- 文藝春秋 (2017年2月10日発売)
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感想 : 8件
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784167907990
みんなの感想まとめ
この作品は、夏目漱石の娘婿が描く文豪の素顔や、彼を取り巻く人々との関係を通じて、漱石の人間味あふれる一面を浮き彫りにしています。特に、漱石愛用の万年筆を巡るエピソードや、漱石門下生たちとの微笑ましい交...
感想・レビュー・書評
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著者、松岡譲さんは、ウィキペディアによると、次のような方です。
---引用開始
松岡 譲(まつおか ゆずる、1891年9月28日 - 1969年7月22日)は、日本の小説家。旧名は松岡 善譲(ぜんじょう)。
---引用終了
で、本書の内容は、「BOOK」データベースによると、次のとおり。
---引用開始
日本近代文学の巨匠でベストセラー作家、夏目漱石。その没後、夏目家に遺された印税覚書を基に、一連の部数を調べてみると…?漱石愛蔵の万年筆をめぐる、摩訶不思議な逸話とは?漱石門下生で娘婿だから描けた夏目家の、そして文壇秘話の数々。生誕150年&没後100年のいま、幻の名著が蘇る!
---引用終了
著者は、漱石の娘婿。
最近、少々の興味をもっている、漱石の周辺の方々を挙げると、
半藤末利子さん(1935~)、孫
夏目 房之介さん(1950~)、孫
松岡譲さん(1891~1969)、娘婿詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
『印税帖』という書名で敬遠すると、大きな損をする。
なかでも「漱石の万年筆」がおもしろい。昭和21年9月、松岡譲(漱石の娘婿)のもとに高岡(富山県)在住の知らない青年から手紙が届く。漱石愛用の硯と万年筆を所蔵しているのだが、親族に安価でお譲りしたいという。何度か手紙を交わすうちに、松岡はそれらが本物らしいと確信する。夏目家に照会すると、硯はなくなっているが、万年筆はあるとのこと。硯と万年筆は、いつどこでどうやって人手にわたったのか。愛用の万年筆は2本あったのか。松岡は、交渉を成立させ、現物を受けとるために(そして謎解きのために)高岡に赴くのだが……
「回想の久米・菊池」もおもしろい。松岡の旧制高校以来の友人で漱石門下、菊池寛と久米正雄のことが書いてある。漱石が亡くなって1年後、菊池寛は写真見合いをし、結婚する。これが微笑ましい。一方、久米正雄は漱石の長女に懸想し、彼女にふられてしまう。そしてその長女こそ松岡の奥さんになるのだが……どこかで読んだことのある恋愛小説のような実話。しかも漱石つながり。
鈴木三重吉のことを書いた「三重吉挿話」もいい。 -
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/1193442 -
有名作家の娘婿としての苦労がうかがえる一冊です。筆者も作家でしたが、そうした苦労があったからこそ今ではあまり有名でないのかもしれません。
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夏目漱石の長女の夫、松岡譲の随筆集。
推理小説のような展開の「漱石の万年筆」、
著者の後悔が伝わる「宗教的問答」、
鈴木三重吉のお人柄が微笑ましい「三重吉神話」、
怪文書を見たときの怒りが伝わってくる「回想の久米・菊池」がお気に入り。
めっちゃさくさく読めた。 -
タイトルは夏目漱石関係のネタっぽいですがページ数的に半分ぐらいは、芥川や粂がいた第三次、第四次新思潮時代の青春話が含まれているので(いわゆる、『破船』事件へ至る道のような…)そっち方面に興味のある方にオススメしたい一冊でしたね。
参考に目次を引用
漱石の印税帖
漱石の万年筆
贋漱石
漱石の顔
宗教的問答
『明暗』の頃
蘆花の演説
三重吉挿話
二十代の芥川
回想の久米・菊池 -
【生誕百五十年、漱石をめぐる「謎」の数々】漱石没後に続出した?文豪ゆかりの品々?の真贋。大ベストセラー作家の収支決算は? 娘婿が書き綴る、文豪の素顔と文壇回想録。
著者プロフィール
松岡譲の作品
