雪の香り (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 98
レビュー : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (390ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167909017

感想・レビュー・書評

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  • なんかもったいないなー、、、というのが率直な感想。
    2000年と2012年(+ちょっとだけ2014年)が章ごとに同じ月で同時並行していく構成は面白いし、ヒロインの意味ありげな謎の言動とかの伏線もわくわくするようなものだし、ヒロインの性格はちょっと現実感ないけど物語を崩壊させるほどひどいものでもないし、外枠だけはとても面白そうなのに肝心の中身が。。。
    最後の「巻き」で終わらせた感、書き方によっては感動を呼ぶはずの「彼女の謎の言動の理由」がさらっと書き流されていて「えっ、あっ、そういうこと!?」みたいに、感動する時間を微塵も与えてもらえない。彼女が彼の髪の毛を切りたがった理由とか特に。
    あと、タイムカプセルに遺したメッセージ。いやいや、絶対もっと感動する良いアイデアあるって!!
    うーん、もったいない・・・

  • 『崩壊』に続き、塩田作品四作目。過去と現在、それぞれの変化、京都の町並みや季節の移ろい。と謎の女・雪乃の変化の対比が良かったです。彼女の過去を知ったとき——さぞ大変だったろうな、と。最後はああなってしまったけど、それで逆に解放されたのかなと思うとジーンときました…。えらい遠回りした感もありますが、エピローグはとても良かったですね^^ 二人の今後の幸せを願いたい!最後に一番好きな場面の紹介を——[p99〜p112]。

  • 塩田さん、こんな恋愛ものも書かれるんですね〜!
    とはいえ、期待したいのは「罪の声」的なやつなので〜〜!!
    あと、いろいろまどろっこしいし!(^_^;)

  • 引きずり系男子、可愛いけど

  •  まず二人の掛け合いが嫌。彼女の行動も理解できないし、彼にどうして欲しいの?

     素敵なのは表紙のみ。

  • 男性らしい語り口。最初は少し堅く感じられましたが、読み進めるうちに印象が変わった。
    関西弁の会話が何とも小気味良い!若いカップルの、じゃれあいみたいな掛け合いが
    本当に自然でこちらまで楽しくなってきます。意地悪でミステリアスな彼女がまた魅力的。
    「純愛ミステリー」との謳い文句ですが、割合で言うと8:2くらいで恋愛要素多めです

  • 12年前に突如として姿を消した恋人。新聞記者になった私に、警察が彼女を追っているとの情報が入る。京都の四季を背景に描かれる青春の日々が甘酸っぱい純愛ミステリー。
    ヒロイン・雪乃のキャラクターが印象的である。その個性故に好き嫌いが極端に分かれ、作品の評価にもつながりそうだ。二人の会話のテンポが関西人らしく、ボケとツッコミも的確で微笑ましい。解説の尾関さんの雪乃は満島ひかりに私も賛成。

  • 最後までヒロインが好きになれなかった

  • 素性を隠した女性に恋した大学生。何も言わずに姿を消した女性に12年振りに再会した時、彼は新聞記者になっており、彼女は警察に追われていた。
    粗筋としてはとても面白いのだけれど、いかんせん、ヒロインとなる女性の言動がエキセントリックで、男性がどうしてここまで惹かれるのか共感し辛く、話に入り込むのに時間がかかった。

  • 2017/8/28 ジュンク堂神戸住吉店にて購入。
    2018/9/6〜9/11

    「罪の声」で名前を知った塩田さんの初読み。舞台である京都北山、宝ヶ池あたりは自分も学生時代によく行ったところ。その懐かしさだけでなく、スリリングな展開に引き込まれる。上手い作家さんだ。また1人、Must Read作家が増えた。

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著者プロフィール

塩田武士(しおた たけし)
1979年兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒。新聞社勤務中の2010年『盤上のアルファ』で第5回小説現代長編新人賞を受賞し、デビュー。2016年『罪の声』にて、第7回山田風太郎賞受賞、「週刊文春」ミステリーベスト10 2016国内部門で第1位となる。2019年『歪んだ波紋』で第40回吉川英治文学新人賞を受賞。他の著書に、『女神のタクト』『ともにがんばりましょう』『崩壊』『盤上に散る』『雪の香り』『氷の仮面』『拳に聞け!』『騙し絵の牙』がある。『罪の声』の映画化が2020年公開決定し、小栗旬・星野源の共演が決まっている。

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