繁栄の昭和 (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2017年8月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784167909031

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

多様なジャンルが融合した短編集で、レトロモダンな雰囲気やユーモアが漂う作品群が楽しめます。冒頭の短編や表題作は特に印象的で、筒井康隆の独特な世界観が色濃く表現されています。特に「一族散らし語り」や「科...

感想・レビュー・書評

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  •  連作短編なのかと思えばさに非ず。しかし、冒頭の3編、表題作と「大盗庶幾」「科学探偵帆村」には相通じるレトロモダンな雰囲気がある。
     感心したのは「一族散らし語り」。過去作の「遠い座敷」「家」など、日本家屋に漂う薄気味悪さを書かせたら、他の追随を許さない。
     巻末「附・高清子とその時代」、色褪せぬ情熱に圧倒された。筒井先生、意外に愛妻家なのですね。
     冒頭、高清子が踊るという「エノケンの孫悟空」を YouTube で視聴する。画質が悪くて美貌が見て取れない。

  • 同タイトル作の短編を含む短編集。
    筒井康隆ワールドを短編集として味わえる!?ってな感じかな。
    SFやミステリーにユーモア作品に・・・なんか理解できなかった作品など
    個人的には、面白い作品と微妙な作品の集まりで全体的には面白いか
    というと微妙な気がしてなりません。

    複数の文芸誌に掲載された作品をまとめたものなので、
    どうしてもまとまりがあるとは言い難いため、面白い作品と
    微妙な作品とがまとめられたという感覚で読みました。
    面白い作品や良作と感じる作品が多い中で微妙な作品のせいで
    ページ数のわりに時間がかかった感があります。

    「科学探偵帆村」、「メタノワール」、「つばくろ会からまいりました」
    が個人的に良かったかな。つばくろ会は、筒井康隆作品としては、
    ちょっと違う気もしないでもないですが、ホロッと来てしまった(笑)。

  • まず80歳を超えてなお進化を続け、創作意欲盛んな筒井御大に感服。乱歩へのオマージュやら、実在俳優陣が登場するメタフィクションやら、おバカなSFミステリーやら…“らしさ”全開の短編集。ジャンル分け不能でギャグ満載の作風はそのまま、斬新なアイデアは未だ枯れることがない。今更言うまでもなく、唯一無二の世界観を持った、本当に稀有な作家だと思う。

  • 表題作を含む短編小説集。様々なタイプの短編が収録されているが、どこかノスタルジックな雰囲気が漂うものが多い。同時にツツイワールドを実感できる実験的な試みもある。その中でもメタフィジカル的アプローチの「メタノワール」が傑出している。‬

  • けっこうな高齢の域に達しているのに、いまだ衰えぬ執筆パワー。

    ええい、ツツイヤスタカはバケモノか!

  • 【文壇のマエストロ、超斬新な短編集】迷宮殺人現場にいた小人、人工臓器を入れた科学探偵、ツツイヤスタカを思わせる俳優兼作家……奇想あふれる妖しげな世界へようこそ!

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著者プロフィール

筒井康隆……作家、俳優。1934(昭和9)年、大阪市生まれ。同志社大学卒。1960年、弟3人とSF同人誌〈NULL〉を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。1965年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1997年、パゾリーニ賞受賞。他に『家族八景』『邪眼鳥』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』など著書多数。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。

「2024年 『三丁目が戦争です』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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