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Amazon.co.jp ・本 (544ページ) / ISBN・EAN: 9784167908454
作品紹介・あらすじ
山野内荒野、14歳。
まだ、恋はしてない。
……たぶん。
鎌倉で小説家の父と暮らす少女・荒野。「好き」ってどういうことか、まだよくわからない。でも、中学入学の日、電車内で見知らぬ少年に窮地を救われたことをきっかけに、彼女に少しずつ変化が起き始める。少女から、大人へ――荒野の4年間を瑞々しく描き出した、たまらなくいとおしい恋愛“以前”小説。全1冊の合本・新装版。
カバーイラスト:岸田メル
みんなの感想まとめ
思春期の少女の心の成長を繊細に描いた物語で、主人公の荒野は、恋愛の感情を理解し始める過程を通じて、成長していく姿が魅力的です。鎌倉の風景や季節の移り変わりが背景にあり、彼女の内面の変化とともに、読者も...
感想・レビュー・書評
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尊い。
キャラクターが活き活きと、そしてしっとりしているところや、思春期特有の心の成長を描きつつ、だらしなかったりさっぱりしていたりガッツリしている大人の描写もあってみたり、なにより一つ一つ選びぬかれた言葉がとても心地よかった。
桜庭さんの本はまだあまり読んでいないけれど、この作者の日本語選びはとても好きになりました。 -
鎌倉の季節の移り変わりとともに、成長していく少女の物語。
かつて少女だった大人にも読んでもらいたいけれど、今まさに少女である子にも読んでもらいたい。
これを読んだら、遥か未来の大人の自分を、荒野のように、少女のあなたがすっと見るのだろうな。 -
大人に憧れを抱きつつも、まだ子どもでいたいような気持ちは痛いほどよくわかる。制服を着ている間は守られているような無敵な気持ちになれていた。
荒野は一人称を自分の名前で呼んでいる。実は私もかなり上の年齢まで自分のことを自分の名前呼びしていた。今でも恥ずかしながら、家族や気を許した人の前ではぽろっと一人称が名前になってしまうことがある。それが幼稚だと言うことも理解していて、「私」に切り替えないといけないと分かっていても、一人称を変えてしまったら、自分が一気に大人に近づいてしまいそうで、大人になることへの最後の抵抗のように自分を名前で呼んでいたいのだと思う。
思春期の少女の繊細な心の動きが美しく、的確に描かれていて、(恋愛パート以外は)まるで自分の物語みたいに感じた。 -
少女から大人へ…12歳から16歳、最も多感なお年頃。荒野の4年間を瑞々しく描き出した
この上なくいとおしい、恋愛“以前”小説。はい全くその通り、この上なくいとおしい!
ピュアでかわいくて…荒野を見ているだけで(桜庭さんの書いた通りに読んでいるだけで)
涙が浮かぶのはなぜだろう。桜庭さんの描く少女達は生々しいまでの魅力に溢れています。
傷付きやすくて儚く繊細、青臭い色気、少女ならではの透明感、汚れる前の白さ柔らかさ…
色んなタイプの子それぞれ本当に魅力的。桜庭さんの中にも“女の子”がいるんだろうな
だからこんなに私の中の“女の子”が刺激されるんだろう。新装版合本、買って良かった! -
久々の日本文学。
初めての桜庭一樹。
久々の恋愛小説。
初めて意中の女性に借りた本。
彼女がこの本を持ち、目で追い、内容を脳内でイメージしていたって考えると、なんだか同じ物をいま僕がこの手で持ってるってだけで嬉しくなってしまう。柄でもないが恋ってそういうことなのかな。
恥ずかしい。。。。
1/10くらい読んだけど、世界観がとても好きだ。
鎌倉ってだけでなんかいいよね。
もうやばい!思春期!!!
おぼつかない恋愛(それが恋心とも気がついていない)、大人の身体へと変わっていく過渡期、保健体育の授業、男子のサルさ加減。思春期!!!読んでて恥ずかしくなってくるほどの!!
小説家の父親が、15歳の荒野を「恋知らぬ 猫のふりなり 球遊び」と表現した。正岡子規。ビミョーにわかったようなわからないような感じだけど、桜庭一樹さんは「恋知らぬ猫のふり」という小説も書いているみたいなので、よっぽどこの句が好きなんだなあと思った。そっちも読んでみようっと。
悠也「アメリカは、大地が広くて、新しくて、いろいろあるのになんにもないようなへんな国で、だからなんだか、自由を感じた。」とてもよくわかる。漠然とした開放感。自由。荒野にいるような。決して万能ではない自由。
読み終わった。
12歳から16歳になる物語。
子供から大人になる物語。
少女からおとなになる物語。
桜庭さんが紡ぐ少女はとても魅力的だ。
誰かに褒めてほしい料理は、おいしくても、どこか苦い。
いまだけ!恋は、いまだけ!過去は眩暈がするほど遠く、未来もまた、晴れない霧の向こうにある国のように、いつまで経ってもたどり着けないと感じるほどに、やはり、遠い。 -
いやあ、これはヒット。少女が大人になっていく。大人になりたくない抵抗と大人になりきれないもどかしさと。解説では「私の男」とネガとポジとのこと。読まねば。
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とても気持ちの良い本。
桜庭一樹らしい面もチラチラ見え隠れする。
少女が"おんな"の階段を上り始める第一歩を鮮やかに描き出した良い作品だと思います。 -
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十二歳から十六歳。たったの四年間。
大人から見ればあっという間の時の中で、彼女の中身は目まぐるしく変わる。
冒頭、中学に入学したばかりで恋を知らず自分自身にも無頓着だった荒野が少しずつ、けれど急速に周りの女達の匂いに釣られ、体型も変化し恋の味を覚えて行く。
子供から女の入口へ。
自分にもそうして変わっていった過去がどこかであったはずなのに、もう今となっては思い出せない。
読んでいてとろりと甘くて水気の多い、熟れた桃を食べるような感覚だった。
予想以上に濃厚だったのに後味が悪くないのは、荒野が環境の割には比較的素直かつ奥手で、ようやく女の気配をさせ始めた所であっさり閉じられてしまうからだと思う。
思春期とか第二次性徴期とかそう言った言葉で片付けてしまうのが惜しくなる、少女の成長の物語。 -
あぁ、なんか、すごく好きだなぁ。
中学生になった少女が、女になるための一歩を踏み出すまでの、話。
特殊な家庭環境ではあるけれど、でも、すごく普通で、毎日が変化で溢れてる。
荒野はこれから、どんどんいろんなものを見ていくんだろうなぁ。 -
冗長で山場なし
それを贅沢に捉えられるか退屈に受け取るか次第
私にはまだ早かった -
思春期の女の子の日常。ぬるっとしてるが嫌悪感はない。いろんな女の人を見て成長している荒野(なまえがすき)が印象的だった。
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知らなかった人たちの青春についての本
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良かったーーーー!青春の甘酸っぱさを追体験できて、非常に良かった。読みやすいし面白かった。桜庭一樹さんの本、思い出補正も込みで、大好き!❤︎
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とにかく自分には合わなかった。
なんとか読んだけど、長い割に特に心に響くものはなかった。
本作では思春期の女の子の心の揺れや成長が主に書かれているが、主人公にリアリティーを感じなかった。わざとらしいというか、あざといというか…恋愛シミュレーションゲームに出てくるような作られた理想の女の子という気がした。
主人公だけではなく、この作品には一人も好きだなと思う魅力的な登場人物がいなかった。
特に描かれている大人には気持ち悪く感じた。出てくる大人がお前もかってくらいみんな恋愛脳でフワフワ地に足がついていない。いや、いくつになっても恋愛はしたらいいと思うが自分の中の倫理観とかけは離れている恋愛至上主義っぷりや自己中心的な振る舞いにはただただ引いた。
また、ストーリーも出てくるワード(ずっこけた、アベック、女の子のに向かって口笛を吹く男、ちぇっなど)も古くさくて読んでいて引っかかる点が多く読み進めるのが苦痛だった。
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きゅんオブきゅん、ザ青春、甘酸っぱいとはこのこと。眩しすぎたし、口元がずっと緩みっぱなし。
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★3.5
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女の子の心の成長を描いた本。 大人の男女関係と共に描かれる、一箇所ドキッとするシーンがあり、子供に読ましてよいかな、と思ったが、中学生には読ませたい本の一つ。心の成長を知ってもらえるかな。
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