- 文藝春秋 (2017年7月6日発売)
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感想 : 120件
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784167908904
作品紹介・あらすじ
猫好きで鳴る人気作家7人が集結。
猫の小説7編を収録する文庫オリジナルのアンソロジー登場!
巻末には「猫小説オールタイム・ベスト」紹介も。
【収録作品】
「マロンの話」湊かなえ
「エア・キャット」有栖川有栖
「泣く猫」柚月裕子
「『100万回生きたねこ』は絶望の書か」北村薫
「凶暴な気分」井上荒野
「黒い白猫」東山彰良
「三べんまわってニャンと鳴く」加納朋子
「猫と本を巡る旅 オールタイム猫小説傑作選」澤田瞳子
みんなの感想まとめ
多様な猫たちが織り成す物語が詰まったこのアンソロジーは、愛らしい猫たちとの出会いを通じて、さまざまな感情や思索を呼び起こします。人気作家7人による短編は、それぞれの独自の視点で描かれており、湊かなえの...
感想・レビュー・書評
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猫のミル、ミケ(今はエア・キャット)、マキ、100万回生きた猫、ヒカリ、黒猫なのに小白、主人公のソーシヤルゲームのハッチ、主人公の行きつけの美容院の飼い猫のハッチ。
いろんな猫に出会える。
みんな、かわいい、愛すべき猫たちです。
そのなかでも、「100万回生きた猫」は絶望の書かが好き。
北村薫さん著ですが、主役は100万回生きた猫の童話。私も子供の頃に読んだ、そして私も絶望した派なのだ。皆みたいに、感動しなかった、いやできなかった。
北村先生は書いている。
本の読み方にひとつの正解はない。
本は一冊でも、読みは読んだ人の数だけある。
それが本の値打ちだ。
ほっとした気持ちになる。
これからもブクログを読んで、自分の幅を広げていけたらと思えた。
最後の澤田瞳子さんの猫本紹介も、よかった
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7人の作家+澤田瞳子さんの猫小説傑作選からなる猫アンソロジー。箸休め的なつもりだったが意外に深くそれぞれの世界に持っていかれた。湊かなえさんの私小説的な物語、有栖川有栖さん北村薫さんの謎解き、井上荒野さん東山彰良さんが良かった。
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☆ベルガモット☆さん、コメントありがとうございます♪
ベルガモットさんはいろんなジャンルを読んでいそうでしたが、意外にもミステリー は手を...☆ベルガモット☆さん、コメントありがとうございます♪
ベルガモットさんはいろんなジャンルを読んでいそうでしたが、意外にもミステリー は手を出してなかったのですね?
このアンソロジーはうろ覚えですが、イヤミスはなくおどろおどろ怖いのもなく、読みやすかったと思いますよ♪2023/07/19 -
111108さん、ご助言ありがとうございます!
北村薫さんの作品を一時期読んでいたのですが、とっても悲しい話でどんよりしたことがあって...111108さん、ご助言ありがとうございます!
北村薫さんの作品を一時期読んでいたのですが、とっても悲しい話でどんよりしたことがあってそれから遠ざかってました。
読みやすいという事で安心しました。有栖川有栖さんが気になっています。2023/07/20 -
☆ベルガモット☆さん
うろ覚え過ぎてちっとも助言になってないようでごめんなさい!
北村薫さん、時々読んでました。どんよりするような悲しい話...☆ベルガモット☆さん
うろ覚え過ぎてちっとも助言になってないようでごめんなさい!
北村薫さん、時々読んでました。どんよりするような悲しい話のもあるのですね。イヤミスよりじわじわ来る感じでしょうか。
有栖川有栖さんの本にいいねをありがとうございます!
一時期本から遠ざかってた私にミステリーの面白さを思い出させてくれたので思い入れあります。端正な文章や関西弁の柔らかい会話が好きです。長編の中にはどんよりしてしまう話もあるかもしれませんが、短編は小気味良くて大丈夫かと思います。『こうして誰もいなくなった』はミステリー 度は低めですがいろんな味楽しめます。『江神二郎の洞察』も楽しいですよ♪2023/07/20
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今更感想を書こうとしたが、記憶が朧げ。
湊かなえさんの「マロンの話」が湊さん自身のお話のようで、ほっこりしたのと、
初めて読んだ井上荒野さんの「凶暴な気分」が、ちょっと粘液質な感じで、思っていたのと違ったなぁ…ということくらいしか覚えていない。
短編集ってすぐに感想書かないとだめだわ。
2021.2.23 -
有栖川有栖さんの作品が気になり、ブグ友さんの本棚からまずはこちらの短編アンソロジーを選んでお取り寄せ。
家政婦が見た!風の強い眼差しの猫の表紙をずっと見ていられる。ミステリアスな表情でセリフをつけたくなる。
怖い内容かとビビっていたのですが、猫が登場することでその場を和らげてくれる。
「マロンの話 湊かなえ」
息子猫からみた母マロン猫を取り巻く母おばやん、息子ター、父ほたんの人間家族との絆をユーモアに語る。
「家に猫がいるだけで、胸の内にあるモヤモヤが気にならなくなる」という生活の変化を優しく描いている。
「エア・キャット 有栖川有栖」
凄い、ネコカイタシのアナグラムが猫好きな登場人物の名前になってるなんて。いろんな謎と種明かしが散りばめられていて、ため息が出る。
「泣く猫 柚月裕子」
母娘の切っても切れない縁深さ、愛情深さを感じる。登場する動物はやっぱり猫がしっくりくる。
「100万回生きたねこ」は絶望の書か 北村薫」
編集社と小説家、野球を通しての交流が楽しそう。絵本に対する思いの違いを味わうのもまるでブグログみたい。父の佐野洋子著書との出会いについて語る場面が特にいい。
「猫と本を巡る旅 オールタイム猫小説傑作選 澤田瞳子」
紹介された本はいくつか読んでみようかと思うくらい、猫本推しに熱意を感じる。
小川洋子 猫を抱いて像と泳ぐ
伊坂幸太郎 夜の国のクーパー
長野まゆみ 耳猫風信社-
☆ベルガモット☆さん、こんばんは♪
確かに「家政婦は見た」みたいな表紙ですね笑
この短編集では化け猫的な物より身近な存在としての猫を描いて...☆ベルガモット☆さん、こんばんは♪
確かに「家政婦は見た」みたいな表紙ですね笑
この短編集では化け猫的な物より身近な存在としての猫を描いてる話が多かったような?ミステリー も楽しめましたか?
澤田瞳子さんのオールタイム猫小説傑作選に選ばれてる話で、小川洋子さんの『猫を抱いて象と泳ぐ』は読んだことあるのですが、猫小説だったっけ?と猫シーンをあまり覚えてないのです‥。でもとても印象深い作品で今でも時々思い返しています。2023/08/01 -
111108さん、コメントありがとうございます!
この表紙の猫ちゃん撮影したときカメラマンガッツポーズしたのでは?!というくらい良い表...111108さん、コメントありがとうございます!
この表紙の猫ちゃん撮影したときカメラマンガッツポーズしたのでは?!というくらい良い表情です☆
ご指摘の通り「身近な存在」としての猫が登場で、怖くはなかったです。確かに化け猫(!)話はなかったですね。ミステリー入門編でした。
小川洋子さんの『猫を抱いて象と泳ぐ』も気になります。有栖川有栖さんの著書レビューも参考にしますね♪2023/08/01
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タイトルに「猫」が付いてると やっぱり手に取ってしまいます。
しかも 錚々たるメンバーのアンソロジー…の割にパッとしない感じがしました。
加納朋子さんが良かったかな -
錚々たる作家さんたちによる猫にまつわる物語の短編集。怖い話、心温まる話、悲しい話、色位ありましたが、私は加納朋子さんの作品が特に面白かったです。
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タイトルのとおり、猫にまつわるアンソロジー。
加納朋子先生の「三べんまわってニャンと鳴く」が特にお気に入りでした。希薄な人間関係を望むソシャゲにはまった男性のお話。
心がぎゅっとなって少し泣いた。
悲しみのなかにほのかな温かさのある柚月裕子先生の「泣く猫」も好きでした。 -
柚月裕子さんが入っているのと、表紙に惹かれて。
柚月さん、北村さん、井上さん、加納さんの作品が良かったのと、最後の「オールタイム猫小説傑作選」もよく、猫好きの方におすすめ。 -
猫好きなのと、割と好きな作家が入ってたので、読んでみた。
さらっと読めた。
やっぱり猫は不思議な生き物だな。
絵になるというか、物語になる。 -
現代を代表する作家さんたちの猫アンソロジー。
湊さんのはご自身の事だろうし、有栖川さんのは偶然?って感じで面白かったし、柚月さんのは猫の名前にそうきたかだったし、加納さんのはハッチが生まれ変わったんだよって感じで、この4篇が気に入りました。 -
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【収録作品】「マロンの話」湊かなえ/「エア・キャット」有栖川有栖/「泣く猫」柚月裕子/「『100万回生きたねこ』は絶望の書か」北村薫/「凶暴な気分」井上荒野/「黒い白猫」東山彰良/「三べんまわってニャンと鳴く」加納朋子/「猫と本を巡る旅 オールタイム猫小説傑作選」澤田瞳子 文庫オリジナルとあるが、初出は「オール讀物」2017年4月号とのこと。
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何度もオススメに出てきた本。でも評価の低さから手に取りづらかったのですが、小さな古本屋さんでたまたま遭遇。で、読んでみました。
お話としてちゃんと成立してるなぁ、と感じるのは
「泣く猫」くらいでしょうか。
あとは全部5章だての序章だけって感じでパツンと終わります。
作家さんが豪華だからハードルがあがってるのかな -
・マロンの話 ★★★★★
ほたんとマロンの関係がいいね!
私も猫と話したい
・エアキャット 欲しい★★★
火村先生のシリーズの短編だった!
ちょっと長めの短編かと思いきや結構短く収まってた。
内容としては、まあまあね。
・泣く猫 ★★★
普通。悪くはない!
・「100万回生きたねこ」は絶望の書か ★★★
後半が良かったわ。
特に本を読む姿勢というか読んだ感想ってのが人それぞれってところが。
・凶暴な気分 ★★★
始めは茉莉子に全く感情移入できず、むしろ嫌なやつだなーと思ってた。
ただ後半この凶暴性って誰しも内に秘めてるもんじゃないかと思った。
・黒い白猫 ★★★★
興味深いタイトル
台北が舞台で彫師たちの話
ちょっとダークな雰囲気もあり結構好きな話。
黒と白の対比もまた◎
・三べんまわってニャンと鳴く ★★★★★
むっちゃ良かったー!
初めて読む作家さんの話なので他の本も読みたい。 -
猫が好きな人もそうではない人も楽しめるアンソロジー。
マロンの話はもっともっと読みたいと思いました。
「三べんまわってニャンと鳴く」がこのなかではお薦めかな。読んでいる間は猫にいやされ、読後は心がほっこりします。
「オールタイム猫小説傑作選」で読みたい本が増えました。こんなに猫に関係する本があるなんて驚きです。 -
とにかく猫が出てくる短編集。猫が主人公だったり、エピソードに猫が絡んでいたり、切なかったり楽しかったり悲しかったり…もうそれは色々楽しめる。
特に、恐らくご自分のエピソードであろう湊かなえ「マロンの話」と、あったかい気持ちになれる加納朋子「三べんまわってニャンと鳴く」の2編が良かった。巻末の、オールタイム猫小説傑作選もとても良い。また読みたい本が出来た。 -
映画「朽ちない桜」つながりで、この作品に。
短編集の中で、気に入ったのはふたつ。
・泣く猫 柚月裕子
17年音信不通であった母が死んで、真紀は母の住処に訪れる。母の同僚サオリが弔問に訪れる。
母が大切にしていた猫・マキは母のために泣いたという。
P.76
(中略) あっけらかんとした人生じゃなかったと思うよい サオリは俯いたまま、自分のことのように語る。
「男に夢中になると、ほかが見えなくなっちゃう。男と別れたあと、自分がしでかしたことを後悔する。そんときは、もう男なんかいらないって思うけど、好きなやつができ ると、また突っ走る。そして別れて悔いての繰り返し、心底、自分で自分がいやになる。 だから、悪い酒を呑む。そりゃあ身体もダメになるよね」 サオリは顔をあげると、真紀を見た。
「別にあんたに、母親を許せ、なんて 言ってるんじゃないよ。ただ、猫が泣くんだから、あんたが泣いてもおかしくないって言いたいだけ」 じゃあ、そう言って、サオリは部屋を出て行った。
真紀はしばらく、その場から動けずにいた。 やり場のない怒りと、悔しさが胸に渦巻いている。それはサオリに向けられたものではない。自分に対してだった。
テーブルの下で泣く猫を怒鳴った理由は、自分でもわかっていた。あんな母親のため に、泣きたい自分がいることに、気づきたくなかったからだ。 耳の奥で、忘れかけていた母の声がした。ひとつの布団に一緒に入り、後ろから抱き しめられたときの声だ。
「お前は優しいね。ほんとにいい子。」
その声を吹っ切るように頭を振ると、部屋に戻って窓を開けた。忍っぱい風が、頬にあたる。
下を見ると、空き地にマキがいた。前で顔を洗っている。真紀の視線に気づくと、 二階の窓を見上げながら、ひと声ないた。 マキが、ビルの隙間に姿を消す。
真紀は猫が消えた先を、見つめた。 マキが本当に泣いたのかはわからない。だが、真記の頬は濡れていた。
(後略)
猫は人の感情がわかるという。犬もそうだと思うが( 私は今は、とりあえず 犬派)。
・「黒い白猫」 東山彰良
異世界の話のようだ。強烈。 -
不思議な物語だった。
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猫をテーマに集めた本。7人の作家が猫について書いてる。湊かなえの『マロンの話』は猫の目線からの話だが、少ししか残らない。有栖川有栖の『エア
.キャット』はまさしく空気。後に残らない。柚月裕子の『泣く猫』は寂しいがこころにのこる。短編でも力を感じる。北村薫の『100万回生きたねこは絶望の書か』は少し眺めの短編で内容も残る。井上荒野の『凶暴な気分』は悲しい妊婦の話。東山彰良の『黒い白猫』は中国の話?少し揉めて後は何事も無かったように鎮まる。加納朋子の『三べんまわってニャンと鳴く』はゲームの話で最初の頃はよく理解できないが、後は温かい話。色々な猫とそれを取り巻く色々な人がいる。 -
猫に纏わるアンソロジー。半分以上が初めて読む作家さんだった。加納朋子さんの「三べんまわってニャンと鳴く」が好き。ソシャゲの仕事をしていたので、サービス終了については切ない気持ちになった。「オールタイム猫小説傑作選」から数冊を読みたい本に登録しておくことにする。楽しみが広がる。
アンソロジーの作品
