- Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167907921
作品紹介・あらすじ
シリーズ最終巻。弟・右近の仇討のため、江戸を離れた蓮次と別れたおりんは、魂が抜けたように沈みこんでいた。おりんは針を持つと手が震え、縫物ができなくなっていた。医者に診せても症状は改善しない。そんなおりんの気持ちを和らげようと、おせんは更紗屋再建という重荷から、おりんを解放してやってはどうかと善次郎に言い出す。飛松を自分たちの養子にし、おりんには好きな人に添わせてはどうか、と――。その話をこっそり聞いてしまったおりんは、いっそう落ち込んでしまう。更紗屋再建の夢は、蓮次との恋は、熙姫との再会は……物語はクライマックスへ!第一章 針供養第二章 相見える日第三章 大老刺殺第四章 江戸紫咲く
感想・レビュー・書評
-
更紗屋おりん雛形帖 シリーズ最終話
弟・右近の仇討ちのため、江戸を離れた蓮次。
おりんは、蓮次の居なくなった寂しさから、針を持つと、手が震え、針仕事が出来なくなる。
医者は、精神的なものだと言うが、いつ治るかは、わからない。
原因が取り除かれるか、それ以上に、心躍る事が有れば、治るだろうと言う。
そんなある日、大奥入りした煕姫と再会するおりん。
喜び会う二人。
おりんは、御台様と右衛門佐、桂昌院と五の丸、の派閥争いに巻き込まれて、将軍・綱吉主催の衣装対決に臨むことになる。
前作では、柳沢吉保が、魅力的に描かれていたが、今作では、一癖も二癖もある人物に描かれていた。やっぱりなぁーー。
叔父と叔母が、末続と約束した事は、どうなった?
更紗屋の再建は?
大奥に行くことになったおりんと蓮次との仲はどうなる?
なんか、もやもやした最後になった感が否めない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
第六弾、最終巻?
元禄の大事件、老中堀田の稲葉による刺殺の謎?
影に潜んだ寵臣を討ち、弟右近の敵討ち-闇は晴れきれないが
柳沢吉保の気になる挙動?、将軍と熙姫の新たなる恋と大奥入り
まだまだ続きそうなんだが
この時代赤穂浪士の討入があまりにも大きく取り上げ過ぎか、他の将軍継承問題、老中刺殺が霞んでいる -
【シリーズは、ついにクライマックスへ!】想い人・蓮次の帰りを待ちながら綱吉主催の大奥衣裳対決に臨むおりん。大老刺殺事件で幕閣に暗雲垂れ込める中、遂に打掛が完成する。
-
201702/途中とばして最終巻を読んでしまったが、十分面白かった。