- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167908959
作品紹介・あらすじ
超ユニークな水族館ガイドの登場です!
廃館寸前の水族館を独自の斬新な手法で蘇らせてきた水族館プロデューサーの著者。水族館について全てを知り尽くす著者が、数多ある水族館の中から30館を厳選し、その常識的な枠を超えた「展示」の本当の魅力や見所を紹介します。
斬新な発想力を持つ著者が自ら綴った紹介エッセイは、目からウロコの連続。地球と生き物の命、日本のアニミズム、弱点を武器にする方法などなど、水族館の楽しみ方、奥深さについて縦横無尽に綴ります。
また、全国各地の水族館を取り上げることによって、その地域ならではの特性や生きもの、自然について学べるのも本書の特長。好奇心を持つこと、学ぶことの本当の面白さを体験できます。
バブリングをするイルカ、癒しのクラゲ、愉快な海獣たち……水中世界の美しい写真(
オールカラー)も必見! 絶体絶命のピンチのとき、癒されたいとき――生きる活力が湧いてくる水族館へぜひ行ってみませんか?
感想・レビュー・書評
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水族館プロデューサーの著者が厳選した水族館30館の魅力。
あなたを再生する「リボーンポイント」
本書掲載の水族館分布マップ
第1章 水塊の癒し 第2章 命と地球
第3章 日本人の世界観 第4章 逆境から進化
豊富なカラー写真、各水族館のDATA、コラム有り。
水族館へ行ってみよう!
生物を学ぶ場だけではない。それぞれの水族館の有り様と
「展示」に込められた何かに視点を変えると、
その水族館の魅力が明らかになってゆく。
「展示したい」想いと実行で成されるものは、
圧倒される水塊とその中で躍動する生物たち、有り。
プロジェクションマッピングの活用、有り。
生きものたちのパフォーマンス、有り。
うねる波や渓流、渦潮の再現、有り。
その生きものの生態や特性、その地域の特性、
日本人の世界観に食文化や風習、
更には地球や命を教えてくれる「展示」の妙。それらは、
心身を潤し、癒しを与えられ、好奇心をも満たしてくれる。
また、逆境や弱点を克服し、武器とする方法をも学べる。
文庫サイズの中の写真は小さいけれども、
水族館の魅力を伝えるのに、十分。
また、著者の個性的な考察、哲学も提示している。
“今”の水族館ってこんなに魅力に富んでいるのかを、
改めて認識しました。うん、足を運んで楽しみたくなる~。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
久しく水族館巡りしていないので、本書を読んだらその気になってきた。
本書で取り上げられた30館中、11は制覇したものの、リニューアル後はまだのものが4つ。
近場のアクア・トトぎふが紹介されなかったのが残念であった。 -
全国各地の水族館について、4つの視点に分けて紹介している。写真がたくさんできれいだし、視点がおもしろい。水に癒されたいときはココ・・・、日本人としての観点を思い起こすならココ・・・、という具合。
水族館、好きだけど、そんなふうに考えたことがなかった。大水槽きれい~、アザラシかわいい~、そんな感じ方は浅すぎるし、もったいない!と突き付けられた思い。
次からはもっと「自分の」人生や考え方や感じ方と合わせて水族館を楽しみたい! -
水族館プロデューサーの著者による、生物の自然科学的な研究展示施設としてではなく、水中世界の体験、命との出会い、日本人としての精神や地球上の生命の一員としての人間としての在り方を思い起こす場所という観点からの水族館の解説。
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本書は、水族館プロデューサーが選んだ、日本の水族館30選です。
沖縄美ら海水族館、海遊館といった有名どころから、知る人ぞ知る水族館まで、大小さまざまな規模の日本中の水族館が紹介されています。また写真も豊富で、何分でも見入ってしまうようなきれいでダイナミックな写真がポイント。まさに全国の水族館を実際に見ているかのような錯覚にとらわれます。
知らない水族館の紹介はもちろん興味深いですが、行ったことがある水族館を著者がどう評価しているのかを読むのもまた面白いかもしれません。
京都外国語大学付属図書館所蔵情報
資料ID:621511 請求記号:480.76||Nak -
水塊に共感。
水族館大好きな私も、魚を見に行くよりは、水族館という建物が好き。 -
記録用
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中村元さんの全国水族館マップと
昭文社の全国の水族館の本もめちゃ楽しかったけど
その中でも30の水族館にピックアップして
4つの観点
・水塊の癒し
・命と地球
・日本人の世界観
・逆境からの進化
から水族館を見ていく本✨
リニューアルあるする際の苦労だったり
地域の特性や歴史を活かしたそらぞれの展示だったり圧巻!!
全国の水族館周り切るにはあと100くらい行かなきゃだけど(笑)
本当自分の目で見て感じたい -
水族館プロデューサーが書いたユニークな水族館ガイド。
それぞれの水族館の哲学というか工夫や見どころが解説されていて、行ったことのある水族館でも新たな魅力を発見した。文庫本だが写真も豊富である。
ラストの項目が旭山動物園で、アザラシチューブの着想とそれを実現したスタッフの決断を賞賛していた。
水族館に行きたくなる本。 -
・あの水族館よかったな、というところも載っていますし、
・これから行きたいな、というところも載っています。
・弱点を不自然に克服せず、生かすことでぐんと魅力的になった施設が紹介されています。なんといっても「哲学」ですから、ふつうのガイドブックとは違います。