、最後は自分の首を切る。

  • 長い…。
    どれが伏線なのか、集中出来なくて覚えてすらない…
    これで下巻にいっても大丈夫でしょうか?
    そして下巻も長そう…

  • 2019/10/29購入
    2021/1/2読了

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著者プロフィール

1947年メイン州生まれ。高校教師、ボイラーマンといった仕事のかたわら、執筆を続ける。74年に「キャリー」でデビューし、好評を博した。その後、『呪われた町』『デッド・ゾーン』など、次々とベストセラーを叩き出し、「モダン・ホラーの帝王」と呼ばれる。代表作に『シャイニング』『IT』『グリーン・マイル』など。「ダーク・タワー」シリーズは、これまでのキング作品の登場人物が縦断して出てきたりと、著者の集大成といえる大作である。全米図書賞特別功労賞、O・ヘンリ賞、世界幻想文学大賞、ブラム・ストーカー賞など受賞多数。

「2017年 『ダークタワー VII 暗黒の塔 下 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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