紫のアリス (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2017年4月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167908096

作品紹介・あらすじ

底なし沼に落ちていくヒロイン。深くて悲しい、これぞ本当のイヤミス!



「なぜ忘れていたんだろう、あんなに彼女を憎んでいたことを――」



こんなサイアクな日ってあるの?不倫を清算し、結婚の夢を捨てた紗季が思い切って会社を辞めたまさにその日、夜の公園で男の変死体を発見!脇に立つのは「不思議の国のアリス」のウサギ……? 引っ越したマンションには刑事が現れ、かつての不倫相手のことを無遠慮に聞いてくる。「どうして?」「たぶん墜落死だと……」。おせっかいな隣人にあれこれ詮索され、げんなりした矢先、唯一の友人に悲劇が。不思議の迷宮へ放り出され、十重二十重のトリックにがんじがらめの紗季がたどりついたところは?

みんなの感想まとめ

現実と幻想が交錯する中で、主人公がさまざまな人間関係や事件に巻き込まれながら生きる喜びや心の安らぎを見つけようと奮闘する物語です。物語は、ミステリーとファンタジーの要素が融合し、登場人物たちが持つそれ...

感想・レビュー・書評

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  • そこそこ長生きしてる
    とね、

    生きてることに嫌気が
    さすときだってある。

    そんなときどうするか


    まあ枯れない花なんて
    ないのよトカカントカ、

    そんなこと想いながら
    空を眺めてボーーっと
    するもよし。

    私だったらそうやって
    心を空っぽにしてやり
    過ごすかな。

    どっこい、この物語の
    登場人物たちはもっと
    アグレッシブ。

    名優、大御所、そして
    大女優が一堂に会して
    舞台の幕が上がります。

    ヒントは不思議の国の
    アリス。

    しだいに現実と幻想の
    境界が曖昧になる中で、

    かれらは生きる喜びを
    見出だせるのか。

    あるいは心の安らぎを
    見つけられるのか。

    答え合せはお茶会にて
    ではでは~。

    • コルベットさん
      かなさん♪ありがとうございます(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑ はい、これからもよろしくお願いします♡(*ˊᵕˋ*)
      かなさん♪ありがとうございます(*•̀ᴗ•́*)و ̑̑ はい、これからもよろしくお願いします♡(*ˊᵕˋ*)
      2024/10/18
    • なんてひださん
      ホントだ。祝うのしないとって〜間に合ってますか。あと初めましてです
      ホントだ。祝うのしないとって〜間に合ってますか。あと初めましてです
      2024/10/19
    • コルベットさん
      なんてひださん、ありがとうございます♡(*ᴗ͈ˬᴗ͈)ꕤ*.゚
      なんてひださん、ありがとうございます♡(*ᴗ͈ˬᴗ͈)ꕤ*.゚
      2024/10/19
  • 紫ってそういうこと!?と思ってしまった(笑)

  • 主人公が現実と非現実の間をふわふわ漂ってるような感じでミステリー何だけれどファンタジーの雰囲気もあるなぁと感じました。
    読後感と文章の雰囲気から東野圭吾さん好きな方におすすめしたいです。

  • 不思議の国のアリスの不思議な世界観を、現代に上手く織り交ぜているため、童話を読んでるようなフワフワした感覚を感じながら読み進められた。

    紗季が抱える後ろめたい過去(=不倫)から心機一転のため、会社を辞め、新しい生活のために購入したマンション。
    お節介な老人たちと、紗季を助けてくれた親切なようでどこか怪しさを感じる新田など、色々な登場人物たちがどの人も噛み合ってるようで噛み合ってない人間関係を紗季と築いていくので、読んでてもどかしい思いを何度もした。

    物語が進むに連れて、一番の理解者(のように見えてた)菊子もその異常に見える優しさが段々と怖くみえてくるし、菊子に誘われるままに集まり騒ぐ老人たちも、不思議の国のアリスに出てくる登場人物を思わせる不気味さを感じた。

    結末は少しスッキリしないので賛否あるが、
    このモヤモヤした感じが最後まで“不思議の国のアリス”を貫いてるように感じるので、この終わり方がベストな気がする。

    紗季が親友の死や大村の死にか変わってると思ってたが、
    まさかの展開で鈍い自分には色々と衝撃だった。笑

    生い先短いと割り切った老人の方が、
    ストーカーや女の人を騙して横領する人間の何倍も怖いなと思った作品でした。

  • テンポが良く先が気になってスルスル読めました。登場人物みんなが怪しくて、誰が犯人かな〜?と考えながら読み進め、想定外の結末でした。面白かったです。

  • 現実と幻想が混じっているのかいないのか、
    はじめのうちはちょっと読んでて混乱するけど、
    一気に読めた。
    なんとも言えない気持ちになるが、、、

  • 殺人事件だけど、主人公の記憶が曖昧なせいかふわふわとしてる触感。
    展開についてはなんだかんだ予想できてしまう範囲にとどまるのがちょっと残念…
    なかなか感情移入できない、もどかしい感じ。

  • 不思議な国のアリスを
    モチーフにしたミステリー?
    読み進めてるうちに
    犯人は…と思ってたら
    ビンゴ!でした^^

  • あらすじを読むだけなら惹かれなかったものの、柴田よしき作品ということで読み読み。

    二十年前の作品だけど、古く感じるのは女子社員が結婚して辞めていくというくだりくらいかな?

    展開は読めそうで読めない。
    菊子さんの人生についてもっと読みたかったけれど、幼い息子を亡くしてしまった時点で人生への未練というものは無いんだろうな。


  • 退職した主人公の前に現れた、三月ウサギと男の死体。その日から彼女の身の回りには、不思議の国のアリスのキャラクターたちが現れる。

    解説でも語られていた主人公が信頼できない語り手であることを差し引いても、それぞれの事件を主人公が起こしたんだなと読ませてしまう展開で、それがひっくり返されることなかったので消化不良。
    最後菊子さんまで死ぬ必要なかったんじゃないかって言われてたけど、菊子さんは最高のタイミングで復讐を果たせたから未練がなくなったんじゃないかな

  • 高原カフェ日誌シリーズでとても好きだったので、図書館から借りて読了。
    高原シリーズでも思いましたが、カフェがモチーフにしても人間ドラマなど、かなり重いテーマも入れてくる作家さんだなぁと思っていましたが、
    今作もタイトルと打って変わって、かなり重たいテーマでした。

    伏線といえば伏線ですし、ご都合っぽいようにも感じられるかもしれませんが、
    全体の雰囲気としては面白かったです。
    最後がちょっと暗すぎるというか、重たいなぁという印象でした。

  • これだけ読んでいなかった。
    ファンタジー色があるのかとおもったらそうでもなかった。
    めっちゃ物理的に死んでいく。
    なんとなく筋は分かったが、ざわざわする雰囲気がよい。

  • 面白かっただけに最後が微妙だったのが残念!まさかの二重人格説で全部殺したかもみたいとこには戦慄した。

  • ずいぶん昔に刊行されたはずではと思っていたら文庫新装版とのことでした。3回読み返したもののはっきりしない部分がありモヤモヤが拭えない後味の悪さが残りました(読解力不足なだけかも)後半つまびらかにされていく部分は楽しめました。

  • アリスの名の通り、不思議と模倣されてる幻想と現実的な事件。その2面が最後まで混ざらないまま読者によって解釈が変わる。短い話なのでさくっと読める割には解説された謎が残るので、読了感を咀嚼したい人にはお勧めしたい。読みながらああだこうだと考えながら進めるのも面白いかもしれない。

  • 不倫、訣別、そして結婚の夢も消え、会社も自己退社、、、、そして夜の公園で、男の変死体、、、と、、、、最悪の日を迎えた、主人公 紗季。

    引越したマンションのお隣りの老人との付き合いにも、、、

    中学時代の学校祭での「不思議な国のアリス」で、起こった事件が、引き金に、、、次か次へと起こる殺人事件。

    親友の美代子も殺され、、、犯人は・・・・

    マンション住人の複雑な人生の機微にも、、、、

    現実と妄想の中で、そして、幻想のアリスの登場、、、、
    どんでん返しの、最後は、、、、、被害者と思っていた人物。

    少し、ひねりすぎて、理解するのに、読みずらかった。
    ミステリーと妄想が、入り交じっていて、複雑な感じであった。

  • 読んだのは結構前なので、正直なところあまり覚えてないのだけれど、終わり方で唖然とした作品。もちろん良い意味で。

    ジャンルとしてはミステリーなのだろうけど、アリスという妖精が登場する。これは自論なんだけど、ミステリーとファンタジーは相対するものだと思っている。よってミステリーにファンタジー要素を入れてしまうと総じて駄作になると考えていた。けれどこの作品にはそこまでの違和感はなかった。

  • 正直申せば新装版文庫の表紙絵に惹かれて購入し読みました。不倫を清算し会社を辞めた紗季が夜の公園で見た変死体と人間大のウサギ(!)。刑事からは元不倫相手が自殺したという知らせが。他にも「不思議の国のアリス」の登場人物が現れ,紗季は過去から続く事件の中に絡め取られていく。ここに詳細は書けませんが読むと頭の中が痒くなります。

  • いや、好き。
    ホントに好き。w
    読み始めて最初に感じる物語の印象としては、普通の殺人事件?って感じでした。
    誰が殺したのか。あの人が怪しい。。。
    そんな感じでした。
    でも中盤から...あれ?
    なぜにアリスの登場人物が?!
    思わず背筋が凍りました。
    まるで夢の中のような不思議な出来事が少しずつ。。。
    考えている事すべて裏切られます。ほんとに。w
    最後に分かる全ての真実にホントに背筋凍る。ww
    とにかく話の構成が好きすぎて、読んだ人全員が絶対もう1回読み直したくなる本だと思います!
    私ももう一度読みたい。。。

  • 紗季の前に現れる『不思議の国のアリス』のウサギ。これは過去を思い出させるためのトリックだった。初対面なのにあまりにも紗季に優しすぎて不自然だって感じたのはそのためか。
    紗季の記憶が飛んでる箇所があるからもしかしたら、って思ってたら‥最初からそうだったんだ。知美も実は、って思っちゃうな。

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著者プロフィール

 小説家、推理作家。
『RIKO-女神の永遠』で第15回横溝正史賞。
 猫探偵正太郎シリーズ、花咲慎一郎シリーズ など。

「2021年 『猫日記 Cat Diary』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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