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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167909123

作品紹介・あらすじ

あなたは走っていますか?人生には、走るシーンがつきものだ。中田永一、東山彰良、柴崎友香など、十四人の多彩な作家が腕を競う異色のラン小説アンソロジー。

感想・レビュー・書評

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  • 14人の作家によるアンソロジー。
    読んだことあるのは中田永一・柴崎友香・古川日出男・恒川光太郎・東山彰良。
    読んだことない佐藤友哉・町田康を足してようやく半分。
    あとの半分はまったくの初見。さて。

    **追記
    作家名は覚えてなかったけど、作品は聞いたことある人が2人。
    後は兼業の方が多いので、知らないのもしょうがないか、といったところ。
    短すぎるせいか、「これいいな」ってのはほとんどなかった。
    タイトル見ても思い出せない。
    思い出せるのは変な話でポカンとしたやつとかで。
    もしかしたら、15分くらいのラジオドラマとかで流れてたらちょっといい感じなのかもしれないが。
    そういう微妙さだった。

    イラスト / オオクボ リュウ
    デザイン / 城井 文平
    初出 / 『Number Do』Vol.13,14,15,17,18,19,20,21,22,23,24,25,26,27(2014Winter~2016.11)、『へんてこな この場所から』(2015年12月・文遊社刊所収)

  • スポーツ雑誌 NUMBER Doに連載されたランを題材にした短編小説を集めたアンソロジー。

    ランナーではなく、ランを題材にしているってのがポイント。王道に走る楽しみを描いた小説だけではなく、走ることがイヤになる小説、走らされる小説等各種色が揃っている。出来もマチマチで、トータルで評価すると凡作ってことになってしまうなぁ。アンソロジーはそこが難しい。

    好きな作品は
    「パン買ってこい」中田永一
    「ホープ・ソング」王城夕紀
    「桜の並木の満開の下」遠藤徹

    どれも結局はちゃんとランに目覚める人の話だった。
    読み手によって好みは絶対分かれるだろうなぁ。

  • 走るがテーマですと言われて作家は書くのだろうか?
    走らないこと、走ると飛ぶを比べる人、追いかける人、
    いろいろ読めて面白かった。

    俳優の岩松了のが、なんか後味ぞくっとする。

    「熊の夜戦」
    「いびきが月に届くまで」
    「パン、買ってこい」
    もよかった。

  • ランニングを軸にしたアンソロジー。気楽に読もう!!

  • 22:短編アンソロジーならではのテンポの良さ、作風の違いを楽しめるのが良かった。トップの中田永一さんのがダントツに良かった〜!読んでるとめっちゃ走りたくなるし、走れるつもりになるのが不思議。

  • アンソロジー。走ることが気持ち良さそうに思える話ばかり。私は走らないが。

  • 14人の新進気鋭の作家たちが、Number Doに寄稿した「走ること」に関する短編集。走る気になる作と、ならない作があるが、作家さんたちがランナーという訳ではないので仕方ない。でも、その著者なりの「走る」ということの考え方がなんとなくわかり面白かった。

  • 未読の作家のたくさんつまったオムニバス。それぞれの作家の傾向と実力の片鱗がうかかわれて楽しい読書だった。
    走るということは苦しいけど楽しい。そんなテーマに集まった作家たちの目の付け所がみどころか。

  • Number Doに連載されていた
    「走る」をテーマにしたアンソロジー

    ある意味読書の対極にあるものが題材ということで、
    なかなかおもしろい切り口だなと思い。

    14本の短編のうち、良かったのベスト3は
    「パン、買ってこい」 中田永一
    「ベランダと道路」 柴崎友香
    「リスタート」 恒川光太郎
    ですね。結局はどれも気持ちよく走ってる感じだったから!

  • 「走る」をテーマに14人の作家が競作。
    日々のランニングのモチベーションが上がるような疾走感あふれる作品が収録してあるのかと思いつつ手に取りましたが、そこは実力派の先生方。凡人の思い通りにはいきません。思わず膝を打ち、唸ってしまうような「走る」小説が並び、裏切られました(喜)

    14本どれもが個性的で、未知の作家さんとの出会いも。もちろん、苦手な話もありましたが、それも出会いです。
    お気に入りは「パン、買ってこい」(中田永一)、「桜の並木の満開の下」(遠藤徹)、「誰にだって言いぶんはある」(桜井鈴茂)


    人生の半分は現実ではないと彼は思う。
    なぜならば精神が摂取するものの半分以上が、現実ではないからだ。(「リスタート」恒川光太郎)

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著者プロフィール

1968年台湾台北市生まれ。9歳の時に家族で福岡県に移住。 2003年第1回「このミステリーがすごい!」大賞銀賞・読者賞受賞の長編を改題した『逃亡作法TURD ON THE RUN』で、作家としてデビュー。 09年『路傍』で第11回大藪春彦賞を、15年『流』で第153回直木賞を、16年『罪の終わり』で中央公論文芸賞を受賞。 17年から18年にかけて『僕が殺した人と僕を殺した人』で第34回織田作之助賞、第69回読売文学賞、第3回渡辺淳一文学賞を受賞する。『Turn! Turn! Turn!』『夜汐』『越境』『小さな場所』『どの口が愛を語るんだ』『怪物』など著書多数。訳書に、『ブラック・デトロイト』(ドナルド・ゴインズ著)がある。

「2023年 『わたしはわたしで』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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