私を通りすぎた政治家たち (文春文庫)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 文藝春秋 (2017年3月10日発売)
3.94
  • (5)
  • (5)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 88
感想 : 8
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784167908171

作品紹介・あらすじ

斬捨御免! 〈佐々メモ〉による最後の政界閻魔帳。



【目次/本書に登場する主な政治家】

序章 私の政治家観の原点(佐々友房・佐々弘雄)



第一章 戦後、そして現代を築いた大物政治家たち

(吉田茂、岸信介、佐藤栄作、石原慎太郎)



第二章 国益を損なう政治家たち

(田中角栄、小沢一郎、加藤紘一)



第三章 憎めない政治家たち

(浜田幸一、不破哲三、上田耕一郎)



第四章 海外からの賓客、外国の大物たち

(李登輝、キッシンジャー)



第五章 政治家にならなかった私と、同志たる思いを託した政治家たち

(後藤田正晴、冬柴鐵三、細川護煕)



第六章 将来を期待したい政治家たち

(安倍晋三、石破茂、小泉進次郎)



解説 石井英夫(元産経新聞論説委員)

みんなの感想まとめ

多様な政治家たちを鋭く切り込む内容が魅力の作品で、著者は実務家としての視点から具体的な描写を展開しています。批判的な視点が強調されており、特に加藤紘一や河野洋平に対する厳しい評価が印象的です。逆に、安...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 加藤紘一のことをボロクソに書いていたし、河野洋平のことも批判していたのに、自民党ハト派の代表格だった宮澤喜一には一才触れていないのが不思議だった。あとは、アメリカ大統領とイギリス王室の真逆の警備思想の対比は面白かった。

  • ●安定した面白さ
    ●褒めてる部分より、貶している部分の方が面白い。心なしか描写が細かいし…
    ●加藤さん、思っていた以上に小物感でガッカリ、そりゃ落ちぶれるよね…
    ●著者はとにかく実務家だから、話が具体的でいい。理念ばかり聞いてもね、仕方がないからね。

  • いろんな政治家をバッサリ。
    褒められる人もいいが、切られる方がやっぱり面白い。菅直人はやられてたが、鳩山由紀夫がなかったのは、気になんなかったのかな。

    あと、加藤紘一が大嫌い(笑

    外から見てると、割と好印象だったのだが、全然違うのな。もうちょっとちゃんと政治を見とけばよかった。

    ただ後半、石破茂と小泉進次郎と橋下徹を褒めてるんだが、今存命中であったなら、果たしてなんとおっしゃったか。

  • (ミーハーで申し訳ないが)佐々さんというとテレビで右的こわもてご意見番の印象が強い。

    元警察官で「東大安田講堂事件」や「あさま山荘事件」で采配を振るわれた方とは知っているが、その後、政府機関の危機管理関係に携わったのち、危機管理関係の個人事業に独立されてTVや講演や著作活をなさっていらしたのである。(まあ、そうだったのね オイオイ)

    政治をつかさどる人を「「政治家(ステーツマン)」と「政治屋(ポリティシャン)」とに分ける言い方があるらしい。
    佐々さんは『権力に付随する責任を自覚している人が「政治家」権力に付随する利益や京楽を求めてしまう人は「政治屋」と呼ぶことにしている』と定義している。

    そうして戦後から現代まで34回、絶え間なく代わった宰相を、近くからかかわった著者が滅多切りしている。誰が「政治屋」で誰が「政治家」か?尊敬できる人かできない人か?

    最終章にその34回の歴代内閣の列挙がある。(まあ72年間くるくるとよく代わったもんだ)
    わたしなどが戦後の見聞きした政治家方が登場してきて、臨場感がありわかりやすかったのかもしれない。

    特に
    『「第二章国益を損なう政治家たち」こういう、一部マスコミの喝采をあび俗受けするリーダーたちが首相や大臣を歴任したことは日本の不幸だったというしかない』
    などは痛快だ。
    小沢一郎、田中角栄、三木武夫、菅直人、加藤紘一、河野洋平、村山富市さんらのお名前が挙がっているのだ(よ。笑)

    政治家の良しあしばかりではない。ご専門の「危機管理」と政治の関係も重要な要素とはこの現代において説得力がある。

    ただし、ひとつ気になったことがある。
    佐々さんは『明治以降、今日に至るまでの日本の政治外交経済や治安を支える上で、士族や内務省出身者がいかに、その役割を果たしてきたかということである。』
    と最後に書いていらっしゃるが、その見方はお立場から(元士族のご出身)言わせているような。

    わたしは少し前に松本清張『史観宰相論』を読んでいる。
    明治維新以来の大久保利通から戦後の鈴木首相まで、言わば宰相の通信簿兼雑談感想。
    その続きのようにこの佐々さんの本は戦後吉田首相から現在の安倍首相までの閻魔帳である。

    両書とも宰相とはどのような人物が的確なのか、政治とは何かを追求している。

    清張さんの雑談は文章が専門的で固い感じで、佐々さんのは平明でわかりやすい文章、もちろん両書とも右だ左だということで区別していないところもある。

    佐々さんは辛口に批評していらっしゃるが政府機関に寄っているので身内的感があるし、清張さんはもちろん外部から批判していらっしゃるし立場が違う。

    清張さん『史観 宰相論』の最後にある
    『ーーこの「宰相論」を書いてきて想うことは、古来から結合においては部族的、政治的においては官僚政治であるという帰納である。』

    違いがあるからこそなんともおもしろかったのであるが、ある一定の立場からモノを見てはいけないということもわたしは肝に銘じた読後であった。

  • 応仁の乱は500年以上前の歴史である。「京都は戦災を免れた」という歴史を知っていればこそ生まれた諧謔(かいぎゃく)に富むエピソードだろう。抱腹絶倒ではなくジワリと来るだけに余韻が長い。
    https://sessendo.blogspot.com/2018/10/blog-post_38.html

  • 佐々さんは、非常に歯切れが良く、ご自身に対するブレが全くない、確固たる意志を持った素晴らしい方だなと思っております。
    一昔前に一読した後藤田正晴さんとのエピソード本で、大ファンになりましたが、今回の内容も、それに匹敵する各政治家とのエピソードや論評が面白かったです。
    まだまだ現役で、日本を政治家を、バシバシと斬って頂きたいです。

  • 「佐々メモ」による最後の政界閻魔帳。吉田茂、岸信介、佐藤栄作。そして田中角栄、小沢一郎、不破哲三等々出会った政治家たちを一刀両断、彼らの素顔を明らかにする。

  • 【「佐々メモ」による政治家閻魔帳】吉田茂、岸信介、田中角栄、小泉純一郎、そして安倍晋三。人生の途上で出会った政治家たちを一刀両断、彼らの素顔を明らかにする。

全8件中 1 - 8件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

1930年東京生まれ。東京大学法学部卒業後、国家地方警察本部(現警察庁)に入庁。「東大安田講堂事件」「連合赤軍あさま山荘事件」等に警備幕僚長として危機管理に携わる。86年より初代内閣安全保障室長をつとめ、89年昭和天皇大喪の礼警備を最後に退官。2000年、第四八回菊池寛賞を受賞。2001年、勲二等旭日重光章受章。著書に『東大落城』(文藝春秋読者賞受賞)等がある

「2016年 『重要事件で振り返る戦後日本史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

佐々淳行の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×