作品紹介・あらすじ

あなたは走っていますか?人生には、走るシーンがつきものだ。中田永一、東山彰良、柴崎友香など、十四人の多彩な作家が腕を競う異色のラン小説アンソロジー。

感想・レビュー・書評

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  • ランニングを軸にしたアンソロジー。気楽に読もう!!

  • 22:短編アンソロジーならではのテンポの良さ、作風の違いを楽しめるのが良かった。トップの中田永一さんのがダントツに良かった〜!読んでるとめっちゃ走りたくなるし、走れるつもりになるのが不思議。

  • 14人の作家によるアンソロジー。
    読んだことあるのは中田永一・柴崎友香・古川日出男・恒川光太郎・東山彰良。
    読んだことない佐藤友哉・町田康を足してようやく半分。
    あとの半分はまったくの初見。さて。

    **追記
    作家名は覚えてなかったけど、作品は聞いたことある人が2人。
    後は兼業の方が多いので、知らないのもしょうがないか、といったところ。
    短すぎるせいか、「これいいな」ってのはほとんどなかった。
    タイトル見ても思い出せない。
    思い出せるのは変な話でポカンとしたやつとかで。
    もしかしたら、15分くらいのラジオドラマとかで流れてたらちょっといい感じなのかもしれないが。
    そういう微妙さだった。

    イラスト / オオクボ リュウ
    デザイン / 城井 文平
    初出 / 『Number Do』Vol.13,14,15,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27(2014Winter~2016.11)、『へんてこな この場所から』(2015年12月・文遊社刊所収)

  • はっきり言って走るの大っ嫌いなんですけど(歩くのは好き・笑)、好きな作家さんばかりなので購入。「走る」をテーマにしたアンソロ。
    「パン、買ってこい/中田永一」「ホープ・ソング/王城夕紀」あたりが好みでした。
    以下、気になった話を。

    ・パン、買ってこい/中田永一
    不良の入間くんに目を付けられ、昼休みにパンを買いに行かされることになった秋永少年。
    しかしお金を搾取されることはなく、買ってきたパンを普通に食べる入間くん。秋永は飽きの来ない組み合わせを考えたり、美味しいパンを買うために、購買ではなくパン屋に向かってダッシュすることを計画するようになる。
    パン屋ダッシュのために走るトレーニングを始めた秋永くん。鬱屈として過ごすだけだった彼の生活は、大きく変わった。

    ・ホープ・ソング/王城夕紀
    遺伝子改良が進み、人間がデザインドと呼ばれるものすごい肉体を手に入れられるようになった世の中。スポーツの選手もみな肉体改造を施している。そんな中、生身の肉体・ネイティブのままで10000メートルに出場している荒木。
    ネイティブのままなのに五輪に二大会連続で出場している彼は、ウォーミングアップの時いつもミュージカル「レ・ミゼラブル」の「民衆の歌」を聞いていた。
    彼の後輩は、自殺している。荒木は自殺した後輩の魂を背負って、今日もトラックの上に立つ。
    彼の走る様を見て、主人公の女性記者は「民衆の歌」を重ねる。たった一人、生身で走る荒木の背中は、見る者に訴える。「お前は走らないのか」と。
    いやー良かった。生きざまを感じた。

    ・桜の並木の満開の下/遠藤徹
    主人公の貴志は運動嫌い。しかしトレーニングで走る憧れの先輩・霞に近づくために、自らも走る決心をする。
    霞はカモシカのように速い。貴志はなんとか追いつこうと必死に頑張る。

    ・飛田姉妹の話/小林エリカ
    人が自由に空を飛び、足を使うことなどなくなった時代。当然誰も靴など履いていない。
    しかし飛田姉妹は靴を履いて学校に来る。
    そして、地面の上を走るという。
    まわりの人たちは、彼女たちが走りきれるか気になる。
    空を自由に飛べるのに、地面を走る人はやはり気になるのだろうか。

    ・小さな帝国/服部文祥
    陸上のマスターズで、かつて高校で同級生だった前田を見つけた主人公。前田とは同じ女子生徒を巡って想いが交錯した過去を持つ主人公。
    800メートルという中距離で、主人公と前田は久しぶりの対決をする。
    かつては全然歯が立たなかった前田に、最後は競り勝つ主人公だが、前田はどこかあっけらかんとしていた。
    多分、心では抜いて無さそうだな。

  • アンソロジー。走ることが気持ち良さそうに思える話ばかり。私は走らないが。

  • 14人の新進気鋭の作家たちが、Number Doに寄稿した「走ること」に関する短編集。走る気になる作と、ならない作があるが、作家さんたちがランナーという訳ではないので仕方ない。でも、その著者なりの「走る」ということの考え方がなんとなくわかり面白かった。

  • 未読の作家のたくさんつまったオムニバス。それぞれの作家の傾向と実力の片鱗がうかかわれて楽しい読書だった。
    走るということは苦しいけど楽しい。そんなテーマに集まった作家たちの目の付け所がみどころか。

  • Number Doに連載されていた
    「走る」をテーマにしたアンソロジー

    ある意味読書の対極にあるものが題材ということで、
    なかなかおもしろい切り口だなと思い。

    14本の短編のうち、良かったのベスト3は
    「パン、買ってこい」 中田永一
    「ベランダと道路」 柴崎友香
    「リスタート」 恒川光太郎
    ですね。結局はどれも気持ちよく走ってる感じだったから!

  • 「走る」をテーマに14人の作家が競作。
    日々のランニングのモチベーションが上がるような疾走感あふれる作品が収録してあるのかと思いつつ手に取りましたが、そこは実力派の先生方。凡人の思い通りにはいきません。思わず膝を打ち、唸ってしまうような「走る」小説が並び、裏切られました(喜)

    14本どれもが個性的で、未知の作家さんとの出会いも。もちろん、苦手な話もありましたが、それも出会いです。
    お気に入りは「パン、買ってこい」(中田永一)、「桜の並木の満開の下」(遠藤徹)、「誰にだって言いぶんはある」(桜井鈴茂)


    人生の半分は現実ではないと彼は思う。
    なぜならば精神が摂取するものの半分以上が、現実ではないからだ。(「リスタート」恒川光太郎)

  • 【あなたは走っていますか? ラン小説アンソロジー】人生には、走るシーンがつきものだ。中田永一、東山彰良、柴崎友香など、十四人の多彩な作家が腕を競う異色のラン小説アンソロジー。

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著者プロフィール

東山彰良(ひがしやま・あきら)
1968年台湾生まれ。2002年「タード・オン・ザ・ラン」で第1回「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞を受賞。03年同作を改題した『逃亡作法 TURD ON THE RUN』で作家デビュー。09年『路傍』で第11回大藪春彦賞。15年『流』で第153回直木三十五賞。16年『罪の終わり』で第11回中央公論文芸賞を受賞。近著に『ありきたりの痛み』『僕が殺した人と僕を殺した人』、リレーミステリーアンソロジー『宮辻薬東宮』にも参加している。

「2017年 『女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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