さよなら神様 (文春文庫)

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  • 文藝春秋 (2017年7月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784167908805

みんなの感想まとめ

神様ゲームの続編として展開されるこの短編集は、独特のミステリー要素が魅力です。物語は、自称神様鈴木くんの「犯人は○○だよ」という言葉から始まり、小学生の探偵団が様々な事件に挑む様子が描かれています。意...

感想・レビュー・書評

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  • #読了 #麻耶雄嵩

    「犯人は〇〇だよ」神様鈴木くんはそう宣った。
    果たして真相は?鈴木くんは本当に神なのか。

    続編ということを知らずこちらから読んでしまったのが失敗。うーん、まったく刺さらず。
    それぞれの謎解きはなるほどと思うものの、話し方や設定、落とし所も違和感過ぎて、かすんでしまった。人それぞれ好みがあると言うことで。

  • 同著者『神様ゲーム』の続編となる短編連作。

    各篇の一行目で、自称神様から犯人の名前が明かされスタートするという斬新な仕掛けがあった。

    しかしながら、なぜならば…と逆説的に問うていく推理の設定が、短編ゆえの障害か、後付け的な印象が拭えず、どうやら私には合わなかった(私の読解レベルも原因だ…)

  • 神様ゲームの続編です。
    「犯人は○○だよ」という、自称神様鈴木くんの言葉から始まる短編集です。
    嘘か真かわからないし、探偵役が小学生なので、最後に全てがハッキリするという感じではないのが、もどかしい。意外性という点では読んだことがないような展開で前作よりは面白かったです。

  • 神様ゲームの続編。
    何も考えんと読んでると、高校生の話かと思ってしまうわ!(ほんまは、小学生…)
    自分が、その歳の時なんか、「遊び」「ご飯」「テレビ」ぐらいしか考えてない。推理なんて、とてもとても^^;
    まぁ、そんなに自分の周りで殺人事件起こってないし、普通ないわ!
    今回は、全知全能の神様鈴木くんが、冒頭「犯人は◯◯だよ」で始まる。最初に犯人が分かって肉付けするパターン。刑事コロンボやな。古る〜^^;
    このパターンのエピソードが6つ。
    そんな探偵団の周りで死ぬか〜?とは思うけど、なかなか面白い。
    一番の衝撃は、最後の❤︎!(◎_◎;)

  • 前作「神様ゲーム」の内容が内容だっただけに、腹を括って読み始めましたが、さすが麻耶さん。相変わらずの容赦のなさ。残酷。

    序盤から容赦ない感は出てるんだけど、中盤くらいから加速して終盤は超加速。バレンタイン昔語りからはノンストップで読み終えた。流石の牽引力。

    探偵団のメンツが大人びてるから設定が小学五年生である事をたまに忘れちゃうんだけど、終盤で淳がいじめられる所なんかは急に小学生らしさを出してきて、その辺りのコントラストも残酷さに拍車を掛けているように感じた。

    市部くんはいい男だと思う。淳が坊主になっても虐められても離れなかった。その一途さに狂気じみたものも感じてしまうが。

    最後の最後でタイトル回収があるが、そういうテンション感なのかwとそこも裏切られて面白かった。

    面白いんだけど残酷で容赦がない。読後感は最悪。この感じを楽しめるかどうかで評価が分かれそう。私はなんだかんだ一気に読んでしまったので、楽しめてしまったのでしょう。ネタバレなしで書きたかったけど、ちょっと触れてしまったからネタバレにしておきます。

  • あれれ?意外にも面白かった!
    もっと嫌な読後感を覚悟していたのに、最後はすごーい!と鳥肌でゾクゾクでした。前作(他の方の感想を読んで成程!といろいろ納得した)より好きかも。

    「神様ゲーム」の神様、"鈴木君"が冒頭犯人を告げることからはじまる短編連作集。
    「バレンタイン昔語り」の叙述トリック(?)から俄然前のめり姿勢。「俺」に萌えながら一気に最後まで。

    「さよなら、神様」の"鈴木君"を見かけた一瞬のあいだに、走馬灯のように駆け巡る推理。そして最後のハートマーク。圧倒的な存在の神様に一矢報いた形を表した…ハートマーク。ゾゾゾ〜ワァと鳥肌が‼︎

    うん、たぶん好みが分かれる作者さんなんでしょうね、私は好きかもです。

  • 一気読みだった。あーなるほどって思うところもあったけど、これが小学生とゆうのは無理があるなと思った。神様ゲームの時も思ったけど。
    あとは「ヴ」を使う文章が少し気になった。
    女の子だった事にはだいぶ驚いてパニックになった。

  • 神様を自称する謎の転校生、鈴木くんは、どんな殺人事件の犯人もあっさりと指摘してしまう。俺たち久遠小探偵団は鈴木くんの「託宣」が本当に正しいのか、調査を開始する。ただし、鈴木くんが名指しする犯人はなぜか俺たちの身近な人たちばかりで...

    神様シリーズ第二弾となる連作短編集。
    一行目から犯人が名指しされるという最高にトリッキーな構成。いくらでも明るく軽快になりそうな設定なのだが、だんだんと日常が崩れていく、かなりダークな話になっている。
    前作ほどの衝撃はないが、ミステリとしての完成度が格段に高まった快作。

  • モヤモヤと嫌な感じで読み終わりました。
    鈴木君は全て本当の事を言ってるのでしょう。
    そうならばなおのこと嫌な気持ちです。

  • 神様ゲームまさかの続編

    すごく
    わかりやすくなって

    ぼくは
    ぎゃくに
    ふまんでした


    前作の姿勢で読むとね

  • 途中から違和感バリバリ叙述
    登場人物の年齢設定に違和感 
    結局神様には誰も勝てない/考えても意味がないお話

  • さよなら神様
    シリーズを続けて読んだが、前作以上の狂気、邪悪な仕上がりにある意味恐怖心を感じている。
     今回は幾つかの短編が連なった連作になっており、神様である鈴木も容貌ふくめて変化している。
    ミステリーに全知全能の存在がいたら成り立たないだろうという違和感については、筆者が巧みに答えを示している。まだまだまだ麻耶雄嵩の真髄まで経験していないが、彼のいくつかの作品を通じて、改めてミステリーの面白さ、奥深さ、恐ろしさを噛み締めている。

    今回も神様は小学五年生であり、主人公は同じクラスの桑町淳。前回とは違い、神様である鈴木はイケメンであり、女子生徒の人気者。自身が神様である事を公言しており、全員が信じているわけでは無いがある程度浸透している。
     
    6つの章から構成されており、基本的に最初の一行目に犯人の名前が明かされるというミステリーでは馴染みのない構成。犯人宛では無い訳だが、何故その人が犯人なのかを考える事がとても面白い。
    更に、四章から筆者の本領発揮と言えるであろう、ここから最後まで嫌な気分で物語が進む(読了後の余韻はすごい)。トリックもそれぞれの章にて違ったものがつかわれているが、正直まんまと騙されてしまう。

    筆者の作品はリドルストーリー的なものが多く、今作も結果は分かるが真相が濁されているものが多い。とある事件の犯人もそうだし、神様の発言が結果として惨劇を生む事例もある。
    前作の主人公は決して幸せでは無いだろうし、恐らく絶望のなか、聞いてしまった寿命を全うしなければならないが、今作の主人公については壮絶な人生ではあるが救いがあり、神様に対しても最後のページの言葉でわかる様にある程度自身で結論を出せた事は良かったのだろう。
    しかし、ある意味、主人公はこの世界から「降りた」、一般人になってしまったのだなぁと悲しみを感じてしまった。


    以下、ネタバレになるが、




    小夜子が殺害された理由が今ひとつ理解できておらず、比土が犯人だとして、現実的に10分間で頭を陥没させる程の殺害は無理だと思っている。
    神様は犯人を比土であると桑町に伝えているが、市部を巡る形で桑町との仲違いをする為には少し無理がある様に思う。
    僕は、比土が神様に小夜子が一人で清掃当番になる日を事前に教えてもらい殺害。理由は桑町を徹底的に懲らしめる為だと思っている。あわよくば桑町に殺害の罪を着せる事が出来れば市部を独占できる。その方が彼女の性格に合うのではと感じる。

  • 「神様ゲーム」の続編。
    6編からなる短編集で最初の3編は前作と同じような流れなんですけど、後半3編がヤバい、マジでヤバい(語彙力)
    設定を生かしたトリックに前作同様の鬱展開のジェットコースターかと思えば、ラストの一文に全て持ってかれた...
    麻耶さんすげぇ...

  • 神様が神様だった。
    そして見事に騙されました!

    怖いのに、最後の「幸せです(ハートマーク)」みたいなのがさらに怖かった。

  • 前作が面白かったので、続編ということで購入。毎回、鈴木が犯人を冒頭で当てるので、読み始めからワクワクしつつ、やっぱりその通りになるっていう展開を楽しんでいたが。途中、「俺」と言ってた主人公の正体が分かるあたりから、私の中であれれ?に変わっていった。鈴木はあっさり転校して行くし、良い意味で期待を裏切られた感じ。成長した「わたし」に鈴木と思われる少年との一瞬の再開にはまた、胸を躍らせられたが、やっぱり最後がどうも解せない…。

  • 2020/03/08読了
    #このミス作品17冊目

    神様が先出しする事件の犯人の
    アリバイを解くというストーリー。
    若干無理やりな謎解きがあるものの
    最終局面の伏線回収は面白い。
    ただ、後味の悪い〆方でした。

  • 前作の神様ゲームに衝撃を受けて、そのまま購読。まさか、あれを越える衝撃とは…

    全六編からなる連作集ですが、本番は後半の「バレンタインの昔語り」から

    前半の三編も短編としてしっかりしているので、前作の世界観・設定を引き継ぎ、今回は推理やトリックに重点をおいた本格ミステリーかなぁと思わせられますが、これが既に罠です。

    後半は怒涛の展開・伏線の回収。

    これらは人物一人一人の背景・思考・感情を丁寧に設定し
    「この思想の人物が、こういった出来事に会うと、こう感じ、この様な行動に出る。」
    といった具合に細かく理詰めで練られているからこそ成せる業なんだと思います。

    そして、物語は終焉に向けて進み
    最後の一文(二行)に終着します。

    一行どころか記号一文字であんな得たいの知れない禍々しさを表現できるとは…
    恐るべし麻耶雄嵩


    ここからはネタバレ考察を

    ・最後の「残念でしたハート」の意味について
    そのまま考えると、神様は神様を利用した市部の思惑を更に利用し、二人が結ばれたタイミングで壊しに来たけれど、淳の(人間の)感情が倫理や正義を越えて予想外の思考になり、神様を出し抜いたというラスト。
    (予定調和を退屈とする神様にとってはこれも退屈しのぎとして成立している)
    但し、神様は未来を見ないことも出来るが、全知全能であり、またあの性格上、まんまと出し抜かれるとも考えにくい。
    何よりハートの禍々しい読後感。とてもハッピーエンドとは思えない。淳をあのように洗脳するのが目的だったのか?

    ・なぜ、桑町淳が神様に選ばれたのか。
    淳本人は「反応が面白いのだろう」と分析し、神様は「好意」と答えている。
    この「好意」という言葉をどう捉えるかが鍵になっていると思われる。「好意=興味」とするならば喜ぶ、笑うだけでなく悲しむ、苦しむ、泣くといった負の感情すら知りたいと思うのではないか。それならばあの仕打ちも筋が通る。
    上記のハートは愛すらコントロールされたということか。
    また、比土の「愛を知らないようね。だから絶対的な神にも近づけるのよ」発言から他の生徒は神様を崇拝したり、疑ったりして距離をおいているなかで一人ヅカヅカと近づいてくる淳に興味を持ったとも考えられる。(比土の発言の真意は分からないが…)

    ・「さよなら神様」の意味
    まず浮かぶのがニーチェの「神は死んだ」である。最終章の冒頭の「犯人は君だよ」は神殺しの犯人ということだろう。

  • 皆も書いていますが小学生とは思えない。

    前半の3部はイマイチですが後半の3部は好きですねー
    人によって好みが分かれると思いますが全体的には面白いと思います。 神様ゲームを読んでないので今度読んでみようと思います。

  • 後半は読むのが辛かった……。
    救いがないなあ。
    さすが麻耶さん。

  • 前作、神様ゲームが面白くて買ってしまった!

    章の頭で"犯人は〇〇だよ"とお告げを賜る。
    最初に答えがわかってるという面白い展開
    今回の自称神様の鈴木くんはイケメンでスポーツのできる人気者。

    最後に全てがつながって、、、
    終始鬱々として救われない感じ、、、
    THEイヤミスって感じです。

    最後の文はちょっと残念だったけど

    小学生の話し方にしては達者すぎるのが多少気になりましたが小説ですのでそこは目を瞑りましょう笑

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著者プロフィール

1969年三重県生まれ。京都大学工学部卒業。大学では推理小説研究会に所属。在学中の91年に『翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件』でデビューを果たす。2011年『隻眼の少女』で第64回日本推理作家協会賞と第11回本格ミステリ大賞をダブル受賞。15年『さよなら神様』で第15回本格ミステリ大賞を受賞。

「2023年 『化石少女と七つの冒険』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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