楽に生きるのも、楽じゃない (文春文庫 し 61-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 61
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167908027

作品紹介・あらすじ

「笑点」司会に就任、「おんな城主 直虎」では今川義元を怪演、「紅白歌合戦」では審査員として登場……。入門から35周年を迎え、いま絶好調の人気落語家による呑気で、たまにしみじみの名エッセイ集。幻の名著を大幅加筆、ドラマ「下町ロケット」で共演した立川談春との対談も収録!【目次】ママさんコーラス入門/雪見鍋/おじさんのこと/カレーパンのこと/弟子希望者列伝/サンドバックをもらう/水槽飼育者の生活/鳩との日々/引っ越し日記/人生が二度あれば/大読書家への道/秩父夜祭日記/末広亭の楽屋の火鉢/ピノキオの夜/ベトナムウソツキ日記/実録・石和ざぶとん亭/台湾棒球見学隊/キューバの旅/[特別対談]落語の自由 春風亭昇太×立川談春 ……など。

感想・レビュー・書評

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  • 2020.04
    神田伯山真打昇進の動画を連日YouTubeで見て、
    笑点であれだけいじられていた昇太さん偉い方なんだなあと興味。
    笑点でのやりとりや返し方、言葉の選び方とかもともと好きだったけれど、顔の話が印象的でエッセイを読もうと思い立つ。


    雪見鍋
    水槽飼育者の生活
    いかに機嫌よく生きるか

  • 1997年の初版に始まりこれが二度目の文庫化。大人になっても中学生に見間違えられたとか,立川志の輔(年齢は違うが入門は同期)と一緒の旅行記とか,全編ゆるーい感じのエッセイ集。さすがに古い話なので,現時点での後日談を付記したものもあり。「落語家(あるいは人間)たるもの,かくあらねば」という縛りがまったくないお気楽さ。ただ,タイトルのごとく,それは決して楽な道ではないのだろう。そんな昇太が若い頃に接して,生きるお手本としたかと思われる「おじさんのこと」がいい。巻末には立川談春との対談(題「落語の自由」)を併載。

  • 今や「笑点」司会でお馴染みの落語家・春風亭昇太師匠のエッセイ集。

    番組内での「結婚できない人」キャラ、数々の俳優業、たまに見るお宅訪問系企画で垣間見える優雅な独身生活などなど、この人一体どういう事考えてるんだろう?という好奇心に背中を押されて手に取りました。

    もー、想像以上の面白さだったじゃないかー(←この「ー」の使い方が既に影響されてる)。

    軽妙な語り口に何度も吹き出してしまい、人目のある所で読むのが本当にしんどかったんですけど、そういう楽しい面白いの中にふと真剣な顔をして「いかに機嫌よく生きるか」を考えている昇太さんがいて、ああ、自分から意識的に動かなきゃ「楽」には生きられないんだな……と思わず襟を正した次第です。

    博識でフットワークが軽く、美味しいお酒や楽しい事にどんどん手を伸ばしていく。そしてその経験を面白おかしく教えてくれる、人生の先輩のお話。読み終わるのが勿体ない1冊でした。

    特に書評「大読書家への道」が大好き。

  • 春風亭昇太の矜持、って言ったらカッコ良すぎかな(笑)。いや、対談で談春師もかっこいいって言ってるからいいか。

    旅行の話はもちろん、筑摩に連載していた「大読書家の道」がおもしろい。

  • ともすれば、落語感を一切感じさせないこのエッセイ集に対し、「メディアのイメージの通り、気楽に生きている風に見せつつ、実のところは物凄く努力し、自分を追い詰めて、落語のために一生を捧げている春風亭昇太はさすがプロだなぁ。」となってもよさそうなところだが、一切その感じナシ。
    本当に気楽に生きてる感じがそのままダイレクトに伝わってくる。

    ついつい仕事で肩に力が入ってしまっているような人は必読!
    マッサージに行かなくても力が抜けて楽になれるよ!

  • 笑点でお馴染みの春風亭昇太師匠のエッセイ。師匠の視点、物事の捉え方が面白くクスッと笑える内容が多く、気楽に読める作品。ひとつひとつのエッセイも短めなので読みやすかった。

  • まあ、そんなもんか。落語関連の本が少ないからしゃーない

  • 【立川談春師との対談も収録!】どうせいつか死んでしまうのだから、好きなことだけしてふわふわと生きていたい。「笑点」司会を務める人気落語家の呑気な日常。

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著者プロフィール

落語芸術協会に所属しており、現在同協会会長。現・『笑点』司会者。出囃子は『デイビー・クロケット (The Ballad of Davy Crockett)』。定紋は『五瓜に唐花』または『クラゲ』。血液型O型。妻は元宝塚歌劇団雪組娘役の宝珠小夏。静岡県静岡市清水区出身。

「2021年 『昔のくらし昔の道具 これなあに?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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