幻肢 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2017年8月4日発売)
2.87
  • (1)
  • (5)
  • (15)
  • (9)
  • (1)
本棚登録 : 98
感想 : 16
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (448ページ) / ISBN・EAN: 9784167909000

作品紹介・あらすじ

島田荘司作品中、初めて映画化された青春ミステリーの傑作!

病院で目覚めた医大生・糸永遥は自分の名前さえ思い出せず、思い出せたのは恋人の雅人の名前だけ。交通事故を起こして大怪我をし、ERに運び込まれた遥は、一過性全健忘によりほとんどの記憶を失ったのだった。

治療の結果、徐々に記憶は回復していくが、事故当時の状況だけがどうしても思い出せない。車に同乗していたはずの雅人の安否もわからず、不安と焦燥で遥はうつ病を発症し自殺未遂を起こす。うつ病の治療のためTMS(経頭蓋磁気刺激法)を受けるが、治療直後から雅人の幻を見るようになる。幻の恋人とデートを重ねる遥は、やがてTMSなしではいられなくなっていく……。

男女のナイーヴな恋愛感情が織りなすミステリーだが、小説版は映画版とは男女の役どころが入れ替わっている。

みんなの感想まとめ

記憶喪失と恋愛の不安定さをテーマにしたこの作品は、ミステリーの枠を超えた深い人間ドラマが描かれています。医大生の糸永遥は、事故によって記憶を失い、恋人の雅人の安否を気にしながらも、彼の幻影と向き合うこ...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 後でしったのだけど、映画のために書き下ろした作品だそうだ。

  • これは是非映画化して欲しいと思ったら、もうされてるんですね。
    しかも藤井道人監督。
    それも観てみたいなー。

  • テーマが良い

  • 島田荘司さんの作品は好きだが、珍しくミステリー感がない作品だと感じた。
    医学の知識がさほどない私だが、難解で読むのに時間が掛かるという訳でもなくページを捲る手が非常に進んだ。
    どうやら映画化されている作品らしいので、そちらも是非鑑賞したい。

  • 島田さんの推理小説以外はあまり読まないけど、これはテーマに興味があって読んだ。切り口が面白いし、わけのわからない不安定さが、作者さんさすがだと思った。

  • 医大生である遥はどうやら事故を起こしたらしい
    しかしその時の記憶がない
    退院後、彼が死んだことを知る
    脳への電気刺激で少しずつ記憶を取り戻すが
    なかなか事故の記憶が戻らない
    電気刺激により彼の幻?を見るようになり・・・
    最終的に記憶は戻るが・・・
    ストーリーの展開はなんか無難な感じが
    してしまいました

  • 他の著者なら☆3。
    島田荘司の作品だから☆2。

    昔の作品のような高揚感や驚きが全くなかった。
    仕掛けらしいものはあるが「あそう・・・」。

    少し前に新聞で連載されていた時代小説もそうだったが、
    最近の氏の作品は過度な期待をしてしまうせいか残念な作品が多い。

  • 鬱病の最新治療法TMSが起こした悲劇と奇跡。島田荘司ミステリー初の映画化作品。
    事故や病気で手足を失った患者が、存在しない手足を依然としてそこに在るように感じる現象を幻肢というらしい。同じように、家族や恋人も自らの分身のような存在であれば、この奇跡も分からなくもない。ただ、本作の登場人物にそこまでの想いが感じとれないのが残念である。

  • 評価が低い理由が分かった

    個人的に登場女性陣などイライラしぱなし
    最後に反省させるための芝居でしたああ
    なんじゃそりゃ!

    面白は面白いけど主人公も周囲も
    こういう人が医者?そして医者の卵・・・
    主人公がファントムとして見る彼の方がカッコイイ
    出てきた本物の方がどうしようもなくダメ臭がする

  • 脳科学や神経学、(心理学)の勉強にはなるのかも。
    主人公、怖い…重たい…

  • 失った人に会えるんだったら幻でも会いたいと強く思うが、一時的な安堵・幸福感の先はやっぱり苦しい別れなんだと思う。

    ちょっと意外なラスト。

  • アイデアは面白い。だけど物語が安易に飛躍しすぎてる気がしてのめり込めなかった。「色々な偶然が重なって」だと受け入れやすいが「100%確信」と言われてしまうと少し白けてしまった。
    あらすじ(背表紙より)
    交通事故で記憶喪失に陥った医大生・糸永遥。治療により記憶は回復するが、事故当時の状況だけが思い出せない。不安と焦燥で鬱病を発症した遥はTMS(経頭蓋磁気刺激法)を受けるが、その直後から恋人・雅人の幻が現れる。幻の恋人との逢瀬にのめり込む遥にやがて悲劇が!?島田ミステリ初の映画化作品。

  • ラマチャンドランの『脳の中の幽霊』が好きなので面白かった。ドッペルケンガーのくだりが思わせぶりな割に空ぶったとこは拍子抜けでしたが・・・
    主人公は酷いけど周りは天使やんと思ってたけど、よく考えたら個人的な恨み(ではなくなったけど)でこんな事やっちゃうような医大生のほうがメンヘラより嫌だ・・・

  • 【島田作品で初めて映画化された青春ミステリー】交通事故で記憶を失い不安と焦燥でうつ病を発症した遥は、TMS(経頭蓋磁気刺激法)の治療直後から恋人雅人の幻を見るようになる。

全14件中 1 - 14件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

1948年広島県福山市生まれ。武蔵野美術大学卒。1981年『占星術殺人事件』で衝撃のデビューを果たして以来、『斜め屋敷の犯罪』『異邦の騎士』など50作以上に登場する探偵・御手洗潔シリーズや、『奇想、天を動かす』などの刑事・吉敷竹史シリーズで圧倒的な人気を博す。2008年、日本ミステリー文学大賞を受賞。また「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」や「本格ミステリー『ベテラン新人』発掘プロジェクト」、台湾にて中国語による「金車・島田荘司推理小説賞」の選考委員を務めるなど、国境を越えた新しい才能の発掘と育成に尽力。日本の本格ミステリーの海外への翻訳や紹介にも積極的に取り組んでいる。

「2023年 『ローズマリーのあまき香り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

島田荘司の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×