- Amazon.co.jp ・本 (425ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167908478
感想・レビュー・書評
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まさか続編があったとは!
前作の文庫化から4年半。
本屋で見つけて嬉しさ以上に驚いた。 『もう覚えていないよ~』と思いながら読み始めたら全然そんなこと無く覚えてた。
登場人物がみんな魅力的だからなんだろうな。
元々職業物の作品が好きだから、贔屓目に見てしまうけれど、数年ぶりに読んでも色褪せないストーリー。
状況的に自分の今と遠藤が重なって、より感情移入したのかも。
気持ち的には最後の遠藤の活躍がもっとあったら嬉しいけれど、それだと嘘臭い話になっちゃうからいいバランスなんだろうな。
大矢博子さんの解説も良かったなぁ。
最初は僕が嫌いなタイプの内容を列挙するだけのものかと思ったら、細かい部分まで読み解いて本編を読み終わったばかりなのに新しい発見を教えてくれるものだった。
帯は目を引くし良いコピーだとは思うんだけれどひとつだけ不満が。「出社拒否」じゃないよ。意図的に出社しないんじゃなくて出来ないんだから。
ここだけ残念。 -
森尾さんは本当にかっこいいです。篠田さんのその後が気になります。
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一気に読んでしまいました。
成田の街並みを知っているので、主人公がたどったルートが目に浮かびます。
仲間の仕事環境を良くして、旅行者に笑顔で「行ってきます」と言ってもらえるように奮闘する姿に勇気づけられました。 -
成田空港の旅行会社の話。
様々な人が行き来する空港で働くって良さそう
遠藤くんがサービス重視のあぽやんに成長していくおはなし。 -
シリーズ最終巻…今のところは。
遂に終わってしまったか…という悲しみ。
第一話からなかなか衝撃的な幕開けで、遠藤が出社できなくなる、ということを契機に他の人物目線での話が中心に描かれる。
遠藤が再び空港に戻ることとなるきっかけも、単純に仲間に支えられて、ていうものではなくある意味原点回帰となるストーリーがあって良い。
まぁ3巻目まで読んでると、この小説の大ファンなので評価も甘くなります。
遠藤さんと森尾さんには幸せになって欲しいです。
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成田空港の旅行会社シリーズ第三弾。
この作品を読むと、スタッフに迷惑をかけないようにツアーの時には時間を守らなきゃとつくづく思います。
空港スタッフの丁寧なサービスは気持ちいいけれど、あれは全てコストなんですよね。。。 -
のっけからなかなかびっくりな展開。しかも作者自身の経験が反映されているそうで、辛かったんだな・・・としんみりしてしまう。
職場に大きな変化が訪れる不安を増幅させるような状況下で、同僚や部下、上司が何を考え、どう行動するのか。
ひとりの変化がまた別の人に影響を与え、チームで働くからこその化学変化を見ているようだった。