- 文藝春秋 (2017年3月10日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784167908126
作品紹介・あらすじ
藤沢周平の代表的時代連作集「立花登」シリーズ全4巻の1巻目。
医者になる夢を叶えるべく江戸に出た登を迎えたのは、はやらない町医者の叔父と、口うるさい叔母、驕慢な娘ちえ。居候としてこき使われながらも、叔父の代診や小伝馬町の牢医者の仕事を黙々とこなしている。
ある時、島流しの船を待つ囚人に思わぬ頼まれごとをして――。
起倒流柔術の妙技とあざやかな推理で、若き青年医師が、獄舎にもちこまれるさまざまな事件を解いていく。
『春秋の檻』には、「雨上がり」「善人長屋」「女牢」「返り花」「風の道」「落葉降る」「牢破り」の7篇を収録。
解説・末國善己(時代小説評論家)
82年に中井貴一主演で連続ドラマ化。そして2016年春に溝端淳平主演で、NHK BSプレミアムにて連続ドラマ化。
みんなの感想まとめ
医者を目指す若者が江戸での厳しい生活を通じて成長していく物語が描かれています。主人公の立花登は、牢医者として囚人たちの依頼を受けながら、さまざまな事件を解決していく中で、自身の人間関係や心情の変化を経...
感想・レビュー・書評
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申し分なくうまい筋立てうまい文章の続き短編です。TVドラマ「立花登青春手控え」の溝端淳平さん立花登イメージもピッタリ。病院に持っていって読み、帰ってからの養生中に読むのにもピッタリ(笑)でした。随分読んでいる藤沢さんもこのシリーズはまだでしたし。
(一)の『春秋の檻』目次を見て「おや?」と気づいたこと
「雨上がり」(藤沢周平)→「雨あがる」(山本周五郎)
「落葉降る」(藤沢周平)→「落葉の隣り」(山本周五郎)
おもしろいなあ~
「雨上がり」と「雨あがる」の内容は全く似てませんけども、「落葉降る」がこの巻では一番良かったのに「落葉の隣り」のストーリーを忘れてしまってて比べられない。何とも言えない情緒と前向きの希望は似ているのかも、でも周五郎、読み直さなくては。
なるほどシリーズ(二)『風雪の檻』の「押し込み」にも「落葉降る」の好もしいヒロイン「おしん」が登場でした。「登」の周りの人々だけではない人物発見も面白い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
溝端淳平が演じたドラマを見て、涙してたこともあり原作を読んでみることにしました。
溝端淳平版はかなり脚色なり入っていて登の人となりとは違うように感じましたが、なるほど元の話はこうだったのかと。中井貴一版のほうが原作に近いかな?
ともかくも、なかなかに衝撃的な場面もあり
「若いってすごいね!」と言いたくもなる。
びっくりした。本当にびっくりした。
最初のページの図解などはそれだけで楽しめます。
こういう工夫は江戸の町を知らないものにはとてもいいヒントになり、うれしいものです。
短編集なので、移動中のおともにもおすすめですね。 -
面白かった。往年の(25年くらい前の)ラノベ感。
主人公の立花登が柔術使いで異常に強いうえ、敵の人数が多いときや強めのMOB登場回は友人の新谷(登と同程度に強い)を呼べばいいのでめちゃくちゃ安心感がある。 -
美容室で見た雑誌に、女優の浅野ゆう子さんのインタビュー記事があった。その中で、歴史小説をよく読むというくだりに「藤沢周平」の名前があった。
以前「ふつうが一番」というテレビドラマで、地味な藤沢周平の人物像を垣間見たことがあったが、直木賞を受賞する頃までは非常に暗い小説が多かったということを知り、あまり藤沢周平の小説に興味を持たないままに過ごしてきたところでの浅野ゆう子さんの記事だった。
歴史小説は好きなので、一冊くらいは読んでみようかとこれもテレビドラマ化された獄医立花登シリーズを手に取った。
読後、解説を読んで驚いた。これまで好きで読んできた葉室麟や、あさのあつこがみなこの藤沢周平の影響を受けていたとは。
私の中でシリーズ本を手に取る理由の一つに、面白かった時、続けて読めるからというのがあって、これはまさにそれにあたる作品になった。
また、暗い小説から徐々に変化し始めた時の作品でもあるとのことで、さらにそそられる思いがしている。
シリーズ二作目を購入しようと思う。 -
藤沢周平の連作時代小説『春秋の檻―獄医立花登手控え〈1〉』を読みました。
『麦屋町昼下がり』に続き、藤沢周平の作品です。
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TVドラマ化もされた人気時代連作集・第一弾!
藤沢周平の代表的時代連作集「立花登」シリーズ全4巻の1巻目。
医者になる夢を叶えるべく江戸に出た登を迎えたのは、はやらない町医者の叔父と、口うるさい叔母、驕慢な娘ちえ。
居候としてこき使われながらも、叔父の代診や小伝馬町の牢医者の仕事を黙々とこなしている。
ある時、島流しの船を待つ囚人に思わぬ頼まれごとをして――。
起倒流柔術の妙技とあざやかな推理で、若き青年医師が、獄舎にもちこまれるさまざまな事件を解いていく。
『春秋の檻』には、「雨上がり」「善人長屋」「女牢」「返り花」「風の道」「落葉降る」「牢破り」の7篇を収録。
解説・末國善己(時代小説評論家)
1982年に中井貴一主演で連続ドラマ化。
そして2016年春に溝端淳平主演で、NHK BSプレミアムにて連続ドラマ化。
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講談社発行の月刊小説誌『小説現代』の1979年(昭和54年)1月号から1980年(昭和55年)1月号に『青年獄医立花登』というタイトルで連載された後、1980年(昭和55年)に改題して刊行された作品、、、
叔父・小牧玄庵を頼り東北の小藩から江戸へやってきて伝馬町牢屋敷にて獄医を務めることとなった若い医師・立花登が、囚人たちにまつわる事件を得意の柔術と推理で次々に解決していく姿を描く、獄医立花登手控えシリーズの第1作です。
■雨上がり
■善人長屋
■女牢
■返り花
■風の道
■落葉降る
■牢破り
■解説 末國善己
江戸小伝馬町の牢獄に勤める青年医師・立花登……居候先の叔父の家で口うるさい叔母と驕慢な娘にこき使われている登は、島送りの船を待つ囚人からの頼みに耳を貸したことから、思わぬ危機に陥った、、、
起倒流柔術の妙技とあざやかな推理で、獄舎に持ちこまれるさまざまな事件を解く……若き青年医師の成長を描く傑作連作集。
島送りになる若者の頼み事……無実を訴える男の正体……御家人毒殺未遂の真相……恋人を刺した女囚の愛憎……等々、さまざまな暗い人間模様が江戸小伝馬町の牢屋に持ちこまれ、心優しい青年獄医・立花登が市井の人情も細やかに、柔術の妙技と推理の冴えを見せて事件を解くシリーズ物で、主人公に気持ちをシンクロさせながら、感情移入できて愉しく読めましたね、、、
そんな中で印象に残ったのは、
不可解な女心、男女の機微が描かれつつ、登場人物の意外な一面が明かされる『雨上がり』と『返り花』、
無関係と思えるエピソードが繋がり邪悪な犯罪計画が浮かび上がる『落葉降る』、
従妹のおちえが誘拐され牢内の登の行動が犯人一味に見抜かれるという窮地からいかにしておちえを救うかという頭脳戦に加え、犯人一味の柔術の達人との対決が愉しめる『牢破り』、
の4篇かな……特に『落葉降る』と『牢破り』はミステリ色も強くて面白かったですね。
次は、本シリーズの続篇を読んでみようと思います。 -
2024年、30冊目です。
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主人公が体術を使うという設定が面白い。
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小伝馬町の牢医者を務める若き立花登は、囚人が抱える悩みを解決しようとする。誠意をもって問題を解決しようとする若き医者の態度と行動が痛快。
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面白いですなぁ
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藤沢周平「春秋の檻」、獄医立花登手控えシリーズ№1,2017.3発行。連作7話。立花登22歳、柔術を身につけ、叔父の小牧玄庵宅で医療と牢医者の手伝いを。叔父は無口で酒好きで怠け者、その叔父を尻に敷いている叔母の松江、母に似て美貌だが驕慢な娘おちえ。楽しく読了しました。第1話「雨上がり」、第3話「女牢」、第7話「老破り」が特に気に入りました。シリーズ、追っかけます!
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正直、結末はどれも暗くてやるせない気持ちになるのに、一瞬でも人の心の真ん中に触れるようなお話だから、じっとりした感じが残らないです。主人公の登の若さと性格からか。先にドラマを見てますが、割りとイメージにあってるのかなと思いました。「女牢」「風の道」「落葉降る」が心に残りました。
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藤沢周平『獄医立花登手控え』巻一。医師にして柔術の達人という主人公が、獄医を勤める中で様々な事件に巻き込まれていくという、ミステリあり、サスペンスあり、ヒューマンドラマありの娯楽小説。
先日読んだ『たそがれ清兵衛』が面白かったので、藤沢周平をもう一冊くらいと思って読んだのだが、まあ普通。冒頭の『雨上がり』こそアッと驚く結末で読ませるが、主人公が乗り込んでいって得意の柔術で片付けるというマンネリ振りが早くも全体を覆っていて、4巻まで読もうとは思わない。 -
ミステリー仕立てで良い感じの連作。
後が楽しみ。 -
小伝馬町の牢獄に勤める青年医が主人公の捕物帖
牢獄という犯罪者に近い場所、
医者という立場に見合った柔術の使い手(立ち回りによって死に至らしめることがない)という設定で、主人公が周囲の協力にによって事件を解決する話ではあるが、どちらかというと22歳の主人公がひとつひとつの事件に巻き込まれた人たちに関わることで成長していく物語だ。 -
【TVドラマ化もされた人気時代連作集・第一弾!】江戸小伝馬町の牢獄に勤める青年医師・立花登が起倒流柔術の妙技と鮮やかな推理で、獄舎にもちこまれるさまざまな事件を解決する。
著者プロフィール
藤沢周平の作品
