鬼平犯科帳 決定版 特別長篇 雲竜剣 (15) (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2017年7月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784167908898

作品紹介・あらすじ

池波正太郎生誕100年企画として、歌舞伎界の大看板・松本幸四郎を「鬼平」こと長谷川平蔵役に迎え、
映像化、ドラマ化。
「鬼、新時代。」が始まります!

21世紀の国民的時代小説ともいえる「鬼平犯科帳シリーズ」全24巻の【決定版】は、
カバーデザインも見どころで、全巻揃うと圧巻の広重の世界となります。

15巻は「特別長篇 雲竜剣」。
得体の知れない兇刃に狙われる平蔵とその周辺。
シリーズ初登場の一冊まるごと長篇の「雲竜剣」。
平蔵の過去の記憶と、現在進行形の恐怖が交錯する。
フィルム・ノワール風サスペンスの中に、一瞬のユーモアが随所に光る傑作。

みんなの感想まとめ

得体の知れない刺客に狙われる平蔵とその周辺を描いた特別長篇「雲竜剣」は、ミステリーとサスペンスが巧みに融合した作品です。シリーズ初の長編ということで期待と不安が交錯する中、鬼平の部下たちの右往左往や、...

感想・レビュー・書評

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  • ▼特別長編「雲竜剣」。鬼平シリーズの特別長編は初めてだったので、期待も不安もありました。大まかは剣客商売シリーズと同じで、長編だから特に面白いということもありません。

    ▼過去の、剣の死と曰くがあった使い手。同じ剣を使う謎の刺客。鬼平の部下が連続殺人。謎の「鍵師」が江戸に現る・・・。だが結局は、2つの盗賊集団の動きがたまたま重なった、という。そして善玉盗賊と悪玉盗賊が親子の使い手だったという。

    ▼ミステリが明らかになるまでの鬼平たちの右往左往がねちっこく描かれる、というのが長編の醍醐味ですね。50代の部下・吉田さんがいい味出していました。

  • 張り詰める緊張感。一気に読破。

  • 特別長篇の「雲竜剣」という丸ごと1冊1つのお話でした。
    でも、鬼平さんってそれなりに話が続いているので、別に長いなぁ…とは思いませんでした。

    正しい(?)盗賊さんで、お金のあるところから血を流さずに盗み、そのお金で無料の身寄りのない人のための宿を各地に作り、また、医者としても多くの人を救って来た老人さん。

    こういう人でも仕事柄、お縄にしなくちゃならないから、鬼平さんたちも大変だね。
    でも、今の時代ほど杓子定規で裁くわけじゃないから…な。

    盗賊さんの父・息子。
    鬼平さんちの父・息子。
    人生いろいろ。

    奥さんによって、案外変わったりもするのかな~。
    良い人が奥さんのせいで評判を落したり、ダメな人が奥さんのおかげで評判が良くなったりもするもんね。

  • 平蔵が襲撃され、二同心が殺害されるという暗い始まりから、火付盗賊改の総力を挙げた多方面での捜査、少しずつ事件の全貌が明らかになっていき、残った最後の謎が解ける頃には…
    序盤の陰鬱とした雰囲気から、長編を生かした壮大な事件を解決していくカタルシスがとても気持ちよい。

  • 十五巻は初の特別長編!
    火盗改方の同心が二人、
    門番一人が立て続けに殺される。
    そして、鬼平自身も狙われる。
    点と点が線にならずに焦る鬼平、
    読み応えあり!

  • 新年一冊目。正月休みの娯楽には最適です。

  •  特別長編 雲龍剣 謎が謎を呼び、鮮やかに繋がっていく。お見事。最後までワクワクしながら、瞬く間に読んでしまった。

  • 鬼平犯科帳シリーズ第15弾
    短編で一話一話終わっていたパターンが長編が組み込まれ、登場人物が鬼平の傘下の役人も密偵も増え、相手の盗賊も複雑になっていく。シリーズに脂が乗ってきたからなのか!?
    頭を追いかけさせるのに大変(^^;)
    しかし面白い。

  • 長編 ○

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    火付盗賊改方の二同心が、立て続けに殺害される。その太刀筋は、半年前に平蔵を襲った兇刃に似ていた。何者かの火盗改方への挑戦に、平蔵は二十数年前に亡師・高杉銀平が語った「忘れられぬ剣客」の記憶を手操る。その男こそ、「雲竜剣」の遣い手・堀本伯道であったが…。忍び寄る恐怖と敵に立ち向う迫力の特別長篇・初登場!

  •  中学時代、国語の先生に、「難しい話を簡潔にまとめるのが最上、何でもない話をいかにも長く書いていくのが最低」と学んだことを思い出しました。特別長編と言うことで期待しました。池波正太郎 著「鬼平犯科帳 15」、2017.7発行。テンポが悪く、ついて行けないで、半分過ぎで失速しました。時代物ですから、時の流れは緩やかだと思いますが、物語は余分な話は最小限がいいと思います。

  • 一冊まるごとの長編。雲竜剣。平蔵が黒々とした大鴉のような黒い敵に斬られる夢をみる。二夜続けて腕利きの同心が殺害される。
    短編にはない、息をもつかさぬ展開。密偵も同心もオールキャストで、長編ならではの面白さですね。

  • ハラハラドキドキの展開。面白すぎる!

  • 火付盗賊改の二人の同心が殺害される。その太刀筋は約半年前にお頭・平蔵を襲った兇刀に似ている。その太刀筋こそ「雲竜剣」。忍び寄る恐怖と敵に立ち向かう迫力の特別長編が初登場。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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