その犬の歩むところ (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2017年6月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784167908775

作品紹介・あらすじ

『神は銃弾』で「このミステリーがすごい!」第1位。

『音もなく少女は』で「このミステリーがすごい!」第2位。

名匠ボストン・テランが帰ってきた。

犬を愛するすべての人に贈る感涙の傑作。



傷ついた人々のそばに、いつもその犬がいた。



GIV――ギヴ。それがその犬の名だ。その孤独な犬の首輪に刻まれていた三文字だ。傷だらけで、たったひとり、山道を歩んでいた犬の名だ。彼はどこから来たのか。どこで、なぜ、こんなにも傷だらけになったのか。彼は何を見てきたのか。どこを歩んできたのか。

犯罪が、天災が、戦争が、裏切りがあった。世界が理不尽に投げてよこす悲嘆があり、それと戦い、敗れる者たちを見守ってきた一匹の犬がいた。

この世界の不条理と悲しみに立ち向かった人たちに静かに寄り添っていた気高い犬。



『神は銃弾』でみせた荘厳な世界観、『音もなく少女は』でみせた崇高な人間の強さ、そしてボストン・テランにしか生み出せない乾いた詩情をたたえる文体。傷ついたひとたちの悲劇と救済を描く感動の最新作。

みんなの感想まとめ

物語は、傷ついた人々のそばに寄り添う犬、ギヴの視点から描かれています。彼の存在を通じて、戦争や貧困、裏切りといった人間の悲劇が浮き彫りにされ、心温まるドラマが展開されます。最初は読みづらさを感じるもの...

感想・レビュー・書評

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  • 読み始めは「何?この読みにくさ!」と思ったけどギヴという犬と彼に関わる人間の温かなドラマ、そしてその後の悲劇に引き込まれた。読むのが辛くなるような展開もあるけれど、先が気になってやめられない。馳星周の「少年と犬」のように、ギヴを現実離れした奇跡の存在にせず、リアルな犬らしく描いていて犬への愛おしさが増したい。

  • 邦題は詩的で印象的なタイトルである。
    原題は簡潔にGiv(ギヴ)。物語の軸となる犬の名である。副題はThe Story of a Dog and America、1頭の犬と「アメリカ」の物語。
    原著発行は2009年。つまり、9・11の同時多発テロを経たアメリカだ。心を病んだ多くの帰還兵を抱え、ハリケーン・カトリーナの甚大な被害にも見舞われたアメリカだ。
    そのアメリカを1頭の犬が流転する。犬はあるときは奪われ、あるときは自ら選んだ人に寄り添う。犬は時に人を救い、時に人に救われる。
    彼の数奇な運命は人と人とをつなぎ、奇跡と言ってもよいような希望をもたらす。

    物語の語り手はディーン・ヒコック。
    イラク帰りの退役軍人だ。分隊でたった1人の生き残りである彼は、心に大きな傷を負い、生きる意味を見失っている。
    雨の中、車を走らせていた彼は、道路で1頭の死にそうな犬を見つける。その犬、ギヴを助けたことで、ヒコックの人生は動き出す。

    物語はギヴの「犬生」を追う形で進む。
    最初の飼い主はハンガリーからの移民の女性。次の飼い主はミュージシャン志望の兄弟。それから兄弟の弟の恋人となった娘。そして帰還兵。
    移民の国であり、映画や音楽の国でもあるアメリカを、ギヴは旅し、さまざまな人々と出会う。
    物語はどこか寓話めき、時に神話のようにも映る。

    物語の鎖には、欠けている部分もある。エンデの『はてしない物語』で「けれどもこれは別の物語、いつかまた、別のときに話すことにしよう」と語られるように、物語はところどころ、完結しないのだ。
    ギヴがいかにして悪徳業者に虐待されるに至ったのか。また、ギヴの父親がどのような人々と出会い、どのように彼らに寄り添ったのか。
    語り手であるヒコックはいずれその物語に辿り着くのかもしれないし、辿り着かないのかもしれない。
    それもまた1つの余韻となっている。

    著者は作中人物の多くについて、実在の(時には行きずりの)人々からヒントを得たという。彼らの多くに血肉が通っていると感じられるのは、そのためだろう。彼らの視点はよくも悪くもアメリカの外へは向いていないとも感じるのだが、一方で、本作に描かれるような「よき隣人」がいるのもアメリカの美点ではある。
    悲惨な事件が描かれないわけではない。だが、一方で、多くの善意の人々もいる。そしてそこに寄り添うまっすぐな犬もいる。
    そんな世界で生きていくのは、案外悪くはないかもしれない。

  • GIVが助かったから良かったけれど、助かってなければ、本を破り捨てていたかもしれない。それくらい、この本を通じてGIVは、自分にとって愛しい犬になった。

    どこまでもアメリカンな所、どこまでもアメリカンな描写にはついていけなかったけれど、面白かった。

    それにしても、どうして一部の人間は、人間のために犬を犠牲にするのだろう?

  • 無償の愛と優しさが犬の形をしてやってきて、ともに歩き始めた。 ボストン・テランの二冊目。
    傷ついて息も絶え絶えの老犬がたどり着いたのは古い「セント・ピーターズ・モーテル」だった。そこには夫と愛犬を事故で亡くしたアンナがいた。
    アンナは人生に深く痛めつけられ、かつての無邪気さなどとっくに失い、目的のない旅をしていた。辿り着いたモーテルの老婆から家と母親をもらった。老婆は石にただ「母」と彫ってほしいと言いこの世から去っていった。アンナは傷ついてやってくる犬を集め始めた。

    傷ついた老犬は犬の匂いを感じてモーテルにたどり着いた。アンナは首輪からその犬がギヴという名だと知る。そこには盲目の犬エンジェルがいた。そこでギヴは妻と子供を持った。生まれた子供は7匹で末っ子だけが男の子だった。
    ギヴはギヴの流儀を我が子に教えた。知識と知恵を、さらに生まれたときから伝わり流れている生存のための極意を。
    或る夜、老ギヴは決然と迷いなくアンナに別れを告げた。アンナは石にギヴの名前を掘っているときに決めた――あの子犬も父親と同じ名で呼ぼうと。

    モーテルに兄弟が来た。兄はジェム弟はイアンといいギタリストだった。彼らはセッションやバンドに加わってきたが、ベガスで遊びすぎ借金や契約を踏みつぶして逃げてきていたのだ、アンナは兄はろくでなしだと思った。気の優しい弟はギヴと気が合った。兄は夜盗みに入って失敗し機嫌が悪かった。翌日アンナが留守の間に忍び込み日記を盗み見た。そこには弟には才能があると書かれていた。
    出発の時兄はギヴを車に乗せて連れ出した。

    ふたりはダラスに着いた。ロスで知り合ったストーナーのところにいて、オーディションに受かるために猛練習をしていた。しかしオーナーは二人を受け入れてくれなかった。ジェムは日記の言葉が頭を離れず荒れていた。弟は街で知り合ったルーシーのことで頭がいっぱいだった。
    兄は止めても夜の仕事に出て行った。イアンはルーシーにギヴは盗んだ犬だと打ち明けた。
    ギヴにはちゃんとわかってるんだよ。
    「きみの愛は正しい愛で……そのちがいっていうのは……」彼は上体を前に倒すと、考えながら両手を広く広げた。「正しい愛とほとんど正しい愛の違いっていうのは……そう……完璧な和音(コード)と……ゴミみたいな音との違いだよ」

    イアンはギヴを通して自分自身を見た。
    ジェムはギヴを殴りつけ心の底の少しの恥を歪んだ喜びで押さえつけた。
    惨めな人生を目いっぱい長びかせれば、みじめさなんてそのうち消えてなくなるかもしれない、だろ?
    ルーシーとの約束の場所にイアンは来なかった。

    ここまでがギヴの旅の始まり。


    二年後、海兵隊に志願して帰還したディーン・ヒコックとギヴの出会いの話になる。

    9・11で姉をなくし戦友の死にざまを見ながら生き残り、虚無満載で走っていた車の前をよれよれのギヴが歩いていた。
    ディーンは救急に連絡し、犬と共に治療を受けた。それからはこの犬が彼を癒し、周りを癒し慰め時には自己犠牲も顧みず生き抜く様子を読む。

    ボストン・テランはその畳みかけるような表現で目的の言葉に導いていく。詩のような言葉が続いてそれを読むのも快い。

    出会ったとき逃げようとしたギヴを抱き、彼はギヴの鼻づらを撫で、手を背中に回してその鼓動を感じた。

    意志の強いやつ。

    彼はマイクロチップに書き込まれた名前と飼い主を知った。ニューオーリンズへ行って飼い主を探そう。
    自分と同じ何もかも失ったようなぼろぼろの犬を生き返らそう。

    賢く勇気のある犬物語のようで、犬を見ることで心の奥底をのぞいてしまう。それが犬の生き方の反映のように。ボストン・テランの手のうちに落ちる。
    ひとのあるべき姿を犬を通して見せる。
    ありふれた話のようで、引き込まれて涙さえにじむような美しい話を作り上げている。

  • 戦争や貧困で傷ついたアメリカ人の再生の物語なので、アメリカ人の愛国心や反骨精神は興味深く読めたけど、復活のアイテムに犬を使わないで欲しい。
    最後には犬がヒーローみたいな感じでハッピーエンドにしても、犬はそんなもの求めてないと思う。

    と、辛口で評価しても面白かったことは否めない。ミステリーと言うほどの謎はない。どちらかと言えばロードムービー的。

    作者のボストンテランは覆面作家で性別すら謎だけど、最後に書評の人が「おそらく60代の女性」と推測してて、私は絶対男性だと思ったので、この人の他の本も読んでみようと思った。

  • ‪2018年本屋大賞「翻訳小説部門」第3位、ボストン・テラン「その犬の歩むところ」読了。‬

    ‪911、イラク戦争、カトリーナなどアメリカの惨事を背景に、傷ついた人々がギブという一匹の犬を救い、また自身も救われていくストーリー。‬
    ‪読後、大長編の映画を一本見終えたような感動と虚脱感を味わえた。‬

    ところどころに出てくる装飾体っぽい文章が最初読みにくかったけれど、それが独特の世界観を作り出していた。

  • 原題が「The Story of a Dog and America」という通り、「アメリカ」というところが強調されている。9.11、イラク戦争、ハリケーンカトリーナ、暴力…と現実のアメリカの諸問題が背景。登場人物はみんな何かを失って傷ついているのだけど、それでも善意や夢を失わずに生きようとする。そこに寄りそうのが犬。この物語では「ギヴ」という名前の犬だけど、辛いときに犬に寄り添ってもらう人は世界にたくさんいるだろう。やっぱり犬は人類の友。テーマは重いけど、読後感は良い。

  • 過去の作品とはひと味違う不思議な小説だ。賢くて愛情深くて勇敢な犬「ギブ」が、アメリカの各地で様々な人に出会う。良い飼い主に出会うこともあれば、涙なくしては読めない悲惨な体験もする。話の中盤からは、イラク戦争でのトラウマをひきずるディーンとギブの話になる。正直、ディーンと彼が親しくなる仲間たちとの話に落ち着かないものを感じる。アメリカ的マッチョさを善きものとして、そこに疑いを微塵も感じさせない書き方に居心地が悪くなるのは私だけなのか。ギブがヒーローさながらの活躍するのも、何だかなという気持ちが少しある。でも、犬にまつわる伝説の話で終わるところにはぐっときた。

  • このテキスト数でこれだけの表現力。自分にはドストライク。

  • どこかに宗教観とアメリカ観を感じる本だった。それは悪い印象ではなく、ほっとするような輝いてみえるようなそんな感覚だった。
    読んでいて印象深かったのは75歳にもなる老婦人ミズ・エルがインタヴュアーに答えた言葉である。
    「私もまたまえに進もうとしているこの国の子供のひとりにすぎません」
    この言葉を読んだ時、そういえば自分も子供であったと思った。それは輝いていて守られ愛されて、またそうされる権利を十全と持っている存在だ。
    このいくつであっても自分も何らかの子供だという感覚、アメリカ観からくるのか宗教観からくるものなのか分からない。しかし、この感覚を知ったとき認められたような許されたようなとても癒された気持ちがした。
    宗教、国とも隔絶したように感じている日本人の自分にはひどく眩しく、羨ましくみえた。

  • 目次
    ・プロローグ
    ・父親
    ・息子
    ・海兵隊員

    飼い主への嫌がらせのためにさらわれたギヴ。
    さらったのは弟イアンとバンドを組んでいるジェム。
    父親に暴力で支配されて育った兄弟は、ミュージシャンになるために家を捨ててきたのだ。

    しかし、大嫌いな父と同じように暴力的になっていく兄ジェム。
    逆らうことができずに従っていたイアンは、しかし、ルーシーという少女と出会ったことにより、違う世界へ踏み出そうとする。
    ルーシーとギヴと一緒に。

    しかし、兄に別れを告げてからルーシーたちに追いつくはずだったイアンは、その後二度とどこにも姿を現わすことはなかった。
    失意のまま知人の家でイアンを待つルーシーに、カトリーナ台風が襲い掛かる。

    これが前半。

    後半は、9.11で姉を失った青年ディーンが、志願兵としてイラクに赴くものの、戦争の実態を経験することにより心に大きな傷を受け、死を思いながら車を走らせていると、衰弱しながらも虐待されとじこめられていた小屋から逃げ出してきたギヴと出会い、ギヴの本当の飼い主を探す旅に出る話。

    文体に癖があるので、とっつきにくく感じる人もいるかもしれない。
    けれどこれは、イラク戦争で疲弊してしまったアメリカという国に、犬という姿を借りて、夢や希望や小さな奇跡などを思い出させてくれる作品なのだ。

    だからすべての謎が解明されたわけではない。
    大切なのは、その犬の歩んだところには交流があり、犬を救おうとした人たちが結局犬に救われている、ということなのだ。
    前半、良い人たちに起きる悲劇が辛くて、読み通せるか?と思ったけれども、最後まで読んでよかった。

  • 原題「Giv: The Story of a Dog and America」が示すとおり、ある犬-Givが人から人へと旅するのを追うことでアメリカという国、そこで起こった悲劇の歴史、そこに住む人々の魂を描いたロードムービーのような物語です。
    プロローグに「この物語は伝統的なやり方では語られない」とあるように、初めて読む構成でした。とは言っても難解ではなく心にすっと入ってくる。最後には全て回収されるので途中でやめずに読んでほしいと思います。

    ディーンとギブが出会うシーンや登場人物の大半は作者の実体験や実在の人物がヒントになっているそうです。帰還兵が身近にいる国、アメリカを知ることができる作品です。

  • 初読の作家さん。2018年のこのミスの8位だったのですが、ミステリ要素はあまりなかった。
    ギヴという犬をめぐってのストーリーだが、擬人化されておらず、犬目線でもなく、それがかえってギヴの存在を際立たせていたように思う。。特に犬好きではないけれど犬の存在が人類にとって素晴らしいものだと思えてくる。
    さほど重要でも無い登場人物でも印象に残る描かれ方がされている。
    そして文章がとても美しかった。ところどころ読み返してしまった。これは作家さん個性なのか訳者さんの翻訳が素敵なのか…。別の本を読んでみたいと思う。また新たな出会いに感謝を!

  • 文章がかなり難しい。
    ラストは泣ける。でも、ハッピーエンドで本当に良かった。

  • 完璧なまでに善良で無垢なるものギヴ。どんな困難にも諦めず立ち向かい希望を失わない。
    そんなアメリカンスピリッツの象徴としてのギヴが飼われていたモーテルに宿泊に来た兄弟の兄の悪意により盗まれるところから始まり、カトリーナによる喪失、9.11およびその後のイラク出兵によるゆがみを抱えた人々を癒しながら物語は進んで行く。
    どこまでも真っ直ぐで、ハッピーエンドに向かっていく直球の物語であるにもかかわらず、語られる言葉の神々しさ、善良な熱意により、変な嫌味は全くなく、アメリカなる物語として楽しめた。
    ただ、ミステリ生はほぼ無く、クライマックス直前でのなるほどね止まりのためその筋の話と思って読むと退屈かもしれない。

  • 深い愛情を根底にした、爽やかな物語。
    ギブが引き寄せた人々が見事に絡み合い、紡がれる。犬と人間の不思議な出会いは大きな運命、目に見えない力から放たれた糸のよう。

  •  とある犬と、人々の物語。

     ディーン・クーンツの「ウォッチャーズ」が人を犬好きにする一番の作品って思ってましたが、そこに一石を投じられることになるとは。
     も、最後の方は涙で字がにじんでたよ。

     生まれた環境によって虐げられた人間が、自分の力で足で歩きだそうとする姿や、どうしようもなく傷ついた人が、やはり自分の力で再び立ち上がろうとする、そこに寄り添う犬。
     純粋なものの存在は、無垢であるからこそ、シンプルに力になるのだろうか。
     シンプルだからこそ、自分自身の内なるものを見つめ、結局のところ、自分自身が行動を起こすしかないのだと、悟らせる。

     無垢なものの意味は、そういうことなのかもしれない。
     
     「暴力の教義」もそうだったけれど、テランは人の根底にある暖かいもの、柔らかいもの、を信じているのだろう。そしてそれをきっと<心>と呼ぶのだろう。

  • 読みながら 泣けてくるエピソードたち。それでも残るのは絶望ではなく 明日への希望。

    親子2代の犬の名前はGiv。彼は犬としての精一杯を生きている。人として精一杯生きている人、生きようとしている人々と共に。辛さや悲しさ苦しみや痛みをその身の内に持っていてなお他者を愛する心を忘れない彼らには “人” と “犬” の区別は無い。ひたすらに思いやり続ける彼らが幸せに生きていける社会であってほしい。

  • モーテルの女主人アンナの元から盗まれたギブ.暴力に支配された兄弟の間でどうなるかとハラハラしていたら素敵な女の子ルーシーが現れ,ギブも一緒に幸せになるのかと思ったらまさかのハリケーン,でもこのギブの善良でしかも諦めない不屈の魂は,最後にすごい奇跡を呼び起こす.人間と犬の信頼の物語.

  • GIVと呼ばれた犬の物語。
    人間の事情に翻弄されながらも純真な心を失わず漂流する彼。
    犬しか持ち得ない不屈の愛。

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著者プロフィール

ニューヨークのサウス・ブロンクス生れ。1999年、『神は銃弾』でデビュー。CWA賞最優秀新人賞を受賞し、本邦でも「このミステリーがすごい!」2002年版海外編で1位に輝く。以降、『死者を侮るなかれ』『凶器の貴公子』『音もなく少女は』などを発表。

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